一口小説「妹の居ない日常」
「俺は…バカだなぁ」
アルバムの写真を見ながら
俺は1人泣いていた。
昔の写真だ。小さな頃の思い出が詰まった
妹との思い出の写真だ
その写真には笑顔で笑ってる
妹が居る
何故、俺はあの時止めてあげられなかった
何故、俺はこんなにも大事な妹を
助けてあげられなかった…
「兄~?行くよ!起きて!」
今日も可愛げのない妹が朝
俺を起こす。
そっか買い物に付き合う
話ししたな
「はーやーくー!」
「欲しい物があるんだから!」
「あー!まだ起きたばかりなんだよ!
もうちょっと待ってくれ!」
「ふーんだ!外で待ってるから!」
「そうしててくれ」
寧ろケンカまでして、泣かせて、
仲良くなくなって。
「ごめん…ごめんな…」
今になって泣きながら。
謝り続ける。
「妹ちゃん!妹ちゃん!」
「母さん?おい、嘘だろ?嘘だ…夢だろ??」
失って手遅れになった今
やっと気づいた
そこには見るも無惨な妹が居た
刺された大量の跡…
羽音が恐怖を奏でてた…
「俺が…俺が外で待ってろ言ったばかりに」
大好きだった妹を
助けられなかった後悔
そして幸せにしてあげられなかった
守ってあげられなかった
罪悪感が押し寄せた
「うぅ……うわぁぁぁん!!」
ぐしゃぐしゃな顔になって
泣き続ける。
心が苦しい、あぁ…もう…
どうしたら良いのだろう…
俺は…
俺は…
泣き疲れて眠りにつく。
チュンチュン…
朝になって、目が覚める。
コレからは
もう妹が居ない、
親の声が聞こえる…
俺は部屋を出て下に降りる。
そして妹の居ない人生が
ココから始まった。
何年たっただろう?
俺はまたアルバムを眺めてた
そこには妹の元気な姿が
あった…
俺はまだ忘れられない
小さい時イジメた事
ちゃんと謝らず、それでも
俺の事を好いてた妹
「今も昔も馬鹿だな…俺は…」
俺は庭に行き白いユリの花を採る
「かーさん行くよ。今日はお盆だ」
「妹を向かいに行くよ」
提灯を持ち
妹の墓の前につく
花瓶に花を添えて
「ごめんな…」
そう言って、悲しみの呪縛に
包まれた
「にゃーにゃー」
何だ?墓の近くで猫の声がした
後ろを覗くと仔猫が居た
小さい黒い猫だ。
何か弱ってる…
他人事じゃない気がして
俺は母と話しその子猫を家に
連れて帰った。
餌をあげ幸せそうに丸くなる子猫
俺は飼うことにした
きっと妹の生まれ変わりだと
そう思い込みたくて…
だから…これからは大切な
家族との日々が…
ココから始まるのだ。
ー終ー
ひまたん(。>ω<)ノ・2024-07-18 #短編小説 #見つからないもの #妹 #ポエム #悲しい #辛い #内容 #です #リメイク #教えて!〇〇先生!!
