#夏

素足ではしゃぐ無邪気な笑顔に

心が波打つひと夏の恋。

空と海の間に、私の居場所があった

波に揺れるガラスの心は脆く儚くて

足跡が消える前に名前を呼んでと。

蒼い馨りが夏の景色を彩れば

海のように深い恋に落ちる音がした

心ごと片寄り、近付きたい

私の欲する人は太陽の様で

光は与えてくれるけど

触れることはできないみたい

心を暖めてくれるのに

何処か近寄らせない振る舞いが

氷より冷たく根まで響く

砂の上に書いた「好き」は

君に気づかれるよりも前に

波が空気を読んで消したわ

夏の波打つメロディーに耳を澄ましてみたの

砂浜に君の名前を描いて

【私のこと好きですか】

恋心を掻き消すかのように波が文字を消した

梅雨が明けても僕は傘を差していたい

夏は眩しすぎて心を覆いたくなるから

君が掻き鳴らす音を聴きたいと思ったんだよ

眩しさの中に温もりがあるように見えたから

夏の始まりは君の笑顔からだった

あまりにも眩しく輝いていたから

太陽に背中を向けて自覚した恋心

お祭りの時期だっ！
今年の浴衣何色にしようかな💭

あの人と過ごした夏…

存在しない夏…

架空の夏。

架空の記憶の中で練った、

ねるねるねるねの色は…


あの夏のあの日

たしかに僕は

ねるねるねるねを

練ったのだ。

しかし
最近は
屋外でねるねるねるねを
練ることさえままならない。
もし屋外で練る場合
熱中症対策を
しっかり行うことが
必要なのだ。

雨が降らなくても心が痛いと泣くから

眩しい季節でも傘を差したくなるのね

＃7月21日

僕は、有名なつけ麺屋さんの

順番待ちで、店の外の椅子に

腰掛けていた。

青空と、強烈な日差し…

もちろん、椅子の場所は

店の軒で日陰だったが。

隣のカップルが

こんな話をしていた。

「10年後には、子供は誰も外で遊べなくなるかもしれないね」

心配要らない。

もとい

杞憂なのだ。

たとえ外で遊べなくても

ねるねるねるねが

あるのだから…

"ずっと君が好きでした"

今もまだ好きなはずなのに

過去形にしか成れないのは

この恋に未来が無いことを

心が知っているから