#夏

8月32日に無くした想いの外形
経暑と清涼の風に吹かれて
ノスタルジアは空の彼方へ

ラムネのビー玉から覗いた空
飛行機雲が線を描き
瞬く間に雲の奥に消えてった ⋆

蒸した大地に１つ雫
溢れる思い出が夏の香りと記憶

残した夏の暑さと眩しさは

秋の涼しさと寂しさが掬うから

なんだかんだで

夏が終わるのはさみしい。

ねるねるねるねの

あの魔女が

居た夏。

来年の夏こそは、あの人と一緒に、ねるねるねるねを練りたい…

そんなふうに思っているうちに、20年の月日が、経過したのだ。

君のことを考えてる時間が

少しずつ増えていくの

きっと夜が長くなったからだね

昼が長くなっても

君のこと考えてるのかな

秋が寂しく感じるのは

夏が眩しすぎたからなのか

あの日

あなたが

見た魔女は

ねるねるねるねの

夏の亡霊

来年の夏は、海に行って、冷やしネルネでも食べようよ。サイダーでも飲みながら。

狂った夏が終わり
ようやく穏やかな季節が訪れた。
しかし
あの暑さの中
クーラーと扇風機の部屋で
ねるねるねるねを練った
背徳感が
今ではとても
懐かしいのだ。

賑やかな季節が終わり

静かな季節の始まりね

私の寂しさもまた始まるのね

夏に閉じ込められていたい

夏と秋が混ざる時季

こんな時季には

ねるねるねるねが

よく似合う

あの夏に戻って練り直せたら…