#再喝

一緒にあの世まで昇ろうよ

そこには別れなんてないみたいだからさ

「空はどうして“空”って書くと思う？」


『穴に工、つくりだす。
生み出す。
巧みに、美しく』


「つまり...？」


『私たちがつくりだした虚構。
つまり、何も無い
ということかもしれません』


「確かに、空は空気も同然。
触れることは出来ない。
雲にも、大気にも、空振るだけ」


『そう。
結局は人間が“空”という概念をつくりだしただけ。
まぁ、宇宙の奇跡が重なって地球ができたのですから、空は美しくあって当然だと私は思いますがね』


「なるほど...。
本当に君の話は隙が無くて、綺麗で、想像つかなくていつ聞いても飽きないな」


『ふふっ...、そう言っていただけて光栄です』

倒れたケーキに冷めた紅茶

君の姿を象って

自分のことなんて自分が一番わかってる
そう思っていた
でも
何をしても君には叶わないや

君を追いかけて走り始めた
なのに君はどんどん進んで
僕を置いていく
『置いていかないで』
その一言が言いたいのに
カッコ悪くて口に出ないや
そっちの方がかっこ悪いって
わかっているのに

君はさみんなと同じ価値観でありたい？
俺はありたくない
なんでかって？
だって、その方が君の心に残るでしょ？

どれだけ傷つけられて

どれだけ嫌いになって

どれだけ憎んでも


これで最後と思ったら

寂しくなるもの

あなたは

転んだらまた立ち上がって

前を向いて走ることは出来ますか？

挑戦することを大切にしてください

だけど

本当に辛いと思ったら

後ろを向いて休んでください

あなたの後ろに

きっとあなたの仲間はいるから

あなただけが引っ張る必要なんて

ないんです

ときにはゆっくりやすんでね

キミがいるから

僕はまた

走り出すことを決めたよ

あなたの隣にたちたい
でも、たつならかっこよくありたい

今はまだかっこよくなれそうにないので
いつかかっこよくなって
あなたの隣であなたの手をは引くことを
ここに誓います