NOTE15 書くとココロが軽くなる はじめる

#モノガタリ

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全53作品 ・

(君)が私のことを

《嫌い》だった日からの
       
“あの夏”から『夕暮れ』の

〔奇跡〕の【大逆転】モノガタリ


ーーーなんてねーーー

翠齊_.・2021-07-14 #嫌い #ポエム #独り言 #好き #モノガタリ #こんにちは #タグお借りしました #君が私のことを好きになるまで #時の流れ #夏恋 #期待させないで


『大嫌いな君への宣言』
ー第1話ー




------------------

私の名前は、奏。
かなで、って読む。
ある男子に、片想いしてる…。
叶わない片想いを、ね…。
叶わない理由は、おいおい説明するとして。
そいつの名前は、響也。
きょうや、だよ。
私は4年生で響也と初めて
同じクラスになって、
好きになったんだよね…。
そして今私は6年生。
幸いなことに、
私は3年連続響也と
同じクラスなんだよね。
あっ…

響)おーい、奏!

噂をすれば。

奏)なんー?
響)お前って馬鹿だよなぁ!
奏)るっさい!

と言いながら頭をパシッ、とはたく。
いや、お前のが馬鹿だろう。
アホか。
うんにゃ、アホだわ。

響)痛ってー…。いやいや、本題はこんなくだらないことじゃないんだ

あ…
自分でもくだらないと思ってたのね…。
よし、そこだけは正常だね。
うむうむ。

響)実はな……
奏)うん
響)な、なんと……!
奏)うんうん……!
響)この度我が5年1組に、転校生が来るぞ!
奏)………。
響)どうだ、どうだ!?凄くね!?
奏)……いや、知ってるし。
響)えーーっ!!なんで知ってんだよお前!
奏)や……。だって私、学級委員だよ?
響)あっ……
奏)棚田先生から来ることは聞いてるの。
響)えー、何だよーつまんねーの。
奏)つまんないってwひどない?
響)ひどないひどない。

キーンコーンカーンコーン……。

奏)あっ
響)チャイム鳴っちったなー
奏)座ろー

ガタガタガタガタ……。
カタン。

ふぅ。アホらし。
でもやっぱ、話してると楽しいんだよなぁ。
う~ん。
転校生かぁ…。
どんな子までかは、聞いてないからなぁ。
女子かな、男子かな。
響也には隠してたけど、
そこそこに楽しみなんだよなぁ…♪

日)きりーつ

ガタガタ…。

日)れーい
日)おはようございまーす
皆)おはようございまーす
日)ちゃくせーき

ガタガタ…。

先)それでは、転校生を紹介する。はいれー

ガラガラ…。

先)転校生の、渡辺美波さんだ。仲良くするように。
美)渡辺美波です!皆さんと仲良くできるように頑張ります!どうぞよろしくお願いします!

おぉぉ…。
女子だぁ…。
おぉぉ…。
しかも女子力高そうだぁ…。
仲良くなってみたいなー…!
ちらり、と響也の方へ視線を向ける。
私の号車のお隣の号車の1番後ろ。
眠そうにしてた。あくびしてる。ふふ。
ちょっと、不安かな……。
パッと前を向く。
前向いてなきゃ、注意されちゃう。

先)席は、今出の隣だ

っっっ……!
響也の名字は、
今出だ………。
そんな……!
と、となり…。
仲良くなっちゃうの、かなぁ…。

響)うぇー、センセーそれは無いよー。1人席、気楽で楽しかったのに~。
先)仕方ないだろ、今出。うちのクラスで1人席、お前だけなんだから。
響)ぶーぶー
美)ふふっ…。
響)ほらー、渡辺さんも呆れちゃってますよ、センセー。
先)もういいだろ。とにかく、隣は決定事項だ。分かったな?
響)ぶーぶー、…まーいですよー。
先)という訳で、渡辺。今出の隣だ。困ったことがあったら、そこにいる学級委員の伊賀に頼れ。
奏)あっ……、私、伊賀奏!いつでも頼ってね…!
美)伊賀さん、ありがとうございます。
先)ではこれで朝の会を終わりにする。日直!
日)きりーつ

ガタガタ…。

日)れーい
日)ありがとうございましたー
皆)ありがとうございましたー
日)ちゃくせーき

ガタガタ…。

先)じゃ、1時間目から頑張れなー

ガラガラ…。
ピシャン…。

ふぅ。
転校生は、響也の隣か……。
そっか…。

------------------

あ、へんなとこで終わりにしちゃいましたかね?
少し長くなってしまいました(笑)
楽しんでいただけたのであれば、幸いです!
第1話、ここまで読んでいただき、
ありがとうございましたー!!

でわっ!

海華#超低浮上・2018-11-07 #大嫌いな君への宣言 #モノガタリ

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に53作品あります

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『大嫌いな君への宣言』
ー第9話ー

------------------

響)……………。

はらり、と奏の顔に髪の毛がかかる。

どうしようか。

はらってあげようか。

でも、触れたら___


“また倒れるんじゃないか”


その事しか頭に浮かばない。

もし俺が原因だったとしたら。

触れない方が奏のためなんじゃないか、

そう思ってしまう。

関わらない方が、

良いんじゃないかって。

杞憂だ、って言われそうだな、海斗に。

保)少し入るわね。

シャっ、と先生がカーテンを開ける。

保)今出君が知ってる事を教えてくれないかしら。ある程度は原因を特定したいからね。
響)はっ、はい…。
保)じゃ、話してくれる?
響)はい…。僕が知ってるのはその前の休み時間は元気だった事と、倒れる直前に凄い顔が青かったことです。あと、激しい頭痛があるそうです。
保)そう……。分かったわ。
響)な、なにか、分かりましたか…?

自分でもオドオドしてるって分かる。
情けないって思う。
これだけしか出来ない自分が。

保)おそらく、病気とかではないわ。おそらく、眠れなかったりしたのが続いて、頭痛が起きたのだと思うわ。
響)じゃ、じゃあ……、なんでこんなに急激に悪化したんですか?
保)ストレスね。

……ストレス。
心と体を蝕むもの。

響)ストレス、ですか…?
保)えぇ、そうよ。ストレス。ストレスくらいは分かるでしょう?
響)分かります…。
保)そうね…、おそらく、今日中に何らかのストレスが、しかもかなりのものが。あったんじゃないかしら。
響)今日、ですか……。

今日。
奏は。
俺と海斗としか話していないはず。
それはつまり………………。
原因は、俺か海斗ってことだ。
それしか、ないと思う。
やっぱり、杞憂なんかじゃなかった……。

保)えぇ、今日よ。あ、じゃあこれで。

シャっ、とカーテンを閉め、出て行った。

響)ごめんな、奏………。(ボソッ)

あ。ふと、声に出していたらしい。

奏)ん…………。

やべ、起こしちまったか?
もしコレで起こしちゃってたら、申し訳なさすぎる。

奏)たっ………くん…………。

!?
コイツ…………、今、なんて言った?


“たっくん”?


聞き間違いじゃないのなら、そう言ったはずだ。
なんで奏は。知っているんだ?


俺の、昔のあだ名を。


しかも、ある1人の子にしか呼ばれてなかった。
呼ばせてなかった。
その子が付けてくれた大事な名前だったから。

俺は幼い時……、5歳だったかな。
自分の名前が、大嫌いだった。
そして…、好きな子がいた。
5歳なりに、好きな子がいた。
俺はその子にだけ、自分の名前が嫌いだということを言った。
引かれるのかな、なんて思っていたけど…。

“じゃあ、たっくん、って呼ぶね!”

そう、言ってくれた。
それから、ずっと他の奴には呼ばせなかった。
多分、同じ幼稚園の人、この小学校にいないし。
幼稚園の時に違う人に呼ばれたら怒ってたし。
その子も、小学校違うと思うし。
だから、だからこそ………。


奏が知ってるはず、ないんだ。


キーンコーンカーンコーン……。

はっ。もう、こんなに経っていたのか。
随分と考えてたらしい。
2時間目、終わったな。
クラスの人、来るのかな…。
本音を言うと、絶対に来て欲しくない。
この空間を邪魔されたくない。

響)奏…………。

もぞ、と奏が動く。

響)だいすきだ……。

届くはずないのに。
眠ってるから。
届かないと知っていて。
俺は呟いたんだ。
届かないから。
届かなくてよかったのに。
なのに。なのに………!

