#君の星が舞う頃に。

諦めて終わらせたかった。
知りたくないから目を背けた。
見ないよう、それを閉じた。

涙をこらえる度 腕に増える傷を
そっと手でなぞり、
誰の耳にも入らないように
小さく、小さく呟いた。

「助けて。」

ダイヤのような月が輝く夜、

「月が綺麗ですね。」

君が僕を選びますように、と
そっと、ポケットの中の
ダイヤの指輪に触れた。

愛されなくてもいいよ。
僕はもう大丈夫だから。

だから…
そんな顔しないでよ。

…君を愛したかったな。

ねぇ。ねぇ。僕を愛してよ。
僕の愛を受け取って。

ねぇ。ねぇ。僕の目を見て。
僕以外見ないでよ。

あぁ。幸せだな。
君は僕のもの。

誰よりも君を想っているよ。
愛してる。

僕の「愛」は重いですか？

君に嫌な質問をした。
「"僕が生きる意味"ってなんですか？」

君は笑って答えた。
「"僕がいるから"じゃダメなの？」



君がいるこの世界だから、
最期まで笑って生きてやるよ。

僕がそこに居れること。
大好きな君と一緒に居れること。
それは、僕が望んでいたこと。

どうか僕を選んで。

そして、これから先
良いことが起こるなら。

良い夢なら、
このまま覚めないで。

遠く離れたあなたへ

愛は距離を超えて、
私はあなたと結ばれた。

いつまでも
あなたを愛する私が
私を愛するあなたが

絶えず愛し合えますように。

「あけましておめでとう」

2人並んで朝焼け空を眺めては
「また1年隣にいれるんだ」って

幸せを噛み締めている。

桜の花が散る朝、

水面に浮かんだ花びらを眺めて



「僕の居場所は、」



ねぇ、何度探せばいいの？

聖なる夜を待つ前日、
指を絡めて君にささやく。

「メリークリスマスイブ」

明日は一緒に過ごそうね。

誰にも言えず、
誰にも見つけてもらえず、
誰の目にも止まらないまま、

ひとりぼっちで
この世を去ることになるのかな。

誰かに伝えたかった。
「僕は此処にいるよ」って。

誰かに気づいて欲しかった。
「大丈夫じゃないでしょ」って。

誰かに愛されたかった。
「君が1番だよ」って。

僕がもういない時なら、
全部過去形にしてもいいですか。

さぁ、僕とゲームをしましょう。

君が勝ったら、
この世界を消してあげる。

ただし、僕が勝ったら、
僕と一緒にいて。永遠にね。

ルールは簡単。
何処かにいるもう1人の僕を
見つけてください。









早く見つけてよ、
ひとりぼっちの僕を。

愛する人を愛して
悪いことなんてない。
きっとその愛の形は、
何よりも美しいと思うから。

胸を張って
「愛してる」と言えるように。

涙よ、止まれ。

この心も　この身体も

もう、溶けてしまわぬように。