#君を恋慕う

永遠だと思っていた恋に

紫色のチューリップが

私と君の間にはそっくりね

本の諸説には"運命の人は2人いる"

そう書いてあったのを見ていたが

君がもし1人目の運命の人ならば

もう1人は何処に隠れてるのだろう

誰でもいいわけじゃない

君だけに愛されたかった

純情な感情だけじゃ

どうにもならないのが恋なのね

ふたりの思い出の場所に

今度は新しい人と来るのかな

ふたりの場所はふたりだけの

秘密基地にしてみたいよね

"あなたでよかった"

そう言って別れたかった

年上の人が怖かったはずなのに

君と出会ってからは

年上を少しだけ好きになれた

君のおかげだね ありがとう

君も私も次の人を見つけて

初めてそこで愛というものが

わかる気がするんだ

最後の瞬間に限って

甘い返答が来るんだろう

君も最後のメッセージは

甘い返答だったよね

花の中に埋もれて気づけなかった

たくさんの愛情にも

明日には気づけるようにしたい

森を掻い潜った先には

広い海が見えるように

私の心の先にはいつも

君がいるはずだったよ

君の笑顔を守れる存在でありたかった

君の帰る場所になりたかった

君の生きる理由になりたかった

わがままなのはわかってるけど

君はどうか今日を生きてください

会いたいのに一度も会えなかった

寂しいのに寂しいって言えなかった

悲しいのに悲しくないふりをした

そんな苦くて儚く散った恋だった

憂鬱な雨も頑張れたのは

君がいたからだったのに

冬眠中から目覚めて

元の場所へと帰ってくる

君はそうじゃないの?

好きだった君がいなくて

どう耐えろと言うの?

君の居場所さえわかったら

私は君を探しに夜の街を

必ず抜け出してみせるから