いくら探しても
どこかにはないんだ
それはいつもここに
円環する道の途上
こころ強く
外側はやわらかく しなやかに
蝶番・2023-09-19 #call*
動き出せないなら
そのまま抱えてていいんだ
小脇にさ あえて気軽な感じで
ずっと考え続けなくてもいい
時々下ろして、ちょっとだけ考える
しっくりこなかったらまた抱える
その繰り返し
そのうちモヤモヤする
えいや、って投げ捨てたくなる
そうできるならそれもいいさ
ご飯を食べて ゆっくり歩く
本を眺め 歯を磨く
日々を重ねながら 下ろしては抱え
抱えては下ろしを続けるうち
ふっ、と足が一歩出る感覚
顔を上げると世界にいた
風が吹き抜けていく
わたしの時間を刻む
時計は光を知っている
彼方の朝を運ぶのは
寄り添うわたしと覚悟するわたし
他の誰でもないわたしたちの
蝶番・2023-10-05 #call* #self-portrait
触れた
と思ったのも束の間
丁重にご遠慮申し上げられた気分
じゃなくて事実か
面白いなぁ…
面白い
人間の反応って
ても どうせなら閉じないで
違うなら言いつのってよ
予定調和をぶっ壊
さないまでも
無遠慮に飛び越えて
来るものをいつだって待っている
んだよ、たぶん わたしも
蝶番・2023-09-21 #call*
新しいことが控えてるとき
どうしても眠れなくなってしまう
もう慣れたから
ことさらに嘆かない
そんなに追いつめないで
あたたかいお茶でも飲んで
昔話でもしようか
わたしは早寝の子どもだったけど
ノンタンなら、おやすみなさい
せなけいこなら、ねないこだれだ
ふしぎな世界が好きだった
みんなはどうだったかな?
どんな絵本が好きだった?
蝶番・2023-08-26 #call*
恵まれた物語だったと思う
願いが直線に叶ったわけじゃない
わらしべ長者みたいに
交差した縁が先々で手を取り
細く道を拓いていった
思い描いた小さな夢は
ひとつまたひとつとあきらめたけど
とりあえず歩いた
何もしないでいるなんてできなかった
だからきっと
何もかも放棄するのじゃない限りは
どこかにたどり着くよ
そしてそれは悪くもない眺め
蝶番・2025-02-18 #analysis #recollection #call*
必要のあるものしか必要ないんだったら
わたしのある必要もない
きらきらにも届かないチカチカ
その光の粒
確かに今、わたしを打った
蝶番・2025-05-15 #scenery* #call*
明日は満月だそうです
やさしい嘘をつけるのが
あるべき大人なら
わたしはどうしようもなく子どもで
せめて目を伏せて
あなたの美しい暗号を口ずさむ
そうやって
夜をつないできた
きっとみんなも
蝶番・2023-08-30 #call*
いかにも綺麗事に見えるフレーズが
絶望をくぐり抜けた末の境地だったりする
言葉を適切に用いるのは難しい
でも、正しく受け取るのはもっと難しい
蝶番・2024-12-31 #discovery #call*
同じように不規則に打つ心臓だけど
足取りはずっと力強く
沈丁花の蕾がこんなに濃く
たくましい形だなんて知らなかった
なりたい自分にぴったりはまる
未来は無いだろう
これまでも きっとこれからも
四角い箱開け放せば枠が残る
その中でより好きなものを探す
そんなふうに生きてきた
できること探して
みんなもきっとそうなんじゃないか
足元にはれんげナズナ
雲間から青がのぞいて
春はもう来てたよ
蝶番・3日前 #discovery #scenery* #call*
できなくなっていくのも変化
できなくなっていくのも成長
好きに呼べばいい
概念はあなたを支える魔法でいい
蝶番・2025-01-28 #call*
ゆっくり泳げるくらい回復したら
みんなの泡を
片端から含んで潤す
同じくらいの軽さで十分
が免罪符にはならないとわかってる
罪悪感と背徳感にやんわり包まれながら
泡を吐き続ける
そういうつなぎかたもあるのかな
蝶番・2024-07-20 #call* #diary*
望みを絶たれた
一点しか見えない
あなたの肩にも
やわらかい風がまとわりつく
他はいっさい変わらず
その苦しみだけ取り除かれる
それだけが成就じゃない
少し譲って
息をつないで
見渡せば
きっと感じられる
軽くなったその色が
蝶番・2024-01-30 #call*
意味を求めても
捨ててもいい
息をしやすいように
眠りやすいように
あなたのいいように解釈して
筋なんて通さずに
歪んでも
裏腹でも
蝶番・2025-01-04 #call*