#一等星に焦がれて

片道分だけの酸素を抱えて

月が綺麗と伝えに行きます

外に出ると空を見上げる癖

きっと君と繋がってたいから

君なら勘違いされちゃっても

良いから褒めるの今宵の月を

青信号を合図に駆けた流れ星

君の「進め」は聴けますか

満ちた月に見惚れていたの

心で君を横目に見ながら

君の創った言葉の星空を駆けた

誰かの仕草がどうか優しい様に

どれ程のスピードで燃え尽きたら

君の聖夜に間に合いますか

遥か月光は君に届くのに

僅か20cm先の心が遠くて

君を照らした私は数番目

唯一無二の月が羨ましい

「めっちゃ綺麗！」と燥いでみたの

君宛と知るのはきっと月だけ

夜空の粒がよく見えたから

そんな理由で声を聴きたい

光のカーテンが君を閉じ込めたら

逃げ込んだ先に僕だけがいる様に

降る星よりも笑い合った時間を

綺麗に映した魔法が解けなくて

ありがとうで廻った季節

次の公転も止まらぬように

思い出は星にならないで神様

眩しすぎたら観えにくいから