#友達なんていらない

『堕落人生』

初短編小説

















開始1ページ目で主人公が死ぬ小説って

よくあるじゃん？






全部、目障りだ


パンッ！


頬に鈍い痛みが走った後、

遅れて痺れがやってきた


「お前なんて産まなきゃよかった

この出来損ないがっ！！」





別に生まれたくて生まれてきた訳じゃないし

あー、何で生きてんだろ

部屋中に漂うタバコの匂いも

散らばっている空き缶も怒鳴り声も

外で女と遊ぶ父さんも八つ当たりする母さんも

全部、全部、大っ嫌い



何よりこの汚れた世界が憎かった

　




「お前さえいなければ…

何とか言いなさいよっ！！」　



暴力が続くと感覚がなくなる

死んでたと思っていた心に

また1つ傷ができる



カッターを手首にあてれば赤い液体が

荒んだ心を穏やかにしてくれた

こういう時は黙るのが最善の方法だ

どんな言葉も母さんの怒りを鎮められない

時間が経つのを待つしかない

だからどんなに痛くても声は出さない

顔を殴られても痣だらけの身体を蹴られても

これが一番母さんの怒りを鎮められる方法

火に油を注ぐような行為だけは

絶対にしてはいけない







幼い頃は頑張れば愛してくれると信じてた

だけど結局何を頑張っても両親が私を

大切にしてくれることは一度もなかった

そんなに憎いなら殺せばいいのに＿








「ねえ、何で学校来てんの？w」


「あいつ親に捨てられたらしーよw」


「かわいそー」




誰も私を必要としていない


私は何のために生きているんだろう







"学校に行きたくない"


そう思うようになったのはいつ頃だろうか

偶然同じ年に生まれて

同じクラスになった他人

そんな奴らと1年間も同じ空間で

同じ時を過ごす

「学校」「教室」という小さな世界に

閉じ込められてランク付けされる

作り笑いを浮かべた教師

馬鹿げた友情ごっこ　くだらない日常

全部つまらない







私は弱い　強くならないといけなかった

そのためには金が必要だった

金さえあれば幸せになれる

そう信じてた

金のためなら何だって平気でやった

人生は簡単なゲームだ

人なんて信じるものじゃない

コロコロ騙されて滑稽だった

なんて単純で簡単な生き物なんだろう

信じるのは愛でも友情でもない　金だ

人なんて道具　必要な時に利用して

要らなくなったら捨てる

代わりなんていくらでもいる

こんなの基本中の基本だ

信じる価値のある奴なんて

1人もいないんだから＿


　






