捨て猫・2022-07-01
87猫
猫の独り言日記
僕が自分のことを嫌いになった時でも
君は僕のことを好きでいてくれた。
僕だけがそう思ってたのかな
自分の手で切った糸を
結び直すの
あの青く澄んだ綺麗な水は冷たいけど
君のように、暖かい気がした。
君がいなくなってから初めての夏祭り。
一緒に行ったことは無かったけど、
行きたいなとは思いました。
あの瞬間はわたあめの様に甘く、
そして溶けて消えて無くなった。
なんでだったんだろうなぁ。
君にとって僕はそんなに魅力的だった?
…そんなわけないか。
もう悲劇のヒロインぶるのは
嫌だったんだ。
この世界が終わる時には
僕と一緒に踊りませんか?
もう会えないなんて言わないで、
いつか、また笑い合うことが
許されたなら。
届かない夢に縋って
青空は遥か遠く
もう二度と会えぬ永遠と、
花束を君に。
戻ってきた時に僕の居場所はもう無くて。
来週は君の誕生日。
愛おしい。
君以外の人が悪に見える狭い世界で
僕は生きている。