コウ…。・3日前
哀愁のため息
創作
いつかの君は遠くを見ていてさ
心がここに無かったね
やけに空が焼けててさ
あの日の眼差しは
忘れられないよ…
射し込めない陽射しが
くすぶるような日々
翳る雲が
落胆しているように見えた
救いはまだか?!
民兵が口を開いた
同胞の命は
支配者の金になり
疲弊した老人は
飢えで死んでいった
カラスが鳴く空に
平和の兆しなど無かった
神はまだ黙っておられるのか?
神父の祈りは
落胆に変わっていた
乾いたパンは
何も癒せず
涙すら枯れていた
一丁の拳銃が
最後の救いだった
教会の鐘が
平和なふりをして
鳴り響いていた…
想い出が詰まってる
ノートの中に
君との約束と
これまでの出来事
澄ました顔で
読み返したら
涙が溢れて
しょうが無かった
何事も無く
笑いあえたらいいのに…
病気が悔しかった
そんな苦しみがあるのに
微笑んでくれる君が
愛しくてしょうが無かった
あと、
どのくらい時間があるだろう
残された時間を
精一杯笑顔に変えるから…
溢れる涙を
落ち葉が優しく
慰めてくれていた…
滲む絵は
光の絵画
幻の夢を
投影した影