キーンコーンカーンコーン



地獄を告げるチャイムが鳴った

中身のない教師が自信満々に

何かを話している

それを真面目に聞く生徒

みんなの心にはこんな安っぽい言葉が

響いているのだろうか



「人はみんな平等ですよ」


「努力は必ず報われる」



説得力のない言葉を聞く度に

心の中で嘲笑った



「生きていればいいことがある」


「命を粗末にするな」



綺麗事を言われる度に死にたくなった

したり顔でお前は私の何を知ってんだ




「あなたのために言ってる」



別に頼んでないし　余計なお世話

そう言って私を縛り付けておいて綺麗事を

並べて自分に酔いしれるおめでたい奴ら

反吐が出る










理想を語る　誰かのためだと優しさを語る

薄皮一枚剥げば欲望があって打算がある

結局はみんな自分のため

そこにいる人が誰だっていい

あるものなんて何だっていい

自己顕示欲や金のために人を利用できる

全ての人が特別なら

全ての人が平凡だということ

みんながみんな特別なわけじゃない








先生、人間なんて所詮みんな一緒ですよ

どうしていつも私に正解を

教えてくれないんですか





「先生、気分が悪いので保健室に

行ってきます」




「気をつけろよ」






誰もいない屋上は広くて自由だった

もう不正解の授業を聞きたくない

もうこれ以上、苦しみたくない

だから私は鳥になって遥か遠くへ

飛ぶことにした




さよなら、汚れた世界



バイバイ、私






















END

友達という言葉

時が経つにつれ邪魔になった言葉

ひた隠しにしていた感情は今でも

心を締め付ける秘密の記憶

私たちの関係を整理してくれない写真

私たち約束しよう

友達をやめて綺麗さっぱり忘れよう

一つも悪いと思ってないよ　本当に憎い

友情が無かったら私たちは他人なんだから

うるさい　何も聞きたくない　消えて

あんたの周りで私がクズ扱いされても

貶されても構わない

私は元々こういう人なの

あんたが知ってる優しくてお人好しな

バカはもういないよ

違うと言っても人々は石を投げる

誰が石に当たったかは

どうでもいいんだね

人の生死に関わることが

誰かにとっては"イタズラ"なんだね

色眼鏡の中に映されるのなんて

もう慣れたよ

いつまでこのくだらないゲームに

付き合えばいいの

退屈でうんざりな友達ごっこ

本当に呆れる

いつになったら終止符を打つの

私の顔には表情がない

夢を見ることより諦めることを覚える

曇る善と悪　真実のような嘘

間違ってるのは分かってるけど

見ないフリして目を背ける

みんな測るのに忙しい

目を瞑って両耳を塞ぐ

黙ってろという酷い圧迫

これ以上我慢できない　息が詰まる

もうここは戦場　地獄みたい

踏みつけられない子はすぐ踏みつけられる

試験の答え　そこにかかった命の価値

1位以外はみんな敗者

誰かの罪　人々の傍観　

反抗という仮面を被った足掻き

無関心に傷つく状況　古ぼけた理論

罪のない奴なんていないだろ

やっぱり友達なんて
ネッ友だけで
十分だと思った日だった。

周りに集う友の類

友情なんて滑稽な。

空虚となったハリボテは

今日も俺を抉ってくる。








◢

生きている意味


存在価値


もうなにもかもわかんないよ

人間は何気ない言葉で
傷付いたり、嬉しくなったり
生きづらくなったり…
人間が言う言葉は怖い。

いつの間にか
手に血がついてて
腕から血が出てて
血のついたカッターを持ってて
自分が怖くなってきて
何もかもが嫌になってきて
全てがめんどくさくなってきて
すぐイライラしてきちゃって
すぐ友達と喧嘩しちゃって
辛くなってきて
殺されたくなってきて
死にたくなってきて
消えたくなってきて

もう沢山だよ…
疲れたよ。もう嫌だよ。
友達なんて作らなきゃ良かった。

もーいいよ…友達なんて要らない

だって……すぐ裏切られるんだから

何が「友達」なんだよ

アンタと俺は友達じゃなくて

「友達ごっこ」なんだろ？

笑って言ってたじゃん…

俺たちはそんな関係だったの？

あんたは言ったよ？

「ずっと友達だよ」って

そんな簡単に裏切んの？

俺……アンタのこと信じてたのに

もう……友達なんて要らない

「友達ごっこ」なんて

したくない…俺は

ただ……俺はアンタのこと信じてた

裏切られる方の気持ちも考えてみろよ……

辛いんだよ……

「親友」に裏切られるとさ……














バーカ何年一緒にいると思ってんだよ
お前の気持ちわかるんだよーだ……バカ……

「死にたい」

最近そんな言葉を簡単に言うようになった

感情が 心が

張り裂けそうになって

怒りをぶつけて 発散しても

ダメなんだ

この世から消えたい

私はいらない

そんなことしか

考えられなくなった

精神的にも身体的にも病んでます。
めんどくせー。
心の底から友達なんて要らねー。

友達なんていらない
所詮その程度
人間不信になっちゃう
人なんて簡単に信じちゃだめなんだ
もう、死にたい
学校も行きたくない
行くぐらいなら死にたい

やっぱり皆大っ嫌い……
全部イブが悪いってゆーの？
1人で耐えて、
1人で頑張って、
でも、誰にも褒められなくて
誰にも認めて貰えなくて、
それなのにまた頑張る。
それの繰り返し。
それの何がいいの？
そう思っても、無駄だよね。
変えれないから無理だよ。








やっぱり友達なんて要らない。

やっぱり友達なんて信じても
裏切られるだけだった…
傷ずつくだけだった…
いつもそう友達になろうって
言われて信じて友達になっても
いつも私から友達は離れていく…
私は今日また
人を信じられなくなった…