はじめる

#いみふ

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全98作品・





『あと3分で来ないと帰る』






絵文字も顔文字も句読点もないメールの文章から、彼の本気度を感じた。いや、彼からの連絡の文面はいつも素っ気ないのだが。


それでも、そのたった一文。そこから滲み出ている怒気に気づかないほど、私は愚鈍ではない。


「や、やべぇ」


そのメッセージを、布団の中で確認した私。約束の時間はとっくに過ぎている。


ほんとにまじで仕事しろよ目覚まし時計!









「待ち合わせ場所は駅前でいい?」



そう提案したのは私だった。隣を歩く君が、変な顔をして首を傾げる。


「駅前、?」


「うん!いいでしょ?デートっぽくて」



「いや、でも」



君の足が止まる。ここが君の家である。


そしてその隣にあるのが、私のおうち。



「家、隣だぞ?わざわざ駅前で待ち合わせるのか?」


「恋愛小説でよくあるシチュエーションをやってみたいの!いいでしょ?」


「・・・別に、いいけど。ちゃんと遅刻せずに来いよ?」



「分かってるってば!」









昨日のやり取りを思い出す。ああもう、私のバカ!!



半泣きで前髪を整える。本当はアレンジ前髪をやってみたくて、色々調べてたけどそれをするにはあまりにも時間が足りない。


昨日、ものすごく悩んで決めた勝負服。


君とは、物心ついた時から一緒にいる。寝起きのぶっさいくな顔も、中学のジャージを部屋着にしているズボラなところも全部知られている。


それでも、今日だけは「かわいい」と思われたい。あわよくば「かわいい」と言わせたい!そう思っていた。





『ごめん!!!!!!今起きた!!!!!』



全力で歯磨きをしながら、君にメッセージを送る。すぐに既読がついた。やべぇ


『今、歯磨きしてます!!!!あと3分で家出るんで、待っててください!!!』



慌てて追加のメッセージ。こちらもすぐさま既読がついた。


なにも返してこないのが怖いので、クマが全力で土下座しているスタンプを送信。


そしてすぐに既読。返事はこない。こわい



ぐじゅぐじゅぺをして、鏡を覗き込む。最低限の準備をしただけ。メイクもしてないけど、このままだと初デートがおじゃんになってしまう。


そんなのいやぁあ!



申し分程度にリップだけ塗っとく。この日のためにメイク動画を見まくってたのに!


メイクをした大人っぽくて美しい私のお披露目は次回に延期になりそうだ。



バックをひっ掴んで、中身を確認する。財布さえ入ってればもういい!




『忘れ物確認してる!!!今から家でます!!どうか怒りを鎮めて待っててぇ!!』



クマが泣きながら謝っているスタンプと共に送信。即既読。だよね、知ってた。


玄関に走り、靴を履く。慌てすぎて、つんのめって転びそうになった。


そして手に持っていたスマホが震えた。ああもう、迷惑メールか?ゲームのライフが満タンになりましたよの合図か?


それどころじゃねぇんだぞ私は!


軽く舌打ちしながらスマホを開く。ぴこぴこと光っているアイコンはメッセージアプリ。


『気をつけてこいよ』



君からの返信。絵文字もスタンプもない素っ気ないメッセージ。


それを5回ほど読み返す。ニヤニヤが止まらない。


こういう所が好きだちくしょう!









私の家から駅前に行くには、バスが1番早い。私の家を出て、君の家の前を走り去る。


誰よ!隣同士に住んでるのに、わざわざ駅前集合にしたのは!



私か!



ダッシュでバス停まで走る。髪型が崩れるが、そんなこと気にしてられない。


バス停が見えた。ちょうど、止まっていたバスが走り去るところだった。


「うそじゃん!」


かなり大きめの独り言が飛び出した。通行人が私を見てくる。


だんだん減速して、最後はとぼとぼとバス停へ歩いた。私がバス停までどれだけ急いでも、バスが来なけりゃ意味は無い。


バス停横のベンチに座って、スマホを取り出す。



『目の前でバスが走り去って行きました。。。』



クマが大泣きしているスタンプと共に送信。即既読。うん、知ってた



『ウケる』



たった一言、君からの返信。



ウケねーよ!!




天気がいい。絶好のデート日和だ。


私の心には雪が吹き荒れてるけど



「ツイてないなぁ、」


独りごちてみる。そういえば、私は大切な日に風邪をひくタイプの子どもだった。







『バスきた!!!!』


『おう』




『のった!!!1番後ろの席!!』



『おう』




『動き出した!!』



『おう』




『1つ目のバス停に止まった!』



『おう』




『とびらひらいた!』



『もういい』











私は弾丸のようにバスを降りた。


駅前と言っても広い。しかも休日なので人が多い。


ここから君を見つけ出さねばならない。


人混みにひたすら視線をめぐらせる。君はどこにいるんだ?



