#哀色の花束を君に

あと少しだから

君と見たい景色があるから

それまでは…

⊿弦/♂

⊿未成年

⊿同性愛者

⊿隣空いてる

⊿溺愛より狂愛

⊿噛み癖/拘束/独占

⊿早く俺のこと好きになって？

⊿我慢できない、ぎゅーしよ

私の身体が
悲鳴を上げてる
私の心が
涙を流している

わかっているけど…

断られても断られても
花束を渡したいのは
忘れられないあの人に
面影が似てるから

〝生きたい〟と言う君の前で
〝死にたい〟と私は言った

こんなにも残酷なことは
あるだろうか…

想いと距離が比例して

いつまでもどこまでも

不運な涙を閉じ込めて

私は生きたい

でも

私は死にたい

黒い過去にどれだけ

綺麗な色の絵の具を塗っても

キャンパスは闇の中

"過去は消えない"

〝お前が好き〟

自覚してももう遅い。



〝誰にも取られたくない〟

今思っても後の祭り。



〝俺以外見んなよ〟

付き合ってもないのにさ＿。

留められぬ形は分裂して

複数求めた心は否定され

｢真実は1つしかないのよ｣

なんて、軽く絆されてさ

感情のままに
怒りをぶつけて
涙を流して

もう
疲れちゃった…

「好き」は

全然信じられない癖に


「嫌い」は

簡単に信じてしまって＿＿。

君が真っ直ぐに努力するのを

素直に応援出来ない…

そんな自分が嫌だけど

君に遠くに行ってほしくないの

色褪せた思い出を
そっとかき集めて

せめて忘れないようにと
小さな花束をつくる

ドライフラワーとはまた違う
悲しい、哀しい色の花束を


＿＿セピア色の花束＿＿

花束は散ってひらひらと

貴方と私の前でひらひらと＿。

花束が散った時には私はもういない。

ひらひら散るときに鳴きながら貴方の元には

戻れない。

自分の気持ちが言えない自分は＿＿。

貴方のこと本気で好きになってしまったんですよ

だから＿＿。

もう私は鳥になって鳴きながら貴方の元から

羽ばたきます