#嘘だらけの僕を哀して

まっすぐな目の奥には
隠れた傷があって
辛さを知っているから
優しさを知っている

しんどいと言うと
君が休めと言うから

疲れたと言えばお疲れと
笑ってくれるから

死にたいと言えば
おやすみと泣いてくれる？

離れたいと僕は言う

愛してると君が云う

白々しい嘘に泣いた

"僕のことはどうか忘れて"

僕なりの精一杯
吐いた最後の嘘でした

透明な僕らも夏を救って

少しの後悔と生きていく

さよならの続きは告げなくても

胸の痛みは君の所為に出来ても

崩壊した涙腺は君を騙せなくて

死ぬならいっそ
全部捨てようと思ったのに

やりたかったことも
叶えたかったことも
生きたいって思いも
友達も
大切な人も
感情も

何もかも捨てられなかった

私、まだ
『生きたい』って思っちゃった

嘘ばっかりなのは

君を哀しているから。

自分を偽ってでも

君に好かれたかったんだ。

貴方を信じたい

本当の私を知ってほしい


なんて思っていながら

貴方の前でも

他の人の前でも

いい子を演じる


こんな私は

必要ない

嘘に溺れた

僕を

愛
哀で満たして

この想いには気づきたくないんだ。

必ず成功するとは
限らないけど
必ず成長することは
出来るんだよ。

辛い時、逃げ出したい時
君の言葉を思い出す
私だけの大切な言葉なんだ
これから先も絶対に。

みんな僕を置いていくんでしょ。

最後には離れていくんでしょ。

もういいよ。

もういいから、

二度と僕の心に

触れないで。

「この恋はフィクションです

実際の気持ちとは一切関係がありません」

私が見る恋物語の〆はこれで終わるものばかりだ

ノンフィクションの〆を期待して

また私は次作に期待する