奏)え……?
響)奏!?
奏)何が……、大好きなの?

俺はどうも、喋りすぎたらしい。
今日は。
厄日かな?

響)はは…………。

そんな言葉しか出なかった。

------------------

第9話、以上でしたー!
昨日は、色々重なって投稿出来ませんでした、ごめんなさい。

どんどんヒートアップしてく、奏と響也!
どうぞこの先もお楽しみに!

でわっ!

海華#超低浮上・2018-11-17 #大嫌いな君への宣言 #モノガタリ


『大嫌いな君への宣言』
ー第3話ー

------------------

こんな事で心が乱れて、
先生に注意されるなんて…。
私じゃないみたい…、どーしよ。

?)大丈夫、奏?
奏)あっ、うん。大丈夫だよ、ありがとう海斗。
海)はは、それなら良かった。さっきからなんか奏らしくなくてさ。心配になった

彼は若林海斗くん。
私のお隣さん。
響也と中が良くって、そこそこに話すことがあるんだ。
今みたいに心配してくれたり、凄い優しいんだよね。

海)転校生さんのこと、見てたの?
奏)う、うん…!そうだよ!!

ドキッとした。
響也の方向いてたの、バレてたんだ。
でも、見てたのが転校生さんだって勘違いしてくれて良かった…。
私の好きな人、海斗は知らないもんね。
いや、転校生さんも見てたよ?
ってか転校生さんを見てたんだよ??

海)先生に怒られるなんて。奏らしくないね。
奏)う…うん
海)転校生さんに何かあったの?
奏)あ…あぁ!そうそう!そうなの!
海)何があったの?
奏)え、えと…。そ、そう!さっき会ったばっかなのに、もう響也と仲良くなってたの!響也なんて、もう名前で呼び捨てにしててさ…!
海)ふーん…
奏)驚いちゃって、ボーッとしちゃったんだよね!
海)へー、そうだったんだ。

なぜだろう、どこか海斗が不機嫌っていうか…
すねてるみたいな顔してる。
どうしてかな?
うーん。
聞くのはなんか、無神経だし。
………あれ?
心無しか顔が赤い?
もしかして……。
もしかするかも……!

奏)もしかして、海斗さ…。
海)ん?どうした?
奏)転校生さんに一目惚れした?
海)!!ゴホッゴホッ…。
奏)あっ、大丈夫!?
海)ごめんごめん。直球だね…。
奏)えっ、その、えと…。
海)ま、奏に隠し事なんてやっぱ無理だね。

お…?
って…ことは?
まさかのまさかの……??

海)奏、だいせいかーい。俺、転校生さん…。いや、美波さんに一目惚れしちゃったんだよね。……女々しいかな。
奏)全然女々しくなんてないよ!!ついに海斗にも……春が来たね
海)そんな言い方やめろや!
奏)てへへ
海)……んで、なんで分かったの…

ふふ、めっちゃ照れてる。
おもしろーい(*´罒`*)

奏)なんか、響也が転校生さんの事呼び捨てしてるーって言ったら、海斗が不機嫌みたいな感じになったから…もしかしてと思って。
海)え、そんなことだけで?
奏)うん
海)やっぱ奏にはかなわんわ。そんなことだけで見抜いちゃうなんてさ。
奏)褒めていいよ
海)褒めんわ!……あーでも勘は鋭いよね、昔から。
奏)そんなに褒められても~//
海)そんな褒めてない!
奏)ははははは

やー、おもしろいおもしろい。

奏)ねぇ、その恋さ……。
海)うん
奏)手伝わせてくれない?
海)えっ!?いいの!?
奏)モチのロン!奏様に二言は無いよ~(。-∀-。)
海)じゃあお願いします奏様
奏)よろしい。助太刀してやろう。
海)ありがとな…。
奏)どーいたしまして。

さぁ、そうと決まったら行動だ!
……………あ
何すればいいんやろ……。

------------------
第3話、以上でしたー!
読んでくれる方、ありがとうございますー!!
感謝しております!

これからも頑張らせていただきます、
でわっ!

海華#超低浮上・2018-11-09 #大嫌いな君への宣言 #モノガタリ

『大嫌いな君への宣言』
ー第4話ー

------------------

手伝うと言ったものの……。
何すればいいの!?
いや、分からないんだけど!?

キーンコーンカーンコーン…。

はっ。
いつの間にか、授業終わってた!?
やば………。
………ノート取ってない(-_-;)
どしよー。
……ん?
これを、利用すれば、いいのでは?
上手くいくのでは?
…うん、そうと決めたら行動だ!
とりあえず…。

奏)さっ、海斗!響也のせき…じゃなくて、転校生さんの席へ行こう!
海)はっ!?いきなり!?っていうかまだクラスの皆がいて話せないじゃんか!!
奏)あらホント。
海)あら、って…。
奏)ごめん~(笑)
海)とにかく!
奏)ん。
海)今は無理だから!!OK!?
奏)はーい。……ならさー。
海)うん?
奏)帰りの会くらいには、人減ってるよね
海)奏さん………?まさかとは思うけど……
奏)帰りの会の時に席行くよー!!
海)やっぱり!!嫌な予感したわ!
奏)これ決定事項だから!!(*`ω´*)ドヤッ
海)うぅ……。分かったよ…!
奏)お?物分りいいねー!
海)こうなったら奏が、てこでも動かないのは知ってるからさ…。
奏)あはは、そうだねー!

実は、海斗は2年生の時にも同じクラスになっていて、響也よりも知り合ったのは早いんだ。ふふ。
あ……。
転校生さんの席に行けないってことは、
響也の席にも行けないってことで…。
帰りの会まで……話せないってことだ。
まじかー。帰りの会まで、持つかな。
やばいかもしれないなぁ…。

バシッ!

痛ったー!!
頭叩かれた!
誰!?

奏)ちょ、誰!?
?)あはははは!
奏)えっ……響也!?なんで!?
響)来ちゃ悪いか?
奏)え、いや、そういう訳では…。
響)どこに行くかなんて、俺の自由だろーが。
奏)むぅ…、ごめん…。
響)素直でよろしい。
奏)もう…。んで、なんか用あるの?
響)あぁ。用っていうものじゃないんだけどな。
奏)ふむ。なに?
響)奏、授業中に俺の事見てたろ。

はぁぁぁぁぁーー!?
気づかれてたのーーー!?
信じらんない……!!
何で気づかれてたの!?
え!?
なんで!?ホントになんで!?
…いや、待てよ奏。
ハッタリの可能性だってある!!
よし、そういうことにしよう!!

奏)何言ってんの、馬鹿が。アンタのことなんて、見てる訳ないでしょ。
響)えーっ、うっそだー!
奏)ほ・ん・と・う・で・す!
響)だってこっちの方向いてたじゃん
奏)転校生さんの様子見てたんです~!
響)マジかよ!くっそぉ……
奏)自意識過剰も程々に~(。-∀-。)
響)うぜー( ´Α`)
奏)ふふふふふっ

あぁー、良かった…。
なんとか誤魔化せたよ……。
危ういところだったね、はぁ。
まだ響也は、『チクショー( -᷅_-᷄ )』
とかなんとかぶつぶつ言ってる。

海)そういや響也さー、もう転校生さんのこと名前で呼び捨てしてるらしいじゃん?
響)うわっ、海斗、それどこ情報?w
海)奏だよ~
響)おい奏!何言ってくれてんだよ!ってかいつ知ったんだよ!
奏)授業中。
響)はっ∑(‘0‘)!まさか、さっき転校生見てたって時に……。
奏)そのとーり。その時に軽く会話聞こえてたんだよね~。
響)ふざけんなし~!!
海)ってことは呼び捨てで呼んでるんだ。
響)うげ……まぁ、そうだよ。
海)ふーん……。本当なんだね
響)どうかしたか、海斗?
海)…いいや、何でもないよ。
響)そうか。それならいいんだけどさ。
海)なぁ、響也、どうしてそう呼ぶようになったの?この短時間でさ。
響)えっ…………それは…………。

響也がバツが悪いような顔をする。
言えないことでもあるの?
あの子とだけの、秘密なの?
やっぱり響也にとって、
あの子は特別な子なの?
やっぱり、私のことは……………。

------------------

第4話、読んで頂きありがとうございましたー!
お楽しみいただけましたでしょうか?

