#さよなら僕の幸せ

さよなら哀を愛と間違えた僕
ｶﾅ　　　 〜
出逢いは愛しい結末で溢れてた

何度「これが最後」と誓っただろう

進めば進むほど崩れていくだけなのに

またひとつまたふたつ

過去の傷が癒えないまま

絆創膏が貼れないまま

遠くへ行きたいと

国外へと旅立つ少年

13便の聲が消えた

手放した幸せの戻し方

純粋だった頃の気持ち

外を見渡しても

心を覗いてみても

あの日の君はもう居ない

さよならと哀を奏でたなら

またねの音色に焦がれないで

過ぎ去った熱にさよなら

あの日の僕らに戻れない

思い出したら泣けてくるような

苦い想い出はいつまでも消えないの

叫びたい想いは

泡沫に詰めてさようなら

苦しいことは途絶えないさ

度々重なる現実に背を向けて

幸せだったなんて泣くんでしょ

懐かしさで締め付けられるのは

きっと幸せだった証拠なのでしょう

風に揺られて涙に霞む

視線の先に君がいたんだ

今咲いてる桜が散り終わったら

本当にさいごかもしれないね

花も木も空も海も夜も星も

私も君もあの子もあいつも

春も夏も秋も冬も

記憶も想い出も

それぞれに出会いと別れがあって

知れない何十倍の想いもあって

それが人生なんだなって