#森と戯れの林檎姫

私が寂しいと感じたとき

君も同じ月を見てるかな

ねえ君はどんな僕も

受け止めてくれるね

カラスの泣き声は

どこか私の心と共鳴した

生きたいと鳴く海豚

逝きたいと泣く少女

休みに来た猫を撫でながら

僕らだけの秘密基地を創った

猫のように気まぐれに

道端の花と戯れられたなら

独り歩く黄昏時

あの鳥が向く方向に

君がいるかもって

馬鹿げた話ね

例えば君が呼んだなら

最後まで傍に居させてよ

行き交う鳥の鳴き声

紛れて私も叫びたかった

僕はここにいるよ

無意味な自己主張

愛っ苦しいその温度は

何でこんなに優しいの

雀が泣く朝に

私ももらい鳴き

君を愛でたい

名前を呼ばれて鳴いた君の

幸せそうな笑顔に貰い泣き