楽しんで頂けたのであれば、
とっても嬉しいです.。゚+.(*''*)゚+.゚

引き続き宜しく御願いします!



でわっ!

海華#超低浮上・2018-11-10 #大嫌いな君への宣言 #モノガタリ


『大嫌いな君への宣言』
ー第12話ー

------------------

まぁ、その。
なんていうかさ。
色々、省略しようと思う。
なんかたくさんあったから。
簡潔に。短く。

今日の朝、転校生がやって来た。
渡辺美波さんって名前。
言ってしまえば、俺は一目惚れした。
なんか……、薔薇でも咲いたのかってくらい、俺の中の世界が色付いたって感じ。

そんで、まぁ…。
あっけなく、奏にバレた訳だが。
皆、美波さんに興味があるのは同じらしく席に人が集まっていたから、話に行けなかった。
響也の隣だから、行こうと思えば行けるのに。
あー、俺の意気地無し。

2時間目。
奏が、倒れた。
響也が介抱して、保健室まで連れてった。
大事そうに。まるで好きな人を抱くように。
おっと。この事は秘密だった。
俺は皆の気が動転してるのをいい事に…
美波さんの事を見てた。
自分でも不謹慎だと思う。
でも、連れてったのが響也だったし。
お姫様抱っこだったし。
いや、これは関係ないか?
でも、響也なら奏を任せて大丈夫だろうという安心感というか……確信があったから。
だからといって、見てていい訳では無いんだけどね。はは。

その後、変な空気の中、授業は再開したわけなんだが。
響也が、いつまでたっても戻ってこないという訳で。
俺ら……まぁ、奏の隣と響也の隣の席の人が保健室に向かわされたのだ。
つまり、俺と、美波さん。
思ってもみなかった。
こんな事で接点が持てるなんて、さ。
そして、今―――保健室へ向かってる。
その………2人きりで。

美)………。
海)……………。
美)……えっと、その。
海)はっ、はい

ぐっ、返事失敗した…。

美)は、はじめまして
海)は、は、はじめまして
美)えと、その…、渡辺美波です…。
海)……もちろん知ってますよ。俺は若林海斗って言います。
美)あっ!
海)はい?
美)響也君の親友さんですよね?
海)親友……まぁ、そうですね。^^*
美)響也君から話を聞いていて、喋ってみたいなーって思ってたんです!!
海)へぇ、そうなんだ!…じゃあさ、この敬語止めないかな?

あー、言っちゃった。
変って思われるかな?
凄いドキドキする…。

美)ふふふ、それもそうですね!じゃあ…

えっ、なにこの笑顔。
まぶし過ぎる………!

美)よろしく!
海)よろしく!今更だね(笑)
美)だね~(笑)
海)なんて呼べばいい?
美)私の事は、美波って呼んでください!響也君にもそう呼ばれてるので!
海)うんうん、了解!じゃあ、俺の事は海斗君でいいよ。はじめっから呼び捨てはキツイと思うし。
美)うん!ありがとう海斗君!!

あっ、待って。やばい。
脳が追い付いてない。
この状況がやばすぎると思う…。

海)ふーーー…………。
美)んん?どうしたの?
海)いや、なんでもないよ…。

俺は苦笑する。
夢みたいで。
顔に出てないよな?
にやけてないよな、俺?

美)あっ、着いたよ。

美波は今日転校してきたばかりなので、俺が案内する形で保健室に着いた。

海)じゃあ、入るか。
美)そうだねー!

俺が、スっと前に立って、ドアをノックする。

コンコン…。

?)はーい

あれ、先生いないのか。
今の声は、多分響也かな?

ガラガラ…。

………えっと。
これは、どういう事なんだ?

えーと。
まず、カーテンは開いていて。
そんで、その奥には奏と響也がいる。
響也は椅子に座っていて、奏はベッドの上で体を起こしている。
奏は、布団を抱えていて。その……、
顔が、心無しか紅い気がする。

響)……えーっと
海)響也に用があってきたんだよ、バカ響也。
響)俺はバカじゃねぇ!
美)戻ってこないから、先生に行けって言われたの、分かったかな?バカ響也君。
響)お前もか、美波…!!俺はバカじゃねぇっての!!!
奏)ふふ……w
響)奏も笑うなよ~……
奏)やっぱり授業行かなかったのダメだったね、ふふ。
響)うるせ…。( ー̀ н ー́ )

響也に何か理由があって残ってたんだと思うから…、後で事情聴取だな、これは。

美)あっ、そうだ!奏さん…、体調大丈夫!?
奏)美波さん、ありがとう。さっきまで寝ていたから、大丈夫になったよ!!
美)そーなの?良かったー。急に倒れちゃうんだもん。ビックリしたなぁ。
奏)ふふふ、ごめんね。心配かけちゃって。
響・海)・・・。
奏)ん、2人ともどうしたの?ボーっとしちゃって。

いやいや。
俺だって、さっき話したばっかなんだぞ?
奏が、なんでこんなに親しそうなんだ?

海)2人って……今までに話したことあるの?
奏・美)ないけど?

うわーっ。
うーわーっ。
ピッタリじゃん。
息、恐ろしい程にピッタリじゃん。

響)なんでそんな仲良さげなんだよ…。
奏・美)んー……。

2人は顔を見合わせた。

奏・美)女子だから?
響)女子こわっ(ボソッ)
奏)なんか言った?(´ω`💢 )ゴゴゴ…
美)なんも言ってないよねぇ?(´罒`)

おぉっ、圧が凄い……w
そんで仲良しすぎる…!!
今日会ったんだよな!?だよな!?

響)ナニモイッテナイヨ
奏)ならいいんですけど~。(¬_¬)
海)…なんだろう、このメンバー。
美)ん?どうしたの?
海)凄い落ち着くね……。
4人)あっ………。
奏)言われてみればそうかも
響)だな
美)不思議なくらいにねー
海)だよな、落ち着くよな!

凄い安心するっていうか…
今までずっと居たみたいな。

響)今日会ったとは思えないな。
美)あーーっ!言おうと思ってたのに!!
響)いやごめんw
奏)うわぁ響也さいてー
響)奏酷くね!?
海)ははっ………。

んあ。声に出てたのか。
すげぇこのメンバー楽しいな…!

キーンコーンカーンコーン…。

4人)あっ。

奏)鳴っちゃった……。
美)サボりじゃん(笑)
響)サボりは初めてなんだけどw
奏)え?さっきのはサボりじゃないの?
響)ちげーよ!
海)んで、どうするの?
美)皆で看病してました、とか
奏)いい訳するの前提!?
響)それ以外なくねw
海)多分ないねw
奏)私は大丈夫だとしてさー、3人どうするのよー。
響)それはおいおい考えるとしてー。
海)響也よく“おいおい”なんて言葉知ってるね。知らないと思ってた
響)それはバカにしすぎだ!!


まぁ、いっか。
楽しいし。
そんなに怒られないだろ。
こんな日々が、ずっと続けばいいのに…。


俺はまだ知らなかった。
違う形でこの願いが叶うなんて、さ。

------------------

第12話、以上でしたー!
この回は個人的に書いてて、
1番楽しかったです(*´ー`)

なんか急に進みましたかね?w
今回はリクエストのあった海斗目線でお送りしましたー★

次回もお楽しみにー!

でわっ!

