今日の母との会話
長いです。
私”お母さん”
母「んー?」
私”あのね、変な事言うかもしれないけど、聞いてくれる…?”
母「うん、なに?」
私”お母さんって酸素マスク付けた事ある?”
母「手術した時にある!澄姫も知ってるでしょ?笑なんで??」
私”…そっか、ありがとう”
母「??なになに?」
私”私が私として産まれる前の記憶、というか。前世っていうのかな、そのことなんだけど”
母「…うん。」
ここからずっと私大泣き。
私”…ずっと、ずっと話そうと思ってた”
母「うん、」
私”私ね、前世一人でしんだの。
病室のベッドに寝たきりで、酸素マスク付けてた。
何も聞こえなかった。目は見えてた。ただ苦しかった。”
母「…うん。」
私”私の近くに誰かいたの。看護師さんっぽかった。機械をいじってて、背中を向けられてた”
すごく寂しかった。悲しかった。
手すら握って貰えなかったの。
生きる事を諦めてたから、寂しいなあって思って泣いてたら視界が真っ暗になった。(しんだ)
それでね、目が覚めた時、ここでいう神様と一緒に黄色の滑り台を滑ってた
滑り終わった時、周りにたくさんの人がいた。老若男女問わずね。
みんな突然、並び出したの。
よく分からないけど私も並んだ。
神様と話してる?みたいで
私の番になったんだけどね、その時に手を握られたの。
それで『次は幸せになってね、元気でね』って強く手を握って言ってくれたの。
泣き出しそうな、笑っているような切ない顔が忘れられない。笑
神様は少し泣いてたの。
だから、「泣かないで、笑って」って言ったら、ありがとうって笑ってくれた
それで手を離されて私は生まれた。”
”ごめんね、信じて貰えないかもしれないってずっと話せなかった。でも、少しずつ忘れかけてきてるから話さなきゃいけないと思った。
どんな人だったか、どんな病気だったか、男か女か、どんな名前か、
しんだ後の記憶も、もう無いの。
急に滑り台滑った、って始まったでしょ?その前は、もう覚えてないの。”
母「そっか、そうだったのね。
子どもを信じない親は居ないわ。少なくとも私達は子ども達を信じてる。」
私”うん、、ありがとう”
母「重いね。しんどい記憶だね。つらかったね、澄姫はあまり物言わないから。聞かない私も悪いんだけど…辛い思いしたんだね、ごめんね」
私”ううん。それはいいの。信じてくれてありがとう、健康に産んでくれてありがとう。聞いてくれてありがとう。…泣かせてごめんね。
それでね、もう少しいい?”
母「うん?なぁに?」
私”…じいちゃん、(母の父)
みんなに見守られて逝ったでしょ?”
泣き始めた母
母「…うん、そうだね」
”私は一人でしんだ。すごく寂しかった、辛かった悲しかった。
でも、でもね、じいちゃんは家族に見守られて逝った。だからね、寂しい思いも悲しい思いも、してないと思うよ。
…幸せだった、って言ったらあれだけど、嬉しかったと思うよ。”
そう母に言ったら、母まで大泣きしてしまって。
今までは涙目で少し泣いてたくらいだったんですけど、、、
”なんで泣くの。笑
ごめんね、ただ本当に寂しい思いしてないはずだよ。大丈夫だよ、泣かないで”
って両手で顔隠して、
伏せてる母の頭を撫でながら言った。
バスタオルで涙と鼻水拭いてましたね。笑
母「うん、うん…そうだね、ありがとう。澄姫は本当に優しい子だね、ありがとう、」
強く抱きしめられた。
私、あんな泣き方をしたの初めて。
声を上げて泣くのは初めて
笑いが混じった泣き方も初めて。
私”あんな風に泣いたの初めて、”
母「ふふふ笑そうだね、ずっと溜め込んでたんだね。よしよし」
私”この記憶を思い出すと、いつも泣いちゃうけど、声を上げて泣いたことは無かった笑”
なんで泣くんだろう。
1人の寂しさ?
神様から言ってもらった言葉の嬉しさ?
分からない。
母「澄姫は、今幸せ?」
私”うん!幸せだよ!!”
母「そっか、よかった(*´ `*)」
前世、成し遂げられなかったことを
成し遂げる為に今世を生きる
らしいですね。
今世は成し遂げられそうです。笑
ここまで読んだ人いますかね笑
もし居たら、ありがとうございます。
信じてもらわなくても構いません
ただ私はこれ以上記憶を無くしたくないので、ここに記しました。