桜もち・2017-04-09
一口
愛情
貴方の善意ある 愛情を分けてください
ほんの少しでいいのです
それだけで 満足です
その 一口だけで…
一口小説 僕の素敵な天使様
寒い中待たせてごめんね…
何度も頭の中で練習する。
そんな人居ないのに。
今夜も夜風に吹かれる。
素敵な格好をしたカップル達
町並みのイルミネーションと同化して
まるで芸術の様だ
僕はそんな中一人悲しく帰る。
手に入る温もりはホッカイロの温もり
仕事を終えて部屋に戻る。
ただ散らかった部屋
今日もお湯を沸かしてカップルヌードル
スマホで今日のニュースを見ながら
早めに寝る。
そんな毎日
時々夢に見る、過去好きだった人の妄想
いちゃいちゃして手をつないで
色んな所へ…沢山の思い出
目を覚まして、夢と気づく
満員の電車に揺られ、
仕事して残業して…
特に仕事仲間と飲む事も無く
今日もただただ帰る
意味の無い毎日
生きてる意味すらあやふやで
未来に希望も無い…
そんな事を思ってたある日
君と出会った
まるで空から舞い降りた天使
一目惚れってあるんだ…
そんな事を思ってた。
君は
僕の人生を全て変えてくれた
あの日困ってた君に勇気だして
助けて
まさかこんな風に幸せな日々が
来るなんて…だから
僕はこの人と共に居たいと思った
この素敵な聖夜に君に…
素敵なプレゼント
僕と結婚して下さい。
終わり
一口の幸せを貴方に。
一口小説
タイトル「私の腕時計」
忙しい日々、毎日が大変で
手が追いつけない程
でも必ずこの少し古ぼけた腕時計をつける
私が生まれて間もない頃に…
母が死んだ。
私は母の顔をよくは知らない。
父は腕時計を作る専門の職人だった
もちろんこの腕時計も父が作った物だ
だからか良く小さい頃から
こんな話をされた
「この腕時計は、お父さんがお母さんに初デートの時にプレゼントした物なんだ。お母さんはね、忙しい人で…お父さんの為にわざわざ、休みをとって付き合ってくれたんだ。だからこの時この腕時計を受けっとたお母さんの顔…嬉しそうだった。今でも忘れないよ。」
長くてあんまり覚えて居ないが父の話から
お母さんにとって凄い大切な物だった
思い出で今は私と母を繋ぐ唯一の
遺品だ。
だから、この腕時計は必ず身に着ける
私がいつか親になってその時に
ちゃんと母にこう言いたい
生んでくれてありがとう…
私の心の中で辛い時、悲しい時、
この腕時計があったから私は立派になれたよ。
大好きだよって
END