海華#超低浮上・2018-11-23 #大嫌いな君への宣言 #モノガタリ


『大嫌いな君への宣言』
ー第2話ー

------------------

朝の会が終わった途端
クラスの皆が響也の席、
つまりは転校生の所まで走っていった。

A女)ねぇねぇ、渡辺さん!美波ちゃん、って呼んでもいいかなー!?
B女)あっ、ずるーい!私が先に言おうとしてたのに~!!
A男)おいおいお前ら、テンション高ぇぞ?
A女)それはあんたの方でしょ!デレデレしちゃって~~(。-∀-。)
A男)っっっ、るっ……るっせぇ!
B女)照れてる~w
美)………(・_・;)
響)おらおら、お前らー!
皆)ん?
響)渡辺さんが困ってんだろーが!
皆)あっ……、ごめんね、渡辺さん…!
美)いえいえ…、全然ですよ!話し掛けてくれて、とっても嬉しいですよ!!
A男)やっぱり美波さんは優しいな。うちのクラスの女子と違って。
A女)はぁ!?何言ってんの!!ウザイし!!しかも、何気に渡辺さんのこと名前呼びしてんの!!まだ許可もらってないじゃん!
美)あ…えと……、全然、名前で読んでくれて構いませんよ?
A男)おっしゃぁ!
B女)良かったね…(笑)

キーンコーンカーンコーン…。
あっ、チャイムだ。

奏)はーい、皆。話したいのはわかるけど、1時間目のチャイム鳴ったよー。さっさとはやく準備して、席ついてー!
皆)はーい…。

皆はゾロゾロと響也の席、もとい転校生の席から名残惜しそうにそれぞれの席へと戻って行った。

奏)はぁ………。

思わずため息をついてしまった。
幸せが逃げるとかそんなことは信じていないけど、あんまり良くないかなぁと思って出来るだけしないようにしていたというのに。
なんか、嫌だなぁ。
ふと、響也の席を見る。
仲良さそうに、転校生と話していた。
2人とも、笑顔で。

奏)っっっ……

胸が、えぐられる。
ズキズキと、ズタズタと。
何だろ、この気持ち。
なんとも言えないこの気持ち…。

ガラガラ…。

先)号令、日直!
日)きりーつ
日)れーい
日)おねがいしまーす
日)ちゃくせーき

あっ…社会か。
あんまり、好きじゃないんだよね。
というか、嫌い。
どーにも、好きになれない。
眠くなっちゃうし、授業中。
本当、憂鬱やなぁ…。

先)……であるからしてーー………。

………。
そういや。
響也と、転校生……
どうしてるのかな。
いや、隣が響也だからって、わけじゃないよ?
学級委員として、転校生が馴染んでるかなーって!
学級委員として!
見た方がいいかなーって!
思っただけだよ!!
こじつけとかじゃ、ないからね!!
まぁここら辺で。
先生が黒板を書くために後ろを向いたタイミングで、さりげなーく響也の方を見てみた。

奏)……………!

2人とも、笑顔で。
笑い合って。
そこまで遠い訳じゃないから、少し声が聞こえた。

響)おいおい、美波~……。大丈夫かぁー?
美)ひどいよ、響也君!意地悪~!!
響)どうも意地悪でーす
美)もう……!…………ふふっ
響)笑うなよ~
美)ムリムリー、だっておもしろいんだもん

………。
そんな会話が。
小声だったけど。
聞こえた。
しばらく、頭がボーッとしていた。
多分、2分くらい。
私には、1時間や2時間くらいに感じたけど。
現実では、そのくらいだろう。
だって。だってだって。だってさ?
もう、
“美波”って______。
そう、呼んでた。
今日、会ったばかりのはずなのに。
ナンデ?
ドウシテ?
アノコハトクベツ?

先)伊賀、伊賀……おい、伊賀!
奏)はっ、はい!
先)どうした、ボーッとして。お前らしくないな。
奏)すっ、すいません…
先)まぁいい。ちゃんと集中しろよ、伊賀。
奏)はい………。

あぁ。
私らしくない。
こんな事。
こんなの。
私じゃないみたい…。

------------------

第2話でした!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!

次回もお楽しみに~~~!!

でわっ!

海華#超低浮上・2018-11-08 #大嫌いな君への宣言 #モノガタリ


『大嫌いな君への宣言』
ー第10話ー

------------------

んー、暇だ。
いや、本当は暇ではないのだけれども。
この、質問の嵐に答えている。
それが渡辺美波の現状だ。

美)だる……。(ボソッ)
女A)ん?美波ちゃん、何か言った?

あーあ、声に出してたらしい。
不覚。

美)んーん!何もないよ!
女A)そう!それならいいや!

はぁ…。
だるい………。
めんどい……。
今の所素で話せるの響也君しかいないからなー。
そしてその響也君は伊賀さんの所へ。
私だってさ………!
海斗君の所行きたいのにー!!
響也君だけ好きな所行って、ずるいなー。
海斗君と話したいなー、話したいなー!

男A)美波さん、体調、大丈夫ですか?
美)へ?はい、大丈夫ですよ?
男A)それなら良かった!!!!
美)ふふ、急にどうしたんですか?
男A)転校してきたばかりで、体調崩してないかなーって思って!
美)そうなんですか…!ありがとうございます!!

この人、やけに私に絡んでくるな…。
面倒くさい……。

キーンコーンカーンコーン…。

あっ、ナイスタイミング。

美)皆さん、チャイム鳴りましたよ。お話はまた次の時間に。
女A)そーだねっ!!また後でーー!

その声に合わせるように、皆はゾロゾロと席へ戻って行った。

響)人気者だな
美)ふゎっ!?
響)ははは。俺だよ俺。今出響也。
美)びっ…、ビックリしたー…。

なんなんだコイツは。
人をからかうのがそんなに好きか。

響)だいぶ猫かぶってるようでなにより
美)嫌味かぁ!
響)そのとーり。嫌味。
美)人間としてどーなの、それは。
響)どーともなりませんけど~??
美)う~ざ~い~(-∧-;)
響)はははっ。

あぁ……。
素を出せるけど、めんどくさい……。
んっ、そうだ。

美)ねぇねぇ、響也君!
響)ん?どうした、美波
美)教科書見してー!
響)あ、あぁ、おう…。

む。なんかよそよそしくない?
ま、いっか。

美)……………響也君さ
響)おう
美)好きな人…いる?
響)………さーな
美)えぇぇぇぇ!絶対いるじゃん!!
響)………るっせぇ//
美)えー、照れたー(。-∀-。)

なんだ、可愛いとこもあんじゃん。
安心したぁ。

響)……黙れ
美)はいはい、ごめん。ちょっとからかいすぎちゃったね。
響)お前は海斗が好きなんだから俺の事なんか知ったって意味無いだろ…。
美)うっ…。そうだけど……。知りたいんだもん
響)あっそー…。

やばい、本題忘れてた。

美)ね、さっき海斗君と喋ってたけど、海斗君に好きな人いるか、聞いてくれた!?
響)ん……えと……おらんってさ
美)へぇ、そうなんだ!じゃあチャンスあるね!

やったー。
いないんだぁ。
頑張らなきゃ。
いや、その前に話さなきゃ。
海斗君と…♪

ガラガラ…。

んー、先生かー。

日)きりーつ
日)れーい
日)おねがいしまーす
皆)おねがいしまーす
日)ちゃくせーき

ずっと思っていたが、この学校の日直はこんなに緩くていいのか……。

美)話戻すけど好きな人いるの?
響)戻すなや!
美)教えてよ~
響)やだね
美)あ~いるんだ~
響)っ!ちげぇよ!
美)隠さなくてもいいんだよ~

さっきの仕返し。ふふ。
反応おもしろ。(*´罒`*)イヒヒ

響)だるいわー。
美)ちょ、言わないでよ!w

ひどいなぁー。
もう。
って、教科書使うって先生が言ってるのに……、まだ貸してくれないんだけど、教科書。

美)ねーねー!

なんか凄い考え事してたっぽいけど、まぁいっか。

響)…あんだよ。
美)あれ?不機嫌?まぁいいや、

あからさまに、
“よくねぇよ”
みたいな顔する。わっかりやす。

美)教科書見してってば!
響)あーそうだったな。ゴメン。
美)もー、許すけどー!

我ながら馬鹿らしい。ははは。
やっと響也君が机の真ん中に教科書を置いてくれた。
ふと、海斗君を見てみる。横目で。
やっぱり優等生なんだな、真面目に授業受けてた。
こんなに雑談してる私達とは大違いだ。
すると、響也君も海斗君の方を見てるのに気づいた。
いや………伊賀さんを見てる?
伊賀さんは……なんか凄い体調が悪そうに見える…?

そんなことを考えていた矢先。
隣の席から、ガタッ!と大きな音がした。
響也君が椅子を蹴飛ばしたみたい。
危ないなぁ、そんなこと思ってたら。

響)おい、奏!!

現実に引き戻された。
響也君はいつのまにか伊賀さんの所に居て、伊賀さんを抱きかかえている。

響)奏!!奏!!…奏!?

ガヤガヤしはじめた教室に響也君の悲痛が響く。

先)大丈夫ですか!?

