#哀の決壊前夜

肩に突き刺さる雨

染み込んで溶けたなら

拭っても意味無いのにね

限界突破して涙が止まらなくなる前に

私を自由に休ませてあげる勇気も大事だよ

愛の真ん中には心があって
哀の真ん中には口がある
心なんて捨てて思い切り
泣き叫んでもいいんですか？

時を止め
悲しみ逃れ
振り返る
君はもう二度と
追いかけてこない

失恋して恋を失くしたはずなのに
どうして君はまだ心(ここ)にいるの？

地球の色が青色なんて嘘

ほとんど哀色で溢れてる

君の瞳から

綺麗な透明の雫が

頬に沿って流れる前に

僕が君の心に

傘をさしてあげる。

初めて声がないきみの夢を見た

ねえきみはわたしといたとき

どんな顔で笑っていた？

どんな声をしていた？

何もかもが思い出せないのに

一緒にいたときの記憶だけは

今でも残っていて

忘れさせてくれない

繋いだ指が1本ずつ離れて
もう二度と元に戻れないと感じた

覚悟ならしていた
それでもまだ一緒にいたかった
あなたを確かに愛していた

哀が滲んで

あなたを求める

愛色になる

寂しさが限界に達した夜と
やっと逢える嬉しさの前夜

静かに火をつけた溜め息と笑いが喧嘩

作り笑いが上手くなるのはキレイな嘘よ

僕の僅な命が君への遺書

夜長を乗り切る前に

哀に溢れる涙を止めたくて

誰からも好かれるキミの影が首を傾げた