はじめる

#あはははは

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全14作品・







【花になりたい。】











「皆さんは生まれ変わったら

何になりたいですか?」








「おおかみ!」



「うさぎ!」



「くま!くまがいい!」







そんな平凡な回答の中


まだ7歳だった私の中で


一際目立つ発言があった。










「俺は花になりたい。」





そう言ったのは浜名汰斗(はまな たいと)。














あれから数年が経ち、


私はとうとう高校二年生。








「未琴!おい!未琴!起きろ!」






その叫び声が聞こえた時、

クラス全体に笑い声が


響き渡った。









「堂々と寝てんじゃねーよ、花崎ー」





「未琴ー、起きてー笑」








「あはは笑


寝ちゃったー笑」








「ったく、寝坊助が。」








「うるっさいな。」







私は花崎未琴(はなさきみこと)。




今、私を起こしてきたのが

「花になりたい」と言った少年。






まあ、今は青年、なのかな。










「ねぇ、汰斗はさ。」





「あ?」





「どうして、あの時、

いや今もかもしれないけど

花になりたいって言ったの?」







「あの時?んなの覚えてねーよ。

どうせ、適当に言ったんだよ。」







「そ、そうなの?」







「そうだろ。」











汰斗はあの時の話をすると


どうも隠したがる。









「未琴ー。帰んぞー。」





「はーい。」










家はお隣さん。



赤ちゃんの頃からの付き合い。






「じゃーな。」




「うん。」











「ただいまー。」





「おかえり、未琴。」







「うんー。」








「おい、未琴!


勉強せなあかんやろ!」








「は?今帰ってきたんだけど。」






この人は私の兄。


花崎未来翔(はなさき みくと)。




去年まで、仕事の関係で

大阪に居た。







「お前、将来どうすんねん。


うち、継がないんか。」







「なんで、私がお兄ちゃんに

そんなこと言われなきゃ


いけないの。


アンタが継げばよかったでしょ。」








「もう、いいのよ2人とも。その話は。」









うちはお医者さん一家。




お兄ちゃんは美容師として働いている。







本当は長男のお兄ちゃんが


継ぐのが決まりなのに、


勝手に美容師になんかなって、




私に全部押し付けようとする。









「もう、ええわ。


好きにせい。んなに言ってやっとんのに。」








「言わんでいいわ。


迷惑。一生部屋から出てくんな。」







帰ってきてお風呂に入って


ご飯を食べて普通にいい気持ちのまま


寝るはずだったのに。







あいつのせいで。


いつもめちゃくちゃ。







お医者さんになんかなりたくない。




好きなことしたいのに。








「おはようー。」





「おはよう。」







「んあれ、バカ兄貴は?」







「もう仕事に行ったよ。」






「お父さんは?」



「もう病院。」







「へー。」








「行ってきますー。」








「行ってらっしゃい。」
















「あれ、いつも玄関前に居るのに。


汰斗ー?汰斗ー。








お家、行くか。」











ピーンポーン。




「汰斗ーっ!




あれー。寝坊か?」






「未琴ちゃん?」







インターホンから



汰斗の妹、

浜名 咲葵(はまな さき)ちゃんの声がした。









「あ、咲葵ちゃん?」






「うん。」






「汰斗いる?」








「居ない。」








「え?先行ったんかな。」








「ちがう。ちがうよ。」









「?、どうしたの?」









「ママとパパと、病院。」






震えた声で、鼻水を吸いながら、


まるでもう喋れないかの様に。







「え?」


















病院?どうして?






私はお父さんに電話をかけた。









「お父さん?お父さん?」








応答は無かった。










身体中に寒気がして、



息もできないくらい慌てて





直様、病院に向かった。













「すいません!


浜名汰斗って人いますか、?」







「〇号室ですが。



汰斗くんとどういった御関係で?」







「と、友達!です。」









「は、はい。分かりました。どうぞ?」









「汰斗?」





「汰斗?」









「んな、呼ばんでも分かるわ。笑」







笑った。


安心した。





肩の力がストンと抜けて。





ホッとした。









「どうしたの?なんで、ここに居るの?」







「俺、病気。」





少し黙って、やっと話した


「俺、病気。」のわずかな数の言葉。








「どういうこと?


