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#赤いチューリップ

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全11作品・

_愛のチューリップ畑にて君想う②_

『僕の愛は全部君にあげるよ』

『だから、これからは僕のために笑って』












「話すね。私の過去」






『...うん』






真緒は静かに頷いた。

それを確認して、一言ずつゆっくり話す。






「...私が6歳の時。今から10年前か」






「私ね、お父さんから虐待受けてたの」






真緒は、何を言うわけでもなく静かに聞いている。






「最初はそんな人じゃなかったんだよ。優しい人だった。...でも」






「仕事をクビになってから、人が変わっちゃった。凄く塞ぎ込んで、新しい仕事も探さないで」






「お酒を飲んでは人が変わって。毎日毎日お酒を飲んでは暴れて、私を殴ってた」






「...それでも。それでも私が無事だったのは、お母さんがいたから」






「お母さんは、暴れるお父さんから私を庇ってくれてた。...まぁ、全部は庇いきれなかったんだけど」






そう言って、長袖の洋服を捲る。

今でも治っていない、痣のあと。

それを真緒に見せた。






『...っ』






真緒は目を見開いて、苦しそうな顔をして私を見た。

大丈夫。

そう言う意味を込めて微笑んで首を振った。






「...だから私は、今ここにいられてる。お母さんは、私を守ってくれた」






そこで一呼吸おいた。息を吐く。






『...お母さんは...??』






真緒がゆっくりと聞く。






そんな真緒をちらりと見て、チューリップ畑に向き直って






ぽつりと言った。







「死んだよ」







隣で真緒が息を呑んだのが分かった。


そのまま正面を見たまま続けた。






「あの時、お母さんはいつも通りお父さんから私を庇ってくれてた」






「...でも」






「お父さんに突き飛ばされて、机に頭をぶつけて。...打ちどころが悪くて、そのまま...ね」






《京子、どけ!!》


《いや!!もう真実に手を上げないで!!》


《うるさい!!》


ドンッ


《あっ!!》


ガッ!!


