#バツイチ同士

あなたの笑顔が私に向けられ
私も微笑んであなたを見つめる

同じ空間の中　
隣に座って
息を吸うだけで
幸せを感じて
とても心地いい

あなたと出逢って
愛することを知って
私は幸せです

「あのね　愛してる」

あなたの瞳を見つめながら

照れずに胸を張って言えるの


あなたは微笑みながら

私の頭を撫でて優しく微笑む

「ねぇ　私にも言って」

そんなわがままを言う私に

あなたは

「照れくさいよ...」そう言ったあとに

小さな声で

「あいしてるよ」って呟いた


30年以上の時を経て再び

あなたと歩む

これからの人生は

何があっても

一緒に乗り越えていけるね

すっかりくつろいで
テレビを見ているあなた

台所で片付けをしながら
あなたの横顔を見る私
歳を取ったなぁ...なんて
そんな幸せを噛み締めた夜

長年連れ添ってきたような
そんな錯覚をしてしまう

いつになったら

別々な所に帰らなくてもいい日が

来るのかな...

なんてね


そんなこと聞けないね

私たちの出逢いは

必然だったのよ

私たち

会わない期間の方が多かったのに

この数年が

何十年も傍に居たようで

違和感がないのが不思議でたまらない

あなたの家で過ごす１日

お盆の買い物をして
一緒にお墓参りをする
あなたの家族や甥っ子たちと
食卓を囲む

小さな声で「幸せだな」あなたが言った
「そうだね」って私も呟いた

穏やかな日常に包まれながら
大切にされているのがわかる

誕生日をあなたの家で過ごせて
本当に幸せだよ
ありがとう

「幸せ」って言うと

何かが壊れてしまいそうで

怖くて言えずにいたけれど

あなたの愛を感じる度に

やっぱり思いが溢れてきます

いつも

ありがとう

学生時代

短大のキャンパスで

いつもすれ違うのは

1号館の階段の踊り場


数人の男子と笑っているあなたに

「サークル遅れないでよ！」

私は言ったね

「先輩！わかってますよ～」

笑顔で会釈をしたあなた



本当はあなたに会いたくて

いつもそこを通っていたのは

今も内緒

あなたとの子どもが欲しかった

でも

今一緒に居られるから

充分　幸せ

あなたの家であなたの家族と過ごす

ちょっと緊張する私に

あなたはご飯を用意してくれて

私のとなりに座る


みんなが笑っていて

他愛ない話も穏やかで

普通の幸せが

こんなにも近くて

日常が愛おしく涙が零れた





もう昔の事は忘れていいんだよね

遠くからあなたを見ていたあの頃


いつも笑顔で友達に囲まれていて
元気いっぱいで可愛い彼女がいて
あなたが幸せそうだったから
それを見ているだけで嬉しかった


今は私があなたの隣にいて
笑っていてありふれた日々を
大切に過ごしている

幸せな時間をこれからも
一緒に過ごしたい


あなたと

今日もあなたに会えて

声が聞けて　話が出来て

笑顔が見られて

それだけで

私の全てが満たされるの


ほんの少しの時間でも

生涯でかけがえのないひととき

ありがとう

大切な人あなた

夜中に目が覚めて

隣で眠るあなたの寝顔を見ながら

幸せを感じています

そっと手を繋ぐと

「ん？...どうしたの？」って

寝ぼけながら手を握り返したね


ひとつひとつの所作に

愛しさを感じています

あなたとはじめて蛍を見に行った日から

２年が経ちました

一つ一つ増える思い出を

宝箱にしまうように胸に秘めて

過ごしていたあの頃


今は２人で未来を語れるようになって

一緒に過ごす時間も増えた


きっと２年後には

夢を形にして

あなたや大切な人たちと

毎日過ごしながら

現在(いま)を懐かしむんだろうなぁ...