いつからだったの?



なんの病気なの?」








「黙ってた。



生まれつき。




先天性心疾患。」








「生まれつき?黙ってた?



せんてん…何?知らない。




分かんない。どうなるの。


治るよね?ねぇ、汰斗!」









「うるせぇ。




多分、もう少しすれば











死ぬんじゃねぇの。」










「は?」







な、何言ってんの。




意味分かんないし。






「俺さ。やっぱ。花になりたいよ。」






らしくない弱い声。


泣きそうな寂しそうな哀しい声。






「なんで?」





自然と目からポタポタと水が流れた。






「花みたいに、咲いて枯れたいから。」










「げ、何で泣いてんだよ。」







「うるさい。汰斗が、変な事言うから。」







「俺はさ、咲かなかったんだよな。




将来はさ、サッカー選手になりたかった。





でもさ、生まれた時から俺は



゛咲けないことが決まってた゛」










多分、その言葉の意味は




サッカー選手になる前に死んでしまう





と、言うことなのだろう。










「汰斗。汰斗。汰斗、汰斗。」






「うるさい。なんだよ。」






「死んだら、許さないから。」







「ったく、俺が死ぬごときで

そんな泣いてんじゃねーよ。笑」








「汰斗も。泣いてるじゃん。」








「泣いてねーよ。馬鹿野郎。」









まるで、あと少しで死ぬとは思えない



満面の笑みを浮かべた。





















そして、死んだ。










もっと、「花になりたい」




その意味を早く知っておけば良かった。









「おい、未琴。


将来の夢。決まったんか。」






「お兄ちゃん。


私、お医者さんは継がないよ。」








「…。まあ、ええわ。


俺がどうこう言うことちゃうしな。





ごめんな。未琴。」









「気にしないでいいよ。



ありがとう。」
















「すみませーん。


このお花。頂けますか?」







「はい!どうぞ!」










ねぇ、汰斗。




私は花を咲かせる人になったよ。







私が咲かせた花を



たくさんの人の手に渡って、






幸せを届ける楽しいお仕事だよ。












来世では、汰斗も咲かせてあげたらいいな。

瀬渡_・2020-09-06
花になりたい。
小説
自作
先天性心疾患
病気
恋人
死ぬ
病死
頑張った
あはははは
褒めて
褒めて
褒めて
褒めて
下手くそ
意味不
なんじゃこりゃ
だけど褒めて
褒めて
感想ください

𝑴𝒆𝒓𝒓𝒚 𝑿'𝑚𝒂𝒔

舞羽・2020-12-25
MerryX'mas
メリークリスマス
リア充
幸せにな
クリぼっち
楽しい
あはははは
推しを
眺めて
過ごそう
かな
(?)
と、
言ってみた
けど
🥳
🥰
😜
ちょっと
何したいのか
分からない
自分が
迷子
クリスマス
おかしくなってる
かも
しれない
確定
クリスマス
プレゼント
何貰った?
プレゼント
開ける
楽しみ
タグ
使って
話す
スタイル
楽しい
クリスマス
なのに
部活
先生
からの
クリスマス
プレゼント
かな
ww
だとしたら
先生
センス
良すぎ
問題
🥺
今日は
たくさん
プレゼント
貰った
(推し様からも)
嬉しすぎる
ちょっと
タグ
付けすぎ
あはははは
反省中
ここまで
読んで
くれて
ありがとう
今日
素敵な
クリスマス
なる
こと
願って
います
皆さんが
幸せに
なれる
あります
ように










今日の朝お母さんに、リスカの傷を見られたんだ。

そしたら


リスカの傷を見て、


お母さんは、泣き崩れた。

そしてね、何て言ったと思う?

















ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

なんで、こんなことしてるの!

ご近所さんに、合わせる顔がないじゃない!

その傷、一生私に見せないで!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
だってさ。

心の奥で、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

       つらかったよね。
   きずいてあげられなくて、ごめんね

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

っていう言葉に期待してた私が馬鹿みたい。



笑いたくなるよね。
あはははは

じゅな&しゅうと・2018-10-02
リスカ
現実
馬鹿みたい
あはははは

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

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