#君の隣に

月が綺麗じゃないと

"好き"って伝っちゃ駄目ですか？

いつか埋まること知ってるのに

震えた指じゃ『予約』が押せない

沢山の人生の途中駅で

1つに繋がる音楽って奇跡だ

君といる意味を探したら

明日を生きる答えになったよ

いつまでも

君の隣に

肩を寄せ遭い

夕日を眺めて

目を覚ますと

澄んだ世界が

目の前に広がり

隣を見ると君がいる

柔らかい時間が

このまま続けば良いのに

君の隣にいて欲しい人が

僕でありますように

7ー5

じゃあ特訓開始

そう言って

キミはボクの

右隣に体をつけて

ボクの右足と

キミの左足を

ハチマキでくくります

イチと言ったら

ワタシは右足を

キミは左足を

一歩前に出すんだよ

そう言ってから

キミはイチと

大きな声で言います

ボクが左足を

一歩前に出そうとしたら

バランスを崩して

二人ともコケてしまいました

7ー7

キミは鼻をさすって

何か考えています

二人の体が離れるから

コケてしまうんだね

じゃあそうならないように

肩を組んだら

大丈夫なんだ

そうつぶやいてから

じゃあ肩を組もう

立ち上がってそう言います

ボクは言われたとおり

キミの右肩を

右手でひきよせます

キミとボクの体の横が

ピッタリとくっつきます

これなら大丈夫

ボクはそう思って

キミを見たら

顔がスゴく近くにあります

キミは顔を赤くして

ボクを突きとばし

こんな恥ずかしい競技

できないわよ

そう叫んで

ハチマキをほどいて

走り去りました

僕は、君ともう一度結ばれたい、、、
駄目なとこは直すししてほしいことは
なんでもするからさ、、
もう一度、、、、、、

7ー4

特訓するわよ

いつものように

キミは言いだして

ボクは校庭に

引っぱりだされます

二人三脚は

足がそろわないと

コケてしまうんだよ

コケたらみっともないよ

ボクは思ったまま言います

キミはボクを指さして

いつも体育で

みっともない姿を

さらしているのは

アンタのことだよと

キミは怒ります

少しずつ

少しずつ

消えるのを待つだけの想い

大切でどうしようもないから

言わない選択

7ー2

いっそのこと

ワタシがアンタを

おんぶして

走った方が速いよね

キミがそう言ったので

それは名案だよと

手を叩いたら

ボクの頬をつねって

そんなのルール違反で

失格だよと

ボクの耳もとで怒鳴ります

7ー6

キミは顔をさすりながら

立ち上がり

コケた原因を

考えています

そして何かを

思いついたように

今度はイチと言ったら

ワタシは左足を

キミは右足を出すんだよ

そう言って

イチと大きな声で言います

今度はコケずに

一歩前に進みます

気を良くしたキミは

二イと言ったら

ワタシは右で

キミは左足を出すんだよ

そして二イと

大きな声で言います

でもやっぱり

さっきと同じように

コケてしまいます

ふと嫌になれば紅らむ僕は
昏れずに剥がれる並木道を

君の時みたいに羨んでいて
枯れてゆく事さえ風まかせ