算数の先生がやっと来たらしい。
のろいなぁ。
人が倒れてるのに……。

響)目を覚ましません。先程から体調が悪そうでした。俺が保健室に連れていきます。
先)そ、そう……。分かったわ。

あからさまに意思の弱そうな先生は、響也君らしかからぬ剣幕に驚いて返事をしたようだった。
響也君じゃないみたいだ。

後ろのドアから出てく響也君はきっと、微かにしか聞えなかったけど。
こう言ってたはずだ。


“くそっ………。”


って。何がなんだろうか。
でもそんな時私は、緊張感もなく。
皆がそっちの方を向いていたのを良いことに。
ずっと海斗君の事を、見ていたんだ。
あーあ。
私って、最低だな。
不謹慎。
そして、海斗君は………。
自意識過剰じゃなかったのならば。




私の方を、見ていた。




------------------

第10話、以上でしたー!
なんと、2桁行きました( *¯ ꒳¯*)✨

今回は初の、美波目線でした!!
ゆっくりと、物語は進んでいきます…!
次回もお楽しみに♪

でわっ!

海華#超低浮上・2018-11-18 #大嫌いな君への宣言 #モノガタリ


『大嫌いな君への宣言』
ー第6話ー

------------------

……………………………………………

「ねぇ、たっくん!」
『なに、かなちゃん?』
「私、たっくんのこと、好きなの!」
『ホント!?僕もだよ!!』
「ねぇ、“かっぷる”って、知ってる?」
『なにそれ?』
「好き合ってる男の人と女の人の事なんだって!」
『ふぅん。じゃあ僕と、かなちゃんだね!』
「じゃあ………。」
『付き合ってください!かなちゃん!』
「うん!こちらこそ!たっくん!」

……………………………………………

っっっ………!
頭が……。
痛い…。
そんで…………。
変な、夢を………見ていた気がする……。
えっと…、今は、2時間目の、算数で…。
それで……それで……。
少し頭が痛くて、保健室に行って…?
………あれ?
……ここ、どこだったっけ?

軽く、体を起こす。
白いカーテンしか見えない。
私はベッドに横たわっているらしい。
………のではなく。
私のベッドの横には、スースーと寝息をたてながら居眠りをする、響也の姿があった。
私の寝ているベッドに、上半身を乗せながら、うつ伏せで。
自分の頬に触れると、涙の後があった。

うっ………。
頭が、もう……無理……………。

バサッ、とベッドに倒れ込む。
必死に思い出そうとする。2時間目の事を。
思い出そうとすればするほど、頭がズキズキと痛んでいくのを感じる。
……思い出せないな、こりゃ。はは。
体を動かすことも出来なさそうだ。
これじゃ、先生を呼ぶことも、響也を起こすことも出来ないかな…。
声も出せない。それ程に頭が痛い。

響)ん…………………。

……!
起きた………んかなぁ?
体を起こせないから、顔だけ響也の方へ向ける。
夢うつつな状態で、むにゃむにゃ言ってた。
……はは。

奏)……可愛い

ボソッと、呟く
へへ、声出た。
こんな事でしか声出せないなんて。
私らしいっちゃ私らいね。

響)ふぇ………?かな…………で?

んっ………!
おき…………た……?

響)奏!大丈夫か!?

えっ……………!
私、そんなに、大変だったのかな……?
………っぁー。
頭が、ボーッとしてきた……。

奏)ん……。だい…じょぶ。ちょっと……頭痛い、けど……。……いや、………かなりかな。
響)大丈夫なのか!?とっ、とりあえず、先生呼ぶな!!

あ………。
いっ……て………ほしく……ない…。

奏)いか…ない…で……、きょう………や
響)えっ…?
奏)いかない、で……きょー………や
響)っっっっ…………!
奏)スースー……。
響)かな……で


俺は奏の頬にそっと触れた。
涙のあとがある。
俺は……、俺は………!
やっぱり……。
誰かの特別になんて…。
ならなきゃ良かった………!!!

------------------

んー。今日はちょっと短かったですかね?

謎が沢山できた第6話でした!
読んでくださりありがとうございます!

あと、報告ですがこのお話は、
だーいぶ長くなりそーです!(笑)

引き続き、よろしくお願いしまーす✨

でわっ!

海華#超低浮上・2018-11-12 #大嫌いな君への宣言 #モノガタリ


『大嫌いな君への宣言』
ー第7話ー

------------------

キーンコーンカーンコーン…。

んっ。鳴ったなー。

奏)ほらっ、響也!
響)うい
奏)次の授業、始まっちゃう!
響)急げ急げー!w
奏)だね!急げ急げー!ww

えっと……次は、算数だったかな
教科書とノートを出して、と……。

美)ねぇねぇ、響也君!
響)ん?どうした、美波
美)教科書見してー!
響)あ、あぁ、おう…。
美)……………響也君さ
響)おう
美)好きな人…いる?
響)………さーな
美)えぇぇぇぇ!絶対いるじゃん!!
響)………るっせぇ//
美)えー、照れたー(。-∀-。)
響)……黙れ
美)はいはい、ごめん。ちょっとからかいすぎちゃったね。
響)お前は海斗が好きなんだから俺の事なんて知ったって意味無いだろ…。
美)うっ…そうだけど……。知りたいんだもん
響)あっそー…。
美)ね、さっき海斗君と喋ってたけど、海斗君に好きな人いるか、聞いてくれた!?

うげ。
忘れてたーーー。
そうじゃん。1時間目に頼まれてたんじゃん。
ってかさ、海斗、こいつのこと好きなんじゃん……。
どう言えばいいんだよ!

響)ん……えと………おらんってさ

誤魔化せたか?

美)へぇ、そうなんだ!じゃあチャンスあるね!

あっ良かった…案外チョロいな、こいつ

ガラガラ…。

あっ、先生だ。

日)きりーつ
日)きをつけー
日)れーい
日)おねがいしまーす
皆)おねがいしまーす
日)ちゃくせーき

算数は…そこそこかな。
微妙としか言えん成績。あはは。

美)話戻すけど好きな人いるの?
響)戻すなや!
美)教えてよ~
響)やだね
美)あ~いるんだ~
響)っ!ちげぇよ!
美)隠さなくてもいいんだよ~

うーん。
めんどくせー。
こいつ、他の人の時と性格変わりすぎだろ。
あれだ、二重人格ってやつだ。
絶対そうだ、そうに決まってる。

響)だるいわー。
美)ちょ、言わないでよ!w

好きな人、ねぇ………。
いるよ。
4年生の頃から好きな奴が。
誰よりも人をまとめるのが上手くて、
冗談とかも言えるすげー良い奴。
正義感が強くて。
めっちゃ好き。
今、同じクラスの……。

美)ねーねー!

うるせぇ。
俺はモノローグ中なんだ。黙れ。

響)…あんだよ。
美)あれ?不機嫌?まぁいいや、

良くねぇよ。気にしろや。

美)教科書見してってば!

ん……あぁ、忘れてた。
どうでもよすぎて。

響)あーそうだったな。ゴメン。
美)もー、許すけどー!

教科書を机の間に置く。
よし、めんどくさいからこれからこいつが教科書忘れても教科書貸してやらんことにしよう。

………んっ?
奏……………調子悪そうじゃないか?
顔も、青いし……。
様子がおかしい……。
気の所為、かな……?

奏は俺の斜め前だから、
よく見える。
いつも見てるわけじゃないぞ、いいな。

でもやっぱ…。
体調悪そう。
………!
たお、れる………!!!

気づいた時には、俺は椅子を蹴飛ばし、走り出していた。

響)おい、奏!!

奏が床に落ちる前に、間に合った。
奏は今、俺の腕の中にいる。
と、教室中がざわめく。

ガヤガヤ………。

奏を揺らしながら、叫ぶ。

響)奏!!奏!!…奏!?

っっっ………!
どうしたんだよ、奏……!

先)大丈夫ですか!?

算数の女の先生が駆け寄ってくる。
遅い…!!

響)目を覚ましません。先程から体調が悪そうでした。俺が保健室に連れてきます。
先)そ、そう……。分かったわ。

意志の弱そうな先生は、俺のまくしたてるような喋り方に、ビビったらしくすぐに了解した。
俺は、奏をだき抱えたまま、保健室へ向かった…。

響)くそっ………。

さっきまで、喋ってたのに。
どうしちまったんだよ…!

------------------

第7話でした!
どうでしたか?
今回は、
響也目線&2時間目の謎を書いてみました!

贈り物をくださる方、ありがとうございます!
とっても嬉しいです.。゚+.(*''*)゚+.゚

これからも精進していきます!

でわっ!

