#海に映える冬暁

袋に詰めたマカロン
カカオが苦手な君仕様
そんなのただの建前で
鈍感な君は気付かない
意味を知ってるのは私だけ

すれ違いと寄せ合いを繰り返して

私と君で新しい色作って染まろう

君のストーリーに映った私の袖

二人の恋に熱を与える

着火剤でしかなかったの

君を信じ続けるでしょう、待ち続けるでしょう
愛はあっても哀はない
本質から目を逸らし上辺だけを愛したまま
君の全てを知るのが怖い
見ようとすれば見えること
愛は哀を含むからこそ儚く美しい

僕は手放せずにいる

離れてく君の心を

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それでもいつか

受け入れられるように


ちゃんと離れられるように


追いかけるのも

思い出すのも


もう少し先の未来で

しっかりとやめるから


今だけは

まだ君を感じていたい
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ロング派って聞いたから

切ろうか迷ってたセミロング

このまま伸ばしてみるね

一つ結びの季節が終わったら

君の好みに近付いてるかな

社交辞令を繰り返した口が呟く

「好き」という気持ち

これだけは本物だから

君の想う先が誰であれ

大切に抱えるの

桜の吹雪く学校前で出会った私と君
緊張しながらくぐった校門を
３年前とは別の緊張を胸に通過する
君を見つけ更に落ち着かなくなる心
「おはよー！」
いつも通りの毎日が終わる今日
感謝と共に君に伝えたい事があるの

冬の夜空は澄んで見えるらしい
２人で眺めながら君から聞いた
今は綺麗に見える理由が違うけど
いつかは、お揃いにしたいな
そっと強めた気持ちが記憶を濃くしている

パチパチと鮮やかだった恋の始まり

風に揺られて落ち消えそうな

終わりを待つだけの関係に成り下がったこと

まだ気付きたくなかったよ

終わりゆく季節に赤を添えて

下がりゆく夏に残熱を探して

彷徨いゆく情に希望を残して

もう一度、君と二人並んで

始まりゆく秋を楽しめると信じて

君に渡したい花は、7本のひまわり

ドライフラワーなら許されると思うの

過去のものにするという意志を込めて

君が遠くに行ってしまう日に

花言葉なんて知らないままでいてね

風に乗って流れる雲の影の間から

漏れ出る月の光を見上げています

はっきりと見えない輪郭

ぼんやりと魅せる反射光

どうしても、君が浮かんでくるのです

君が月を見上げたとき、何を想っていますか

行動選択の正負も付かないくらい

私と君は違う世界に生きている

この恋の答え合わせは

ちらりと焼ける花の実が

落ちてからにしようか