何故だか泣きそうになった。


ぎゅっと握りしめたスマホ。ぽちぽちとメッセージを綴る



『ごめんなさい。早く会いたい』



送信。既読にならない。無性に悲しくなった、


怒ったのかもしれない。当然だ。自分から提案しといて遅刻してくる奴なんて、嫌いになって当然だ。



どうしよう。今日はもう会えないかもしれない。


それどころか、嫌われてしまったならもう二度と会えないかもしれない。


視界が歪んだ。どうしよ、泣いたって何も解決しないのに。


スマホを握りしめた瞬間、後ろからふわりと抱きしめられた。



「だから、俺は言ったんだよ」



耳元で囁かれる。私が、この世で1番だいすきな人の声。




「待ち合わせは家の前にした方がいいって」




じわりと涙が溢れた。




「お前は危なっかしいから、ひとりにするのは不安だ」


「う、」



「転んでないか?お前、3歳児並みに転ぶだろ」



「・・・ころんでない」



「いい加減、転ばないように気をつけた方がいいぞ」


「・・・受け身の練習するもん」



「努力の方向まちがってる」



べそべそしている私に気づいているのだろう。君は腕を解いて、笑った。



「そんなに急いで来なくてもよかったのに」



「だ、だって!君が言ったんじゃん!3分で来ないと帰る、って!」



君が呆れたように肩を竦めた。失礼なやつだ。




「勘違いしてるぞ、お前」



「へ?」




「俺たち家が隣同士なんだぞ。だから、」




















『「家に帰ったら、お前に会えるだろ」』

舞雪・2020-04-29
舞い落ちる雪のように
小説
雑の真骨頂
いみふ
創作
ポエム
短編小説






小説かいてみた




『温かい盗品』






















厳しかった。






妻は、ましてや恋人もいない俺。



独りでも、このローマで生活するのは
やっとだった。









パンのひとつもろくに食べれない。

仕事もない。











……それなら、盗むしかなかった。













コートをきて手袋をして、



薄暗い夜のローマをみるのも、
慣れてしまった。









俺が盗みをはじめてすぐのことだ。






 
もう7回目となると怖さもなくなり、

駄目だと思ってもやめられなかった。















いつものように鍵を開け、










静かに中に入ったのに










中には独りの老婆がいたのだ。












老婆は暖炉にあたり、


編み物をしていた。
















しまった、捕まる、














そう感じて、絶望した。















すると老婆がこちらに気づいてしまい、



杖をついて立ち上がった。
















「すみません、すみません。


 どうかお許しください」














必死に謝る外ない。



俺は頭を下げ続けた。














すると老婆は、こういったのだ。















「私も独りだよ」













え?としか、声がでなかった。














「寂しいのはわかるさ。

 そして、生活が厳しいのもね」















老婆は台所へいくと、

バケットを持ってきた。















中身は、大量の、……パン。















「これはここに置いてある。

 それをあんたは盗む。





 あんたはこれから、どうするのかね」


















老婆の言葉をきいて、悟る。
















『食べ物を分け与えてくれたのだ』

と。























これを最後に、

俺が盗みにはいることはなくなった。
















あの温かい盗品が、

あの老婆が、













俺を救った気さえするのだ_____。




               fin. 63

里鷹((リョウ noteやめます・2020-06-08
小説
独り言
ポエム
それだけでいい
いみふ
小説byリョウ

君に出会ってから

『好き』という感情に気づき

『恋』の楽しさがわかり

『嫉妬』という感情を覚え

『別れ』の辛さを知りました

水瀬 翔_垢変するよん・2020-04-05
好きな人
好き
君と見たい景色
いみふ
好き
嫉妬
別れ
ポエム
文才はどっか吹っ飛んでった
君への想いを青空に

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月が綺麗ですね

この想いを君に伝えられたらいいのに

水瀬 翔_垢変するよん・2020-04-07
月が綺麗ですね
いみふ
愛してる
好きな人
好き
独り言
ピンクムーン
君への想いを青空に

僕はもう君の恋の成功を願ってた

あの頃に戻れないんだ

知ってるよ君の目には

゛あいつ゛しか写ってないことも

でも嫌いになんてなれなかった

水瀬 翔_垢変するよん・2020-04-04
片思い
好きな人
君と見たい景色
ごめん
ポエム
僕に勝ち目なんてないから
いみふ
独り言
君への想いを青空に

キミが手を差し伸べてくれないと、

私は…

キミの深い恋の海で溺れちゃうよ_

まめ🐰🥀・2020-05-09
ポエム
好き
好きな人
すき
幸せ
片想い
いみふ
独り言

君の横顔を一生見ていたい。








_あわよくば、君の心臓になりたい

柳來 1208・2020-11-07
ポエム
いみふ

雨音が響いて




花が枯れてく

柳來 1208・2020-11-10
ポエム
いみふ



去年と今年の違いは

冬の隣に君がいない事くらい。

葩炉・3日前
今年は一段と寒いです。
まだ冬じゃないけどわら
いみふ

夜のように暗い


そして、昼のように明るい



いつか、そんな日がなくなるのかな.…


君との毎日が…

零  垢変えます・2020-02-13
いみふ

義務でも権利でもない。


《使命》
だと思うんだ

柳來 1208・2020-11-19
ポエム
いみふ
独り言

救いのないときに君はどうする?



俺だったら
救えなくても努力するさ

可能性を信じて

零  垢変えます・2020-02-13
いみふ

なんでGWやのに学校あんねん
大型連休なんやろ?
2回学校行かなあかんやん
意味わからん(ꐦ°᷄д°᷅)

彩斗・2022-05-03
GW
休み
学校
いみふ
ぐち

二人で笑いあった日


それは永遠の宝物でもあり

未来えの導きでもある

零  垢変えます・2020-02-08
いみふ

1%でいい、昨日の自分を超えてみせろ

ひなた😵‍💫・2021-08-08
暇人の独り言_、
いみふ

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