⿻リクエスト企画
神崎 唯緒さん
からリクエストを頂きました!
ありがとうございます✨
「短編小説を書いて欲しいです
ある恋人のお話で
彼氏の方が病気で亡くなってしまう
彼氏目線でお願いします。
あとはお任せします。」
なるほど…
これは語彙力が死にそうだ( '-' )✨((殴
恋愛ものの短編小説は初めてな上に
この方の体験話と言うではないですかっ
いや、私で良いんですかこれ
絶対失敗出来ナインダ(´・ω・`)オワッタ…((
という事で期待に応えられるか心配ですが
自分なりの短編小説を精一杯書きましたので
最後まで読んで下さると
嬉しいです(´・ω・`)((ペコ
恋愛短編小説
リクエスト : 神崎 唯緒サン
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作者 : 紅李夜 律霞
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『空の想い人』前編
??「ちゃんと、覚えてたんだ…」
10月__
それは少し暖かい秋の朝だった
唯緒「琉っ、早くしないと遅刻するよ!」
俺を呼ぶその声は
唯緒(いお)と言う俺の一番愛する彼女
琉「わ、マジかっ!やっべ…」
そう言って2人で
通学の途中にある下り道を
急いで駆け下りて行く
とても風の強い日だった
俺の横で走る唯緒は
強い風に吹かれて
靡く長い髪を片手で抑えながら
必死に前を見て走っている
そんな一瞬を俺が見てることなんて
知らないと思う
唯緒は学校に遅刻しないか
不安で頭いっぱいなんだろうけど
俺がそんな焦った姿も可愛くて
つい横目で追ってしまった
なんて言ったら
怒られるだろうか
そんな事を思っている内に
俺らの通う学校へ着いてしまった
いや、まぁ良いんだけどさ
何を考えてるんだ俺は
彼女の事1つで
こんな馬鹿みたいに葛藤する俺に
唯緒「…るい!」
唯緒の声が突然
油断しきっていた耳に届く
琉「うっ、わ!な、なんだよ…」
唯緒「何だよ、じゃないでしょ。
何度も呼んでるし
学校着いたから早く走らないと!」
琉「ま、マジか…わりぃ、走るわ」
そうだった
ほんとしっかりしないと
唯緒ばっかりに怒られて
これじゃ男としてかっこ悪すぎる
琉「じゃ、また後でな」
唯緒「うん!」
もう日課にすらなっていた言葉を交わして
俺と唯緒はそれぞれ
別のクラスに駆け込んだ
唯緒と別のクラスなのは
少し寂しかったけど
そんなこと絶対
顔にも声にも出してやらない
唯緒にからかわれるし
けどそこが俺の悪い癖だって事は
自分でも何となく分かっていた
まぁ、寂しい本音は置いといて
放課後一緒に帰れると思えば
寧ろそれを楽しみにして
面倒くさい学校も1日乗り切れるから
何だかんだ、良かったんだ
放課後また会える
〝帰ろ〟って笑顔で言ってくれる
そんないつもの放課後が
当たり前のように来ると
そう思っていたから
けどその当たり前は
次に俺の元へ来ることはなかった
体育の時間
バスケをしている時だった
胸部に激しい痛みが走る
それは耐えれるようなものではなく
俺は突如として倒れた
ウズクマ
身体を丸めて蹲る
感じたことの無い痛みに
息を吸うのも精一杯だった
それを見た他の生徒の悲鳴のような叫びが
朦朧とする意識の中、微かに聞こえる
生徒「おっ…だ、じょ…か!!」
生徒「だれ…たおっ、はや…、!!」
大事にしてしまったんだ
沢山の人に心配もかけてしまった
大丈夫だって建前の言葉で
返事をすることもままならない
そんな時に
唯緒の俺の名前を呼ぶ声が
どこからか聞こえてきた
いつもの優しい笑顔で
俺に手を振っている
これが死ぬ直前によくある
記憶の回想的なものなんだろうか
なんだか少し冷静になれた
だとしたら
こんな時まで唯緒の事ばかり
思い出してしまう俺は
心底、唯緒の事が大切で大好きなんだ
ほんと唯緒には敵わないな
___
その後の記憶は無かった
どれくらいの時間が経ったんだろう
白い光が眩しくて俺は目を覚ました
後編へ__
【終わりに】
えっと、これ書いて率直な感想なんですけど
まず恋愛のなんたるそのも経験の無い私が
( 。∀ ゚)レンアイッテオイシインダネ((
恋愛小説なんて書けるわけなかったん
ですけれども、こんな私の小説を
待っていて下さる方がいたので
もう、何くそ精神で書き進めました( '-' )✨((殴
至らぬ所ばかりなのは承知ですが
未熟者ながら後編も頑張って書きますので
どうか最後まで見て下さると嬉しいです
( . .)"
では、また後編でっ( '-' )ノ))フリフリ