海華#超低浮上・2018-11-13 #大嫌いな君への宣言 #モノガタリ


『大嫌いな君への宣言』
ー第8話ー

------------------

コンコン。

手がふさがっているので、行儀が悪いが、足でノックする。

響)……誰もいないのか

扉についている、先生が今どこにいるかを示す磁石も、職員室だし、応答もない。
だが、職員室は1つ上の階だし、そんな手間など使いたくない。

響)…失礼します

ガラガラ…。

ベッドに、奏を横たわらせる。
もちろん、上履きを脱がせて。
凄い辛そうな顔をしている。
よっぽど体調が悪いのだろう。

響)なんで…。

奏に布団を掛ける。
あぁ、先生を呼ばなくては。
俺だけじゃ、どうにもならない。
状況が悪くなっていくだけだ…。

響)……………。

でも、あと少しだけ。
あと、ほんの少しだけでいいから。
奏のそばにいよう。

俺はそこら辺にあった椅子をベッドの近くまで持ってきて、カーテンを閉めた。


………………。


かわ…いい…。

ん…、なんか……聞こえた………。

響)ふぇ………?かな…………で?

随分と昔の、懐かしい夢を見ていた気がする。
頭がぼんやりしている、が。
奏が起きているのを見て、頭が瞬間でハッキリ覚めた気がする。

響)奏!大丈夫か!?

奏はだるそうにいう。

奏)ん……。だい…じょぶ。ちょっと……頭痛い、けど……。……いや、………かなりかな。

気が動転する。
そんなに酷いのか。

響)大丈夫なのか!?とっ、とりあえず、先生呼ぶな!!

その後。きっと奏はこう言った。
かぼそくて、あまり聞き取れなかったけど。

“いかないで、響也”

って。

響)っっっっ…………!
奏)スースー…。

寝たらしい。愛らしい寝顔だ。
そっと頬に触れると、
涙のあとがあった。
俺がうたた寝をしていた時に、涙を流していたらしい、奏は。

響)ほんっと………。

ほんとう。ほんとうに。

響)“特別”なんて、作らなきゃ良かった………!

ガラガラ…。

保)あら。どうしたの、今出君。
響)あっ、保健室の先生……。
保)なにかあったの?
響)えっと……、授業中に、奏が…いや、伊賀さんが倒れてしまって、それで俺が運んできました。
保)そうだったの。ありがとう。心配で伊賀さんのこと見てたから、職員室にも来なかったのよね?
響)あっ、はい。勝手に入ってしまって、すみません。
保)そんなこといいのよ。大変だったでしょう。
響)いえ……。あっ、伊賀さんは頭が激しく痛いそうです。今は眠っています。
保)そう。ありがとうね。教えてくれて。
響)いえ……、じゃあ、僕はこれで。
保)………見てなくていいの?
響)……えっ?
保)その顔だと、何か言われたんじゃないの、伊賀さんに。

ぐっ………。
保健室の先生って、どこか鋭くて、人を見透かしたような感じがするんだよなぁ…。

響)………いかないでって…、言われました。
保)…そうだったの。
響)…でも、授業に戻らなきゃですよね。
保)先生の特権で許すわ。
響)へっ………!?

先生はパチン、となりそうな程のウィンクをした。
……はは、やっぱりなんでも見透かされてるんだなぁ………。

でも。それなら。そういうことなら。
気が済むまで。奏が目を覚ますまで。
隣で見ていてやろうか。
俺の後悔は後にして。

------------------

第8話、以上でしたーー!
楽しんでいただけたでしょうか?
楽しんで頂けたのなら幸いです✨
贈り物をくださる方、わざわざありがとうございます!!

これからもよろしくお願いしまーす!

でわっ!

海華#超低浮上・2018-11-14 #大嫌いな君への宣言 #モノガタリ


『大嫌いな君への宣言』
ー第11話ー

------------------

奏)大好きって……何が?

あぁ。頭が真っ白だ。
何も考えられない。
呆然と口を開ける俺であった。

響)え、えっと………。
奏)響也!!なにがなの!?

……………。
何でそんなに、強く聞くんだろうか。
何か、理由があるのか…?
そんな事より、今は、何とかしないと。
えと、えと……。

響)そ、そう!ポニーテール!!

我ながら脈絡ないなーと思う。
なんか頭に浮かんだのがそれだけだったんだ、仕方ないだろ。

奏)え………?

カァァァ、とでも効果音がしそうな程、奏の頬が紅く染まる。

響)どっ、どうした…?

なんでだ?
どうしてだろうか。

奏)だっ、だっ、だって……!

ふと、奏が髪に触れる。
それは………。


ポニーテールだった。


あー。やべー。盲点。
ついでに俺の顔も紅くなる。
恥で。

響)あっ、あぁ!なるほど!

変な事言った気がする。うん。

奏)そ、そういうことなんだけど…。
響)う、うん
奏)なんでポニーテール好きなの?
響)うっ!!

やばい。そこ考えてなかった。
頭が回らねぇ!

奏)響也?
響)な、なーんてのは嘘!大嘘だよ!!
奏)は、はは…。そ、そうだったんだ。

少し奏が名残惜しそうにしていた。気がする。
髪の毛を触りながら。

奏)……じゃあ、何が好きなの?
響)っっっ………。
奏)何が好きなのー!

俺の……好物は…。
アレしか、ないなぁ。

響)奏の、作った、ブラウニー。
奏)!!!!

既に紅かった頬がより紅くなる。
それはそれは真紅のように。
夕焼けのように。
もみじの葉のように。

響)…………んだよ、悪いか
奏)い、いや、悪く、ないけど……

まぁ、俺は……。
毎年バレンタインに、友チョコというか、義理チョコというか…。
そんな感じでブラウニーを貰ってるんだ。
奏特製の、めっちゃ美味いやつ。
んで、俺もホワイトデーにちゃあんとお返ししてる。
ちゃあんと、ね。

響)奏を見てて、ブラウニーの事、思い出した。これで、納得したか…?
奏)ま、まぁ。嬉しいです……//

少し恥じらいながらそう言う。
はぁ、めっちゃ可愛い。

奏)ね、ねぇ。
響)ん?まだ、なんか質問あんのか?
奏)私なんでここに居るんだっけ?

あぁ………。
そうだった……

響)お前、倒れたんだよ。不眠だってさ。心当たり、ある?
奏)……申し訳ないがある
響)それならいいや。そんで、俺がここまで運んできた。
奏)へっ!?
響)どうした、驚いて。
奏)ど……、どうやって?
響)あーあれだ。女子の間ではなんて言うんだったかな、あの運び方。
奏)まさか………!
響)ん、思い出した。お姫様抱っこだ。
奏)なぁぁぁあぁぁぁ!!??
響)何でそんなに驚くんだ?
奏)お、お、お、お姫様抱っこ、なんて…!

なんで奏はこんなに慌ててるんだろう?
紅くなった頬がやっと元になっていたのに、またみるみるうちに紅くなっていく。

奏)…………重かった?

バサッ、と布団を顔に被り俺に聞く。

響)重いとか気にならなかったけど。
奏)ほんとう!!??

ガバッ、と布団をベッドに叩きつける。

響)俺が嘘ついて何の特があんだよ。
奏)好感度UP
響)んなことしねーよ!

ホント………、何言ってんだか。

奏)ふふふ、良かったぁ。
響)それはよーござんした。
奏)そういえば今何時?
響)2時間目終わった休み時間。そーいや人来ないな。
奏)まさか……。
響)あ?
奏)授業行ってないの。
響)そういうことになるな。
奏)信じられない……!
響)いや。元はと言えばお前が_。

お前が行くなって言ったんじゃん。
そう言いかけた。
でも、コイツは……。

奏)何?私が何?

覚えてないよなぁ、そりゃ。
夢うつつ、って感じだったし。
覚えてれば凄いと思う。

響)………やっぱいいわ
奏)そう。私のことを見ててくれたんだろうけど、私なんて放っといて、授業行ってくれて構わなかったのに。
響)あっそ……。

昔っから奏は。
自分のことを低く見すぎている。
自分が犠牲になれば良いと思ってるし、
気にしなくても大丈夫だー、とか大丈夫じゃないのに言う奴なんだ。

コンコン…。

保健室のドアがノックされる。
いつのまにか先生は居なくなっていたようだ。

響)はーい

ガラガラ…。

そこに居たのは………。





美波と、海斗だった。





------------------

第11話、以上でしたー!

