#イルミネーション

君と過ごした景色を

忘れぬようにシャッターを切る


「イルミネーション好きなん？」

笑って問いかける君


光ってる街に興味はない

「まあね」不器用な私の返事

君とだから みたい

君とだから 光の海を歩きたい

君とじゃないと嫌なんだ

君のクリスマスを僕にください

イルミネーションの煌めきに心踊らせ

君と寒い夜を幸せに過ごすそんな夢を

想像してサンタとやらに頼んでみたり

携帯の

カメラ越しに

イルミネーションを

時が止まったように

クリスマスの夜

ねるねるねるねを練れば

キャンディチップが

二人だけのイルミネーションになる

12月

街が

イルミネーションに

染まりだし

気持ちも晴れやかに

日が沈み

街は

クリスマスの

イルミネーションに彩られ

糸が出るタイプのねるねるねるねは、イルミネーションのようだった。

ポケットに、手入れちゃだめ
スマホも、触っちゃだめ
今日は、僕の為だけに、この手を離さないで

灯らない恋を抱えながら

灯った光たちを見つめた

私がイルミ行こって誘うと

貴方は後ろめたそうに頷く

知ってるよ元カノと来たの

知ってたけど誘ったんだよ

貴方の楽しかった思い出を

どうしても上書きしたくて

だって貴方のヒロインは私

そうでしょ？

大衆のために飾られたイルミネーションなんかより

あなたが私のために練ってくれた

ねるねるねるねのほうが

ずっとよかった。

Xmas 貴方に恋というものを誘うの…
貴方がきっと…恋に落ちるような
そんな誘い方…楽しみにしててね?
これだけ 待ってるの
私も楽しみにしてるから
また Xmasに会おうね．

こうやってつけて、うまい！

クリスマスの夜

君が叫ぶと

いつもとは違う色と

形で電飾が光り

そして…

12月が近づくと、恋人がいない人たちは焦りだす。

そんな彼らを、恋人たちは、高みの見物なのだ。



イルミネーションの中を彷徨うあなたを、恋人たちが横目で笑いながら見ている。

ねるねるねるねを、練りながら…