#あの人

君の『隣』は僕だけがいい。


他の人が『隣』にいるのは見たくない。

大切な人を亡くした君の哀しみと絶望

逝きたいも 生きたいも 君の心の聲

僕の傍に居て あの人の傍へ逝かないで

だってあの人は貴方と違って

魔法が解けても愛してくれたの

初めての通学路

同じ制服を着た見慣れない人

この光景正直何回も見た

未だに慣れない

この何とも言えない

ワクワクと緊張が入り交じった感じ

それと


登下校を共にしていた

あの人が僕の隣にいない寂しさ。

数日前修了式の中に離任式があった。

今までの二年間ずっと

私が好意を寄せている先生が

離任式で居なくなることはなかった


あと一年。居なくなることはきっとない

そう思っていた


｢この学校から去られる先生を紹介します。｣

校長が次々と先生達の名前を呼んでいく

｢＿＿以上。｣


離任する先生達の名前を呼び終わる頃

私はもう既に泣いていた。


｢先生が居ないと私、｣


泣きたくないという思いはあったものの

そう簡単に涙が止まることはなかった。

先生がいないこの学校で

私は最高学年としてやっていけるのか。


そんなことを考えている内に

修了式が終わった。


私は下校途中で

忘れ物をしていることに気が付いた。

急いで2年1組の教室に入った


｢どうしましたか？｣

今1番会いたくない人が＿＿


あの先生が教室に居た。

｢えっと、忘れ物を取りに。｣


｢離任式で泣いていましたね。

誰か離任して欲しくない先生でも＿｣


｢先生ですよ！！｣

思わず大声を出してしまった。


｢あ、その、、｣


その声に驚きつつも

先生はこう言った。


｢ここを離れるのは悲しいものですが

寂しがられるの案外嬉しいですね。｣


あー。

きっと私の前には

先生以外に好きになれる人なんて


現れることないな。


私はそう思いながら

すっかり忘れていた忘れ物を手に取り


涙が溢れぬように

ゆっくり帰った。

"どうしてもあの人が好き"と

泣いたあなたは知らない

私も同じ様に泣いていること

あの人が私だけを

見てくれている過去を

夢でもいいから

少しでもいいから

観させてよ

『あの人は心に残るから』って

無愛想な顔も不機嫌そうな声も

冷たくて優しかった手のひらも

もう、薄れていく一方なのに

夢見た眠り姫

君の想いは毒林檎のよう

やさしい気持ち
飛んでいけ
あの人の元に
希望を乗せて

頬をかすめて
愛情が溢れてゆく

ただ　そこにあるのは
真心だから

冷たかったあの人は今日だけ優しかった。
また優しくしてくれたらいいな。

｢あの人｣で思いつくのは

もちろん｢あの人｣

貴方を好きになった事。

後悔してるかもな。

だって

あの人の事を

好きなままでいれば良かった

そうやってずっと考えちゃう

桜の下で想うこと🌸

あの人は
ちゃんと春を感じてるかな🌸

あの人は
どうしているかな

その優しさは
偽物だったかもしれない
けれど
それでも一瞬のしあわせを
くれた

そんなあの人は
いまどこで
何をして

どんな顔をして
生活しているんだろ