間が空いてしまい、ごめんなさーい!!!

ドキドキ、ワクワクですね!w

あと、リクエストの募集します!
この時の誰々の心情を描いてほしい、とか
誰目線でこの時を書いて欲しい、とか
なんでもいいで~す!
贈り物下さると嬉しいです!!

でわっ!

海華#超低浮上・2018-11-21 #大嫌いな君への宣言 #モノガタリ


『大嫌いな君への宣言』
ー第13話ー

------------------

奏)ふふっ………w(ボソッ)
響)なに、奏?
奏)思い出し笑いー。
響)あっそ。

何か知らないけど………。
響也は隣のベッドで寝込んでる。

ついさっきまで――。
ホントに、ついさっきまで。
この部屋、もとい保健室には、美波ちゃんと海斗がいた。
もう6の1戻っちゃったけど。
私は勝手に、いや当たり前の様に響也も戻ると思っていたのに。
なーんか、

“偽装工作だー!”

とかいうくだらなさそうな理由でもう1つあるベッドで寝込んでる、という訳なの。

奏)ホントに、なんでいるの?
響)だから偽装工作だっつのー。
奏)いやいや。意味わからないしー!
響)2時間目に俺が戻らなかった理由を作らなきゃだろ。だから、俺も体調悪くなって寝込んだーって事にするんだよ。
奏)あぁ……。さすが(ボソッ)
響)何かぁ~?(¬_¬)ジトッ
奏)なんでもないけど~?
響)さすが、とか聞こえてきた気がするんだけどなぁ~??
奏)気の所為だよバカ響也君。
響)お前もそれ引きずるか!
奏)なんのことだかぁ~。
響)そんなんでいいのか学級委員
奏)こんなんでいいんだ学級委員
響)なんなんだ……。
奏)病人なんだ
響)それは知ってるっつーの……!

あぁぁー。
懐かしい感じがする。
昨日もこんなやり取りしたはずなのに。
今日あんまり喋れてなかったせいかな?
この時間がすっごい愛しいなぁ……。
さっき、4人で話してた時も楽しかったけど。
別物っていうかさー。
別格。

奏)3時間目って何だっけ。
響)国語。
奏)そんなぁ国語好きなのにー。(´._.`)
響)俺はサボれてラッキー
奏)黙って外道
響)俺の扱い酷くね!?
奏)酷くなーいよー

はははっ、と響也は嗤う。
自分を嘲笑うかのように。

奏)どうしたの?
響)なんか久しぶりっていうかさ、懐かしい感じがするなぁって。
奏)言っていい?
響)なにを
奏)私も同じこと思ってたって事

なんか意外だった。
響也がそんな事思うなんて。
柄じゃない、いつもならそう言ってたかもしれない。
でも、寝込んでたせいでいつもより素直になったのかもしれない。ひひ。

響)ふーん………//
奏)なんで照れてんの(笑)
響)べっつにーーー////
奏)さっきよりも何か照れてるし!(笑)

ぷいっとあっちを向く響也。
お互いにベッドの間を向いてたのに。
あーーあーー。
あっち向いちゃったー。
ずっと見てたかった……( ー̀ н ー́ )

響)なんかさ
奏)うん
響)お前と同じこと思ってるって分かって少し嬉しかった、って言ったらどうする?

今日は私だけでなく、響也も素直な日らしい。
本音を言っちゃえば“お前”じゃなくて“奏”って言って欲しかったな、そこは。

奏)嬉しいって言ったらどうする?

自分でも意地悪だと思う。
質問に質問を返すとか、さ。
ちょっと……性格悪かったかな…。

響)………意地悪だな
奏)自分でもそう思う
響)俺は………嬉しいよ。
奏)……どっちが
響)お前と同じ事思ってたって事
奏)ふーん………。

相も変わらず響也はそっぽ向いたまま。
この時くらいはさ、こっち向いてよ。

響)奏は?

あっ。やっと、名前呼んでくれた。
やっぱさぁ、名前って特別だよね。
好きな人に呼ばれると、元気でるっていうか。
素直に、なっちゃうっていうか。

奏)……めっちゃ嬉しいよ
響)あそ……………///
奏)なんで照れてるの今出君
響)照れてませんよ伊賀さん
奏)照れてるって
響)…………なぁ。
奏)……どした
響)変なこと聞く
奏)………なーに?

緊張感なんてものは、全然無くて。
いつも通りの会話なはずなのに。
私達は、今日、口がどうも滑ってしまうらしくて。
だから―――。
こうなってしまったんだろうか?

響)好きだって言ったらどうする

ドクン、と胸が鳴く。
口の中が何故か渇く…。
ふと誰かに、ツンデレだ、なんて言われた事を思い出す。
私のそんなツンデレらしさは。
今、邪魔をしたらしい。

奏)だ、だ、だ、大っっ嫌い!!
響)…ひでーw
奏)……だけど
響)えっ……?
奏)好きには、なるかもね
響)…………!

ホントはこんな事言うつもり無かった。
“大嫌い”も言うつもり無かった。
『何言ってんの』そうやって流すつもりだった。
だけど、病気ってものは怖いなぁ。
こんな素直になっちゃうなんてさ。

奏)あーー。今日変だな、私。
響)はぁ。奏さ。
奏)何よ
響)まだ、好きだなんて言ってないけど?
奏)っあ……!!
響)なに本気にしてんの~?
奏)ほっ、本気じゃないし!!全部嘘だしっ!!
響)大嫌いってのもか?

ビクッ、と肩が震えた。
私の、ね。
いきなり声のトーンが、下がったから。
ホントに。
怖いくらい。

奏)……さーね(`ヘ´@)ぷぃ
響)…答えろよ、奏
奏)答えたじゃん
響)あんなあいまいな答えじゃなくて。ちゃんとした答えだよ……!

なんか、響也が、怖い。
なんで?
響也は、こんなんじゃないでしょ?

奏)っっっ!!!
響)…………………。
奏)………大嫌いだけど
響)………そう
奏)好きにさせてね
響)はっ………!?
奏)じゃ、そゆことなんで、おやすみ
響)ちょ、待てよ!どういう事だよ!?
奏)そのまんま。大嫌いだから、好きにさせてね、って事だよ?
響)何様なんだよ!?
奏)伊賀奏様だけど??
響)当たり前の様に言うな!!!
奏)まさに、大嫌いな君への宣言(`ω´)
響)上手く言ったようにドヤ顔すんな!
奏)映画化されないかな
響)されねーよ!誰が脚本やるんだよ!
奏)そこは伊賀奏様の出番
響)お前国語得意だけどさ!!!
奏)私以上の適任はいない…(`-ω-´)
響)いるわ!!何百人もいるわ!!
奏)ふふっ…………。
響)はははっ…………。

あー、良かったー。
元に戻って。どうにかなって。
怖かったなぁ。

奏)4時間目は行こっかなー。
響)えっ
奏)もちろん響也も
響)うげー。
奏)サボリはここまで
響)ちくしょー( -᷅_-᷄ )

この時、知らなかった。
海斗と美波ちゃんの…運命を。

------------------

第13話、以上でしたー!

久しぶりの奏目線でした✨
どうでしたでしょうか??
これまたリクエストでしたー!!
色々詰め込みました!!
まぁ、こんなところで。

でわっ!

海華#超低浮上・2018-11-25 #大嫌いな君への宣言 #モノガタリ


『大嫌いな君への宣言』
ー第5話ー

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あの子はやっぱり、
響也にとって、
特別な存在なのかな……。

海)響也。言えない理由でもあるの?
響)海斗には、言えない……。
海)そう……。じゃあ、奏には?

サッ、っと響也がこっちを向く。
なんとも言えない険しい顔だった。
それでも、私の心は素直で。
ドキッとしてしまう。
不謹慎だね、私。はは。

響)言える……かな

っぁぁぁぁ!!
え?聞き間違いじゃない?
え?え?
転校生さんとだけの…秘密じゃないんだ
凄い………ホッとした…。

響)ちょっと……来て…、奏………。

険しい顔で響也は言う。
私と響也は廊下へ出た。
端っこの方まで歩いていくと、響也はクルっと振り返った。

響)あのな……、実は、美波はな………。
奏)うん………。

変な間が生まれる。
心臓が早鐘のように打ち付ける。

ドクッドクッドクッドクッ…。

心臓がうるさい……。

響)アイツは、その……、
奏)………ちゃんと言ってよ
響)分かった。言うよ。叫ぶなよ…?
奏)叫ばないから。はやく言って。
響)あのな。アイツは……。

ゴクリ。
息を呑む音が聞こえた。

響)海斗が好きなんだ。
奏)っっっっぁあぁぁぁ!!??

