優菜・2021-02-12
TKくん
T君(同い年の男のコ)
久しぶりにひとりじゃない状態で眠った。
あったかくてなんだか幸せだった。
なかなか寝付けないのはきついけど。
寝ていて無意識下で
どんどん私に近づいてきてくっついてるとか
背中から伝わるあったかさとか
そういうのを感じると
愛されてる…?とか思っちゃいそうになるけど。
好きのその先があれば安心できるのに。
愛されてるのかな、なんて。
勘違いしてしまう。
車から夜景が見えるそんな場所で。
何かを考えながら少しの沈黙の後に。
「好きだよ。」
なかなか言わずにやっとキミから出たその言葉。
少し照れながらだから
どこか居心地がわるそうな、
落ち着きのないキミ。
それが初めての好きの言葉。
「優菜。」
信号待ちの時に言われて顔を向けると。
「好きやで。」
そう言ってくれたけど
またまた照れ隠しで関西弁になるキミ。
「好きやわ。」
うちに着いて車の中で
今日初めて抱きしめられて
耳元で言われたその言葉。
キミの心に初めて触れたような、
そんな気持ちになった。
誰かに好きって言われるのが
久々すぎてこんな感覚だったっけ?って。
たしかに幸せなんだけど
でもまだ100%はのめり込めないでいる。
だからなんの答えも出してない。