《...》


《...お母さん??...お母さん!!ねぇ、お母さん!!返事してお母さん!!》






「...」






不意に思い出した。

お母さんが死んだ時のこと。

話しているからだろうか。






『真実ちゃん...』






急に黙った私を、真緒が心配そうに見ている。






「...お母さんが死んだ後、私はおばあちゃんの家に引き取られたの。」





そのまま話を続けた。


さっさと話してしまいたかったのかもしれない。






「...おばあちゃん達は、私に凄く優しくしてくれた」






「...でも」






「みんな腫れ物を扱うみたいな扱いだった。そりゃそうだよね。お母さんが死んで、お父さんは虐待と殺人罪で逮捕だもの」






優しさと見せかけた腫れ物扱い。

おばあちゃんの家で、私はそれを痛いほどに感じた。

みんな怖いほどに私を気遣う。

やりすぎなぐらいに心配する。

普通が良かった。

そんな扱いが嫌だった。






「だから私は、家族からの愛を知らない」






「そんなものを感じたことがないの」






物心ついて記憶していることは

お父さんの罵倒。

お母さんの悲鳴。

物が壊れる音。

身体が震えるほどの恐怖。

優しさに見せかけた同情。

それだけだった。

愛なんてもの、私の環境に存在しなかった。






「...これで、私の過去の話はおしまい」






その言葉で締めくくった。






『...』






真緒は黙っている。


なんて言ったらいいか分からないのだろう。


チューリップの花が、風に揺れている。


今の重苦しい雰囲気に合わないな。


ぼんやりとそう思った。






『...辛かったよね』






不意に真緒が口を開いた。






「え...」






『幼い時からそんな扱い受けてさ。愛を知らないなんて、辛すぎるよ...』






真緒が、泣いている。






泣きながら、私をことをいたわってくれている。






「...なんで、真緒が泣くの...」






『ごめっ...なんか話聞いてて、真実ちゃんがこんなに辛い思いしてたんだって思ったら、涙が...』






...あぁ。



この人は、なんて優しいんだろう。

偽りじゃない。

心からの涙を、私の話を聞いて流してくれている。

本当に、優しい人。






『ごめんね、泣きたいのは、真実ちゃんの方だよね』






ぐすっと鼻をすすって、真緒はそう言った。






「私は、別に...」






私の涙は、お母さんを亡くした時にもう枯れてしまった。
あの時以来、私は泣いていない。






『...あのさ、真実ちゃん』






真緒が私の名前を呼ぶ。






「ん??何??」






『こんな時に言うことじゃないんだけど...』






...なんだ、一体。

訳が分からなくて首を傾げる。



真緒は、ゴソゴソ音を立てながらある物を私の前に差し出した。






「これ...」






それは、チューリップの花束だった。

赤いチューリップの、花束。






『この花束、真実ちゃんにあげるよ』






「私に...??」






『タイミングが、ちょっと変だけどね』






そう言って真緒はふにゃりと笑った。






「...ちょっとどころじゃないでしょ」






『まあまあ』






そう言って真緒は笑う。

相変わらずあっけらかんとしている。






「...ありがとう」



そう言って受け取ろうとしたその時。



『あ』



真緒は花束を引っ込めた。




「え、何」





『一個、言おうとしてたのを忘れてたよ』





「は??」






唐突に何を言い出すんだこいつは。

今受け取るところだったのに。






『真実ちゃん、赤いチューリップの花言葉は??』





いきなり真緒が言う。






「...真実の愛」





そう、赤いチューリップの花言葉は真実の愛だ。





『その通り。やっぱり知ってたね』






そう言って真緒は笑った。






「それがなに」





『真実ちゃん』






今度は私の名前を呼ぶ。

...何がしたいんだこいつはさっきから。






「...何」






『僕の愛は全部君にあげるよ』




『だから、これからは僕のために笑って』






「は...何、それ」





『返事は??』





真緒は相変わらず笑っている。






「...プロポーズみたい。ずるいよ」






『あはは』






真緒はやっぱり笑ってて。

あぁ、私は。

この人には勝てないんだ。





息を吸って、真緒の目を見る。






「うん。私の愛も、全部真緒にあげるよ」






その時の真緒の笑顔を、私は一生忘れることは無いだろう。





二人を祝福するように、チューリップの花が風に揺れていた_

杠葉 日葵_辞める・2020-03-17
小説
長編
長ぃぃぃぃいい
オチが...
これでいいのだろうか...
くっそ長い
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チューリップなのにチューリップじゃない(背景)
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捧げましょう

3本の赤いチューリップ

どうか

花びらよ

儚く散らないで

瑞々しい姿で微笑んでいてね



2022年3月15日 22時58分

フランソワーズ・2022-03-15
赤いチューリップ
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赤いチューリップの花言葉



























"愛の告白”

・・2023-05-24
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これらの作品は
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花束なんて柄じゃないけどさ


この花が枯れたって


何度でも君に花束を贈るから

愛湖・2022-05-25
君に届け
愛の告白
真実の愛
花言葉
赤いチューリップ






音に込めてさ。

ずっと歌う。君が見てくれるように

こんなに近くにいるのにな。

君に花をむけてもいい?

1番綺麗な赤いチューリップの花を一輪さ








赤いチューリップ
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時ノ雨(しのくれ)・2022-01-08
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花の香りがするあの子___


花屋さんの彼女へ 、


赤いチューリップを贈った


すると彼女は、

眩しい笑顔でうなずいた__。



… … … … … … … … … … … … … 





いつも 気にかけてくれるあの人___


優しい彼から 、


赤いチューリップを貰った


チューリップの花言葉は 「 恋人になって 」

・・
赤いチューリップの花言葉は 「 恋の告白 」


私は、

迷う事なく笑顔でうなずいた__。



幸永・2021-10-20
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君に花で気持ちを伝えるならば
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花言葉 愛の告白 真実の愛
でも勇気のない私は渡せないけどさ。

果譜.・8時間前
赤いチューリップ
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俺の隣には今好きじゃない奴がおる

人気やし、付き合ったけど

ホンマは…他に好きな奴がおる

あいつは花が好きやし、

花言葉一生懸命調べて
赤いチューリップを送った

俺の真実の愛を少しでもわかって
ほしくて

まぁ……あいつ鈍いし
伝わるはずないけどなぁ

코싱〜幸心・2019-05-21
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