#僕等が此処に居た事。

“水平線を見てみたい”


この地に僕はいるんだって

生きてるんだって

初めて思えるような気がして＿。

思い出に蓋した先に痕しかなくて


消せない跡に脚を揃えて。

　　　　　 ｹｼｷ
去った先は彼の世が遺って＿、

愛とか恋とか不確かなのに

君だけはこんなに強く感じられる

今、君の頬を零れ落ちる涙は

きっと明日君の周りに必要な

恵みの雨だから

僕を愛する君の手は

一時的なものだと思ってた

当たり前のように

僕の隣には「君がいる」

僕等の関係は不安定で目に見えないから
だから確かめたくなるんだ

切ろうと思えばすぐ切れる糸を
何度も結び直して固く結んで
四角い液晶の先にいる君に手を振る

僕達はずっと一緒にはいられない
だってそうでしょ？ここは夢の中
いつまでも此処にはいられない
だから「今」を大切にしたい

僕に何も求めないで、嫌なんだ
君が思うほど僕は出来た人間じゃない
ほんとは真っ黒なんだよ、心の中は

面倒だって思うだろう
嫌われてしまうだろう
本当の僕を許せないだろうし
拒絶もするだろう

ひどく傷つけたくなるのは甘えてるから
突き放してしまいたくなるのは
手を握って欲しいから

今日も素直になれない
素顔になれない僕は
今日も君の前で仮面を被り続けるんだ

そして此処にいていい理由を
君の隣で笑って居られる理由を探してる

痛みを知った数だけ

人は優しくなれるなら


きっと世界は優しくて

涙だって暖かかった

〖タグ紹介〗

―僕等が此処に居た事。―

基本的解釈は自由です。



過去を振り返る度思うことや

忘れたくない思い出など、

様々なことをこのタグで綴ってみませんか。

朝、眩しい空が目紛しくて


夜、優しい光が恋しくて


ひとつとして交わることのない


小さな奇跡が愛おしくて

手首に残った微かな香水

少し苦い煙草



その匂いが、

“俺が居た事を

忘れないで。”


そう言ってるみたいで

涙が溢れるんだ＿＿＿。

突然僕の前に現れた君に

誘われるようについて行くと


見覚えの無い
殺風景な景色の中に降り立って

灯ひとつ無い深淵の狭間のような場所に


その瞬間、

あの時僕の前に舞い降りた君は

闇と合わさるように

滲むように消えていった。。。

お気に入りのタオルケットには

涙や血の跡がたくさんついてて

学校の先生に変化がないって心配されたけど
　　 ｹﾞﾝｼﾞﾂ
毎日、此処にいるのに必死だよ