#愛を溶かして

さよなら哀を愛と間違えた僕
ｶﾅ　　　 〜
出逢いは愛しい結末で溢れてた

君と手を繋げなくても

同じ空の下繋がってるから

君と同じ景色を見れるの

"暑いからかき氷食べない？"

君と二人で過ごせる最後の夏

タイムリミットは夜の花が咲くまで

浜辺に映る君の姿が

余りに似合いすぎたから

夏色に染まった耳は隠せなくて

同じ景色を見ているはずなのに

君の瞳には入れていない気がして

さよならと笑えるには
ｶﾅ　　　　　〜
別れの愛しみも知らなくちゃ

またねって約束交わして

さよならなんて言わせない

恋は甘酸っぱいなんて

漫画の中の世界だけであって

君を想っていた頃は苦かったよ

幸せに浸りすぎた哀

泡となって消える愛

君の隣にずっと居たい

覚えたてだと思ったのに

この感情はどこか君に似てた

もし君色に染まれるなら

お菓子なんてそっちの気

掛けて欲しいのその魔法

台所で笑う声は僕だけのオーケストラ

君の運命の人からのラブレター

僕はまだ君に読ませたくなくて

最初に僕から想いを伝えたくて

求めた愛は見向きもされなくて

求められた愛は僕にはしんどくて
ｺ ｾ ｲ　　　　　　　　　　〜
価値観だけが反発して離れてく

水面に浮かばせた愛

その熱を醒ましながら

僕は哀を抱きしめる