#灯想録

過去で想いを綴ったら

今もって言えずに終えました

思い出したら泣けてくるような

苦い想い出はいつまでも消えないの

あの日頑張って笑った

寂しさが報われた気がした

記憶の種ひとつ空に翔ける

行かないで、一人にしないで

過去も現在も未来も

形は変わらず青いまま

辛かったとき嬉しかったとき

振り返ればいつも君が傍に居るの

我慢も葛藤もなかった日々

空も明日も全てが味方だった

辛かった日々を手放すのではなく

その思い出にアクセントを加えて

風に揺られて涙に霞む

視線の先に君がいたんだ

いつか見上げた空の

こんな表情が恋しくなった

貴女の織り成す世界とか

好きだったのかもしれない

今に満足できてないふりして

懐かしさに胸を苦しめてしまう

日常の瞬間を切り取って

一生の思い出と名付けたの

懐かしさの匂いは

寂しさを連想させる

名前をつけてしまったから

思い出が愛惜しくなってしまう