#叶わぬ恋

春待つ貴方の隣

桜が綻び嘲る頃

此処に貴方は居ない

ふと伝わる貴方の拍動が

余りに心地好い物だったから

独りぼっちな気がしただけ

「またね」なんて

次会う保証も無いのに

忘れないでいてくれるなら

許されなくてもいいと思った

私を許していただけませんか。



「エゴ」という言葉の意味を調べた時

まだ意味も分からなかったあの頃

死にたがりの貴方を抱きしめながら

口にした言葉が

まだ理解してない言葉の

使用例であった事も気付かないまま

貴方をこんな世界に閉じ込めてしまった事

優しい言葉を送ることで

自分も優しい人間であると錯乱した事

貴方の隣に私がいることが

貴方にわからないよう目を塞いで

貴方の隣にいる人が

あたかも貴方の愛しい人であるかのように

震えた声で作り笑いした事



同じ月を見ているのに

私は貴方のことばかり

星は皆輝いているのに

貴方を悲願するばかり

貴方の希う春が来るのに

別れをただ惜しむばかり


花の便りも聞かれる頃となりました

どこかに行ってしまわれる貴方が

桜の花びらの様にはなりませんように

惜春の候を貴方にお返しします

愛してやまない貴方

どうか幸せでいてほしい

そして私の事なんて忘れてください


私を許していただけませんか。

貴方を愛してしまった私を

全てを許してしまった私を

会いたいと願ってしまった私を

貴方の手に触れてしまった私を

この胸の痛みが治まるまで

私のそばにいて欲しかった

貴方の言う「大丈夫」に

只管、ただぼんやりと安心してた

吹き付ける春一番に打ちひしがれた私を

ただ抱き絞めて、欲しかった

あんなにあんなに大好きな春

どうか私のもとへ来ないで

大好きです貴方のことも

何も選べない私を許して



優しい貴方でありますように

貴方を想っています

ずっと

傷が出来た恋だったけど後悔はないよ。

このまま
歳をとって
どんどん
老いていき、



いつの日か


全てを忘れらる日が
来るのだろうか。



貴女を
思い出すこともできなくなる日が
来るのだろうか。

貴方より好きになれる人なんて
現れるのかな

恐らくもう会うことの出来ない君へ

大好きです

許される想いじゃない

でも
捨てられない。

これは誰の罪？


許される愛じゃない


でも
傍にいたい。


これは私の罪
私だけの痛み。

都合のいい存在だっていい

君のそばにいられれば

それだけで幸せなんだ

きっと

届かず消えてしまう運命を前に

バレないように隠した恋心

魔女にかけられた魔法のせいで

僕の良心さえ、もう効かないみたい

触れたくて
触れたくて
感情を抑えるのが
苦しい。



近寄りたいのに
近寄れない。



目を閉じて
貴女を思い
悲観する。


溢れる想いは
まるで


呪いのよう。

たくさん笑った
たくさんの人に逢った
したコトのない経験をたくさんした。


嬉しかった


でも
だんだん
淋しくなっていった。



届かないモノばかりだと
気づかされたから。

貴方と目が合うたび
貴方の声を聞くたび
毎回好きが溢れてしかたないよ