#傷心に包帯

明けない夜を願いたくなるのは

明くる日に恐怖を抱いてるから

黙っていれば傷つくことはあっても

傷つけることはないかもしれないね

傷つかない方法よりも

傷つけない方法を教えて

夜は眠って朝が目を覚ました頃

僕の恐怖心も同時に起きたようだった

明日が怖くて目を背けたくなるなら

せめて夢の中では君に安らかな心を

明日に向かって手を伸ばせる程

希望など何処にも抱けてないわ

君も僕も平気じゃないから

平気な仮面を被ってるだけ

仮面が壊れそうで心も崩れそうなの

もっと仮面を磨いて強化しなきゃね

薄着などでは頼りないから

心だって厚着して温めてよ

自分の心の悲鳴にも気づけなかったのに

仮面の悲鳴に気づけるはずがないでしょ

弱さを見せれば強さを求められるから

強がることしか僕にはできなかったよ

倒れたら立ち上がらなきゃいけないって

立ってられないから倒れたんじゃないの

「自分さえ我慢していればいいんだ」

それで君の何が救われるのというの

泣きたかったけれど泣かなかったのは

君も泣いていることに気づいたから

生身の身体なんだからさ

傷つくときだってあるわ