凛花・2020-05-24
10代
あの頃
一瞬の夢
1月の小雨の中
家を飛び出して来た
駅のホームで
凍えた手をこすりながら
ぼんやりと考えてた
もう戻る事は出来ないと
荒んだ 傷だらけの生活の中で
あなたと出逢った
1人に戻るのが怖くて
あなたの細い腕に甘えていた
真夜中のstreet
走り抜ける爆音
やつれた私達
疲れて泣きじゃくっても
まだ夢だけは見てた
咳込む度に
優しく抱きしめてくれた
疲れた この体 投げ出して
このまま 眠ってしまえたらいいけど
2人で居るのに淋しいのは
1人よりも悲しいと
私達は別れを選んだ
綱渡りの様な日々
倒れそうな気持ちで 1日が過ぎる
何もかも捨てて
やっと手に入れた物は
今にも消えそうな
一瞬の夢
周りに
「辞めとけ」って言われる恋愛は
辞めた方がいい。
ってよく聞くけれど、
例え、相手が女たらしでも
自己中でも、
暴力振るってくるような人でも、
束縛激しい人でも、
別に何も思わない。
世間体的に、屑と言われる人達は
私にとっての屑じゃない。
私の中での屑は、
彼だけだから。
将来の夢。
『世界征服。』
カミサマとやらが仕事をしないから。
生と死も超えた世界で。
ずーっと、
私の恐怖政治に付き合って貰いたいの。
そこは、みんな仲良しの平等世界。
共通の憎むべき相手が居るから。
女王か、王様か知らないけれど。
極刑を、私に下される世界で。
怯えながら、私を憎むの。
目に見える絶対悪があれば、
きっと上手くいくと思うから。
それぐらい、
人間は愚かで醜いから。
絶対悪の私は、
その座から降ろされた時に笑うの。
「私の作った世界は、
とても平和で優しかった」と。
あれは神様がくれた一瞬の夢だったのかな
一昨日の夢に出てきた人が
見覚えがある人な
気がするけど
はっきりとしないな
俺はなんか幼くて
その人は成人男性だった
気がする
俺の事抱っこしてたな
貴方は誰ですか?
俺のお父さんですか?