#腕の傷

腕の跡を､きれいだよって泣いて


流れた赤い雫を


生きている証だよって笑って

『心の傷』を『腕の傷』で

埋めようとしただけ…

腕の傷を見られて『きもい』って言われた…

それをさせてるのは誰だと…思ってるの……？
　　
こうなってるのは全部あなた達…のせいなのに…

人生が急に嫌になって

諦めてしまって

僕は

自分の身体を傷つけてしまった

我にかえり腕を見た瞬間

涙が止まらなかった


『ごめん　母さん』

腕の傷を認めてくれたのは君。


幸せを教えてくれたのは君。


恋を教えてくれたのは君。


別れの辛さを教えてくれたのは君。



『僕の全てに君がいる』

あなたのその涙も、

腕の傷も、その心も、

今日という日をあなたが生きた

証拠なんだよ＿＿。

腕の傷は作らない
少しでも
僕は幸せだと思いたいから
でも、その分
どんどん心の傷が
増えてきたな

あなたの腕の傷は



あなたが


泣いた数

悩んだ数

苦しんだ数

辛かった数

死にたいと思った数

前が見えなくなった数。



その時は確かに辛くて笑えなかった、
誰も信じれなくて生きるのが嫌だった、

けど、
全てが最善に導かれる時、

あなたは

傷の数だけ


強くなって

笑うことが出来て

幸せを感じて

人の痛みを知れて

慰めることが出来る。




だから、
今苦しくて辛くて前が見えなくて真っ暗でも
強くなれるいつかの日を考えて
強く生きるんだ。

残る腕のキズは僕が前を向く為の証

切る痛みが快感で
生きるために今日も1本また1本

誰か…私の心の傷を癒して欲しい…
相談に乗って欲しい…
私のSOSに気づいて欲しい…
そばに寄り添ってて欲しい…
そう願っても私なんかに優しくしてくれる人なんか居ない…
私のそばで話聞いて欲しい…
誰か助けて…

親に腕の傷がバレてしまった

「そんなことして何になるん？」

“そんなこと”ってなに…

ずっと辛かった事なんて知らないくせに

ずっと死にたかったなんて知らないくせに

ずっと苦しかった事なんて知らないくせに