#あなたのタグお借りします。

終わっていいなんて
そんな事は言うな？
はぁ？あんた何様？

生まれ堕ちたなら
親の為に生きろって？
大事にしろって？

なら、手本見せろよ

嘘も吐かず裏切らず
傷つけず迷惑もかけず
弱音も一切吐かず
頼る事も甘える事もしないで
独りで生ききってみろよ

そしたら聞いてやるよ
あんたのその説教を

で？
1度もないの？嘘吐いた事

少し離れながら歩いて
名前すら呼び合えない
そんな関係でも

気紛れに会いに来て
機嫌取るように
プレゼントなんて
私からは贈れない
そんな関係だけど

「好き」を言い換えて
「愛してる」も言えなくて

隠れるように
逃げるように
一方通行のまま

いつだって独り
貴方を待つ部屋は
広すぎる
私には広すぎたよ

別れを選んだ理由なんて
終わってしまえば
どれも一緒でしょう

思い出を過去に
変換して削除するだけ

まるで最初から
いなかった
そんな存在になって

新しく出会ったら
同じように愛を囁いて
振り返る暇もないほど
誰かを愛するのでしょう

電源落として
真っ暗になった心
それに気づかないまま

脱げた靴も放って
裸足のまま走って
痛みなんて忘れて

それでもまだ遠くて
ほんの少しでいい

会いたいよ
笑ってよ
名前を呼んで
頭を撫でて

逝きたくなるのは
心まで遠く感じる時で

スクリーンの中のあの子は
幸せそうな顔で
あの人を見つめてる

知らないの？
いつか終わってしまうこと
そんな簡単なこと

火照った身体
交じ合わせ重ね合わせ
他には何もいらない
そう思えても

ボロボロになるほど
振り回されて
「バイバイ」

ねぇ
もう一度、信じてみても
ねぇ
もう一度、やり直しても
あの子にはなれない

憧れているのは
ヒロインじゃないから

それでも
貴方となら
終わらない
物語を
作っていける
そう思えたの

頭を撫でて欲しいのは君で
戯れ合っていたいのは君で

喧嘩からのごめんなさいも
当たり前にならないように
いつもありがとうって伝え
朝を迎えるその時まで一緒
全て君で満たしていたくて

心なんてもう
捧げてる
身体だけ今も
届かない

もどかしさや痛みから
逃げ出した日も
思い知らされるだけ
どれほど特別なのかを

顔色を伺いながら
怒鳴られないように
ちゃんと良い子でいるから

思い通り先回りして
呆れられないように
ちゃんと演じ続けるから

だから
ちゃんと愛して
ちゃんと褒めて

剥がれ落ちそうな仮面
両手で抑えながら

あなたの言いなり
それが当たり前だった

口に出せない
そんな言葉を文字にして
今夜も眠りにつくだろう

聞いてくれるかい？
臆病で卑怯者の僕の話を

声に出せない
そんな物語を文字にして
眠れない夜を過ごすだろう

読んでくれるかい？
不器用で愚かな僕の話を

記憶が曖昧なの
当たり前になって

目を開いて
夢か現実か
確認して

思い返し諦めて
過ぎ去ってく
昨日に一昨日に
ばいばーい

今日という日を
覚えていられますように
毎日そんな繰り返しで

汚したのはあなたでしょう
何処へも行けないよう
もっと縛っておいてくれたら

突き放したりなんてしないで
私だけを見ていてくれたら
余所見なんてしないで
私だけを愛してくれていたら

泥だらけにならずに
傷だらけにならずに
いられたのに

最期まで繋いだまま
閉じ込めてくれたら

灯りを見るのは
あなたが私を抱く
その時だけの灯りでいい

あなただけの私
それだけしか望んでいないのに

寒がりな君だから
部屋を暖めてから
「おはよう」

寂しがり屋な君だから
お弁当を持たせて
「頑張ってね」

強がる君だから
素直にさせてから
「仲直りしよう？」

真っ直ぐな君だから
重なり合って
「愛してる」って
何度も伝えて

一秒でも長く
君と一緒に生きていたい

心の中を覗けたら
少しは安心出来るのに

どうか僕だけ見ててよ
他に余所見したりしないで
どうか僕だけ優しくしてよ
他を褒めたりなんてしないで

どうか僕だけ愛してよ
どうか僕だけ
…どうか…どうか…

君だけの僕だけに

例えば
瓶を空っぽにするとか
高いところから落ちるとか
飛び出してみるとか

痛みを我慢するとか
熱いの我慢するとか
苦しいを我慢するとか

見えなくなるとか
聞こえなくなるとか
終わらせてしまおうとか

考え打ち消し
衝動をどうにか抑えて

一体
僕は誰だっけ？

教えて
時々わからなくなるんだ

わかってたよね
こういう人間だって

誰だっていい
寂しさ埋めてくれるなら

ほら
ちゃんと動かして
代わりの相手でも
満たされず
僕が欲しかったって

いつものように
「ご主人様………」って
お願いしろよ

めちゃくちゃになるほど
刻み込んで
どうしようもなく
僕に溺れたらいい

ほら
いつものように
可愛く鳴いて
愛させてよ

覚えていられるよう
2人にしかわからない
そんな証だけ持って

「初めまして」
「未来の恋人です」

最期の日から始めた僕ら
出逢えないわけないだろう

君が生まれたその日に
僕は一足先に眠って待ってるよ
安心して隣に来たらいい

こんな世界も悪くないって思えるさ