#哀の音色の奏者

さよならに慣れたからって

泣かなくなるわけじゃないよ

当たり前に囚われない強さが

欲しくてたまらないんだよ

君の力になりたかった理由は

辛い時に思い出す存在だったから

もし君が私との幸せを願うなら

今すぐにでも叶えられるのに

君の存在で満たされてた心は

どんな素敵な人でも癒せないよ

苦しかったはずのあの日々が

美化されていくのが悔しいよ

愛してるフリだけ上手くなって

自分の愛し方を忘れてませんか

震える声は冬のせいにして

君の温もりが欲しかっただけ

強くて鈍感な心に憧れるけど

君の優しさには敏感でいたい

君の顔も声も忘れたのに

胸に残った温もりだけが

いつまでも私を苦しめる

輝いてた想い出にすらもう

君の温度を感じられないの

君みたいな人になりたいと

言い続けてくれたあなたへ

私はあなたこそが憧れです

空っぽな心で君を想えば

下手な笑顔ばかり浮かんだよ

運命の人なんて信じてないけど

君だと言われたなら納得できたの

あの日が最後だと知ってたら

もっと大きく手を振ったのに