声にならない叫びが2人の間に轟いた。

響)しーーーっ!しーーーーーっ!!
奏)はっ………ごめん
響)ったく、叫ぶなっつったのに……。
奏)………でもなんでそれが呼び捨てに繋がるの。
響)なんで若干キレてんだよ。……まぁさー、俺と海斗って、仲良いやん?
奏)キレてないから………。まぁ、仲良いよね。
響)それを美波と話しててアイツが知って、俺がアイツのこと呼び捨てにすれば、海斗も美波の事呼び捨てにすんじゃねぇか、ってなったから。
奏)…………………。
響)お~い?処理できた?
奏)まぁ……色々納得いった
響)色々?
奏)響也が転校生さんの事呼び捨てにしてる理由とか、海斗に言えない理由とか。
響)あー、そーだな。アイツは、海斗に一目惚れしたんだとさ。

うわーっ。
うーわーっー。
どんな奇跡だよ。
どんな神様のいたずらだよ。

奏)ふーん…。
響)あっ、この事、美波には内緒な。誰にも言うなって言われてんだよ。
奏)OK。じゃあ、私からも1つ。絶対叫んじゃダメだからね。
響)ふーん?まぁいいよ。叫ばない。
奏)海斗も、転校生さんに一目惚れした。
響)はぁぁぁぁぁーー!!!
奏)叫ぶなって!阿呆が!
響)いや、ごめん……。でもさ、そしたら…。
奏)うん、そしたらね…。
響・奏)アイツら両想いじゃん!
奏)ハモったね(笑)
響)だなーw
奏)なぁ響也さん
響)なんだい奏さん
奏)コレは、もう、あれだろ。
響)なんだよ
奏)手伝うっきゃないだろ。
響)だな。手伝ってやろうぜ。
奏)いひひ(*´罒`*)
響)どした?急に。
奏)いやー、遂にうちらの友達が付き合うんだー、って思ってさ。
響)んー、まぁ確かにな。なんか言いたいことはわかるかも。俺らは__。………いや、やっぱ何でもない
奏)ん?あっ、そう。





『俺らは、いつ付き合うんだろうな。』





そう、言おうとしたんだと思う。
でも、響也は。
この関係が心地よすぎて。
響也は言わなかったんだと思う…。

私も、気付かないふりをした。
私だって、この関係が心地いいから。
変わりたくない。
壊れるのが怖いから……。

キーンコーンカーンコーン…。


ナイスタイミング、かな…。

奏)ほらっ、響也!
響)うい
奏)次の授業、始まっちゃう!
響)急げ急げー!w
奏)だね!急げ急げー!!ww

もう。この関係は。
壊したくない。

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第5話、ありがとうございましたーーー!
ファンが増えてきてるようです
( *´艸`)ムフフ

もうキュンキュンな第5話でした!!

でわっ!

海華#超低浮上・2018-11-11 #大嫌いな君への宣言 #モノガタリ

『大嫌いな君への宣言』
ー第14話ー

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んーーんーーーんーーーーーーー…

海)しかめっ面してどうしたの(笑)
美)えっ!?そんなに!?
海)凄かったよー…w
美)なっ…///
海)はは、ごめんごめん!w
美)もー、海斗君の馬鹿ー。
海)馬鹿は酷い……。
美)_(._.)_ごめんなしゃーい
海)全然大丈夫だって!
美)ありがとー(*´˘`*)

えとね、今、3時間目。
だけど私達は、廊下を歩いてる。
その…あの2人を含めた、4人で話し過ぎて。
時間の経過を忘れてたのー。反省。
でもめちゃ、楽しかったなぁ。へへ。

海)怒られるかなー?
美)大丈夫じゃないかなー??事情聞いてて遅くなりましたーって言えば!
海)あぁ、だね!名案ーw
美)んー……話変わるけどさ
海)どうしたの?
美)響也君の好きな人ってさー……。
海)あーーーーーー…………

どうしようかなーw
なんて小声で言ってる。
んー、話してて楽し過ぎるっっ!!

海)まー、そういうことですよー。
美)あっ、やっぱりそうなんだぁ♪
海)響也には言わないでね、俺が言ったってこと。

そう言いながら“しーっ”というジェスチャーをする。ヤンチャな少年のような笑顔で。
す、すごいクラクラする………//

美)うっ、うん……///
海)ん?顔紅いけど、大丈夫?保健室、戻る??

そう言うと海斗君は顔をずいっと近づけてくる。
私は155cmで、大きくも小さくもない身長だけど、海斗君は160cmくらいあるみたいで。
上からグッと顔を見下ろされる形になった。

美)えっ、ちょっ、えと、その、だ、大丈夫だから!!保健室に、行かなくても大丈夫だから!!!!////
海)えぇ?本当に??
美)だだだ、大丈夫だから!!だから、その、顔を、離してください……////
海)あっ……//ごめん…///

ふ、ふぅ。
心臓が止まるかと思った。
まだドキドキがおさまらない…!

美)…コホン。気を取り直して。
海)本当にごめん……//
美)も…、もうそれはいいから!//
海)う…、うん……。で、何?
美)奏ちゃん、さ……。
海)うん?
美)響也君の事、好きだよね。
海)えぇ??ないでしょー。
美)何言ってんの。案外わかりやすいと思うよ、奏ちゃん。
海)え……………?
美)この学年に、付き合ってる人とかいないでしょ。
海)そ、そうだけど…。どうして?
美)皆、恋とかにあんま興味なくて、気付かないんじゃないかなーって思って。当たりだったみたいだねー。
海)な、なるほど…。
美)まぁそういう訳なんだけど。もうあの2人、両想いだよね、ってこと。
海)奏が本当に響也の事好きかは分からないけどね…。
美)そこは確実だよ!!
海)何を根拠に?
美)女の勘
海)何を言う
美)うそうそうそ
海)本当は?
美)女の勘
海)気を取り直そう?
美)だね~ww何やってんだか(笑)

ほんと。
なにしてんだろー(笑)
今まで話してきた中で、1番楽しい…♪

海)で?根拠は??
美)奏ちゃん、響也君と喋ってる時、他の人と喋ってる時よりも笑顔で表情が豊かだなーって思って。
海)確かに、言われてみれば…。
美)でさでさ!
海)なーに?

ちょっと、この言葉言うの怖い、かな……。
でも、言わなきゃ、何も変わらないよね。
変わるためには、勇気が必要なんだ…!





美)私と、嘘カップルにならない?





海)…………ん?
美)だっ、だから!!嘘カップル!!
海)……えっと、処理しきれない…。

引かれた?
引かれちゃった??
やっぱり、いきなりすぎた???

美)えっとね。この学年、付き合ってる人いないって海斗君言ってたじゃん?
海)うん。言った。
美)だから、もし両想いって分かってもあの2人、付き合いづらいと思うんだー。
海)うんうん。
美)だからさ、私達が付き合えば付き合いやすくなるんじゃないのかなーって!
海)ふむふむ。やっと理解出来たよ…(笑)
美)ま、まぁ。提案だからさ。海斗君に好きな人がいるなら断ってくれて全然構わないんだけど…。

あーーーーーーー。
あーーーーーーーーーーーーーーー。
何言ってんだろ。
断られたら、どうしようかなぁ…………。

海)す、好きな人!?いないよ。だから、全然。嘘カップルだっけ?引き受けるよ!
美)えっ!?本当!?いいの!?
海)うんうん!あの2人には、付き合って欲しいしね。
美)えっ、えと、じゃあ……。
海)よろしくおねがいします!!
美)こちらこそ!よろしくねー!!
海)ははは
美)ふふふ
海)でさ、
美)んん?
海)嘘カップルって、何するの?
美)あっ……………。

------------------

第14話、以上でしたー!!
今回は美波目線でお送りしましたー✨
海斗と美波の、初々しい感じが出てたらいいかなぁ…?

久しぶりの小説でした!

でわっ!

海華#超低浮上・2018-12-05 #大嫌いな君への宣言 #モノガタリ

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NOTE15 by ほその夫妻