【 甘い 甘い チョコレイト 】
甘くて、苦い、チョコレイトのような 恋 をした。
。。_______________。。
南女子学園 中等部 3年3組 の 教室は 今日も 騒がしい。
昼休み になり、学校中 みんなの 笑い声で 満ち溢れていた。
久望 そら は 昼食を 食べ終え、昼寝に 最適な 場所へ 向かった。
「…今日も あそこに 行こう。」
そらは 裏庭の 庭園に 向かった。
ここは 風道しは 良いし、とにかく 景色が 最高。
でも まだ 花は 咲いてないから 人は いない。
この時期の この場所は そらの お気に入りの 場所だった。
庭園の 奥まで進み、1つだけある ベンチに 腰を かけた。
透き通った 空を 眺めていると、まだ 少し冷たい風が 頬を 撫でる。
うとうとしていたとき だった。
『そら ちゃん!』
少し 高い声で 私の名前を 呼ぶ。
愛しい声に そらは ゆっくり 目を 開けた。
この場所は 彼女と 2人きりになれる、そらの 大好きな場所だった。
「はな ちゃん!」
嬉しさのあまり そらは 駆け寄る。
「今日も お仕事?」
『そうだよ。そら ちゃんは お昼寝?』
「もちろん!」
そらは この時間を 楽しみに していた。
。。_______________。。
南女子学園 中等部 3年3組 の 教室は 今日も 騒がしい。
昼休み になり、学校中 みんなの 笑い声で 満ち溢れていた。
草野 はな は昼食を 食べ終え、教室を見回した。
「…今日も あそこに 居る かな。」
はなは 裏庭の庭園に 向かった。
ここは 園芸部のはなが 育てていて、お気に入りの 場所だった。
まだ 花は咲かない から、人は いない。
庭園の奥に 1つだけあるベンチ へ向かうと、やはり 彼女が いた。
「そら ちゃん!」
嬉しさのあまり すぐに 声をかけてしまった。
彼女は そんな私に 駆け寄ってきた。
『はな ちゃん!』
少し 低めの声で 私の名前を 呼ぶ。
この場所は 彼女と 2人きりになれる はなの 大好きな場所 だった。
『今日も お仕事?』
本当は 仕事なんて ないけど、
「そうだよ。そら ちゃんは お昼寝?」
『もちろん!』
はなは この時間を 楽しみに していた。
。。_______________。。
『そら ちゃんは、バレンタイン 誰かに あげるの?』
「えっ!?…いやぁ〜、実は 何も考えてなくて…!」
本当は はなちゃんに渡そうと 思ってるけど、そんな 勇気 私には ない。
『そう なんだ…』
『…ねぇ、そら ちゃん。私が チョコを 作ったら、食べて くれる?』
一瞬 固まってしまった。
「…えっ!?」
思っても なかった、
はな ちゃんが 私にくれる なんて
「それは…嬉しい…です…」
『ふふ、良かった』
『じゃあ 明後日 一緒に 帰ろう!』
思いっきり 頷くしか 出来ず、
私の 心臓は バクバク だった。
。。_______________。。
「そら ちゃんは、バレンタイン 誰かに あげるの?」
私にしては 珍しく、勇気をだして 聞いてみた。
『えっ!?…いやぁ〜、実は 何も 考えてなくて…!』
「そう なんだ…」
そら ちゃんに 想い人が いない? ようで 安心 した。
「…ねぇ、そら ちゃん。私が チョコを 作ったら、食べて くれる?」
『…えっ!?』
『それは…嬉しい…です…』
貰ってくれる…!そら ちゃんが…!
「良かった…」
「じゃあ 明後日 一緒に 帰ろう!」
私の 心臓は ドキドキ していた。
。。_______________。。
とうとう バレンタイン 当日。
あっという間に 放課後に なってしまった。
『そら ちゃん、帰ろう!』
「う、うん!」
『そういえば この前の……』
『……だったでしょう?』
『それがね……』
歩きながら はな ちゃんが 何か 話しかけてくれてた けど、
緊張のあまり 集中出来ず、どんな 話 だったか、
どんな 返事 をしたか 全く 覚えていない。
『…じゃあ、これ、チョコ です…!』
私に チョコ を渡すとき、少し 顔が赤かったのは 気のせい かな。
春風が吹いて 彼女の ふわふわな髪の毛に 隠されてしまった。
「…っりがとう…!」
はな ちゃんからの チョコを 受け取って、
私も チョコを 渡す。
「こ、、これ、私から、はな ちゃんへ…」
『あり…がとっ…!』
「…あのっ、嬉しすぎて、、今、食べても いい?」
何 言ってるんだ私は と後悔したけど、
彼女は 優しく 微笑んだ。
『じゃあ、私もそら ちゃんの 食べても いい?』
「…もちろん!」
。。_______________。。
とうとう バレンタイン 当日。
あっという間に 放課後に なってしまった。
はな は 勇気 を だして…
「そら ちゃん、帰ろう!」
『う、うん!』
歩きながら そらちゃんに 何か 話してたけど、
緊張のあまり 集中出来ず、どんな 話 をしたか、
どんな 返事 をしてくれたのか 全く 覚えていない。
…もう いいやっ…えいっ!!
「じゃあ、これ、チョコ です…!」
『…っりがとう…!』
私の チョコ を受け取るとき、少し 耳が赤くなってたのは、気のせい かな。
春風が吹いて 彼女の さらさらな髪の毛で 隠された。
『こ、、これ、私から、はな ちゃんへ…』
「あり…がとっ…!」
『あのっ、嬉しすぎて…今、食べても いい?』
あまりにも 可愛かった。
「じゃあ…私もそら ちゃんの食べても いい?」
『…もちろん!』
。。_______________。。
可愛く ラッピング された箱の中に、
可愛い ハートのチョコレイト。
ミニレター に、"Happy Valentine" と、
右下に 小さく 2文字。
顔を赤らめたふたり は
お互い 気付かないフリ をして、
今は
甘く、苦い、チョコレイトのような恋をしていた。
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