#夏の風物詩

夕焼けの紅茜

向日葵の黄金

浴衣帯の淡蒼


混ざって、染まって、

大輪の花となって、

墨黒に咲いてった。

夜空に咲いた夏の花は

切なそうに消え去り

それを傍観してた人は

その余韻に浸かり

快楽へと導かれ

耳の中で木霊する音に

未だ惹かれて

太陽より眩しいその光に

目を眩ませて

その花に吸い込まれるように

僕は夜空の星となった

あちらこちらから
カランコロンと下駄が鳴る
賑やかな夏の風物詩
独り、その切なさに想いを馳せる
結った髪、華やかな浴衣
あなたは、"きっと来ない"と
祭りの喧騒に紛れて＿＿

夏の風物詩はたくさんある。
誰もが主役になれる。

でも、私の中の夏の主役は
私の隣にいる、
好きで、大切な貴方……。

華やいだ喧騒と祭囃子

ノスタルジーに浸る夏風の宵

オレは　　花火　といったら

夜空に　高々と　上がって　　華やかに　咲く

打ち上げ花火　よりも

手元で　　ぱちぱちと　弾ける　　線香花火の方が

どちらかというと　　好きなんだよね

小さな　火花が　　先で　膨れた　玉になって

ぽとん　と　落ちる……　あの　儚さが　　風流じゃない？




夫の　　少し　意外な　一面を

垣間見た…　そんなふうに　感じた

しじら織りの甚平に
身を包み

縁側で熟れたスイカを
頬張る

片手には
金魚のうちわ
耳を触る
凛とした風鈴の音色

どこか遠くでドーンと
重たい花火が響く

巾着をぶらさげ
練乳のような白いうなじが
見返って

爽やかな横顔を見せる
君の後ろ姿が

どうだか涼しげに
真夏の暑苦しい蝉の鳴き声を
掻き消してくれる

星々の涙と月の輪郭は曖昧なまま

夜空を彩る光の乱舞に瞳を潤ませる

蝉…まだ鳴いている
もう陽が落ちようというのに
その声の けたたましさと来たら
暑苦しい事この上ない
同じ夏の風物詩でも風鈴の音色は
爽やかで心地良いのに偉い違いだ
あ～っ！早く涼しくなって欲しい
週明け火曜日は外作業
この猛暑の中、熱中症で倒れるかも
無事に生還出来れば良いが…

夏の風鈴は心の音色でキミを奏でている

今親友と花火見てる！

ハート見れなかった〜

夏の風物詩。

去年もその前も見れなくて。

今年こそ見たかった。

でも今年は、世界がこうなってしまったから、皆見れないはずだった。

だけど、イラストも写真も映像も綺麗だった。

なにより、描いてくれたり、撮ってくれたり、自分達の誇りと想いと夢と、日本の人たちのために、最前線で戦う人たちへの感謝と敬意を込めて難しい青を配合し直して、一斉に打ち上げてくれた

職人さんたちの勇気が想いが凄かった。

皆上を向いていた。

みんな笑顔になっていた。


そして私も画面越しだけど、花火を真っ直ぐ見て

心を打たれ、気持ちが晴れ、笑顔になり。


そして涙が溢れた…_。


人と人とが傷つけ合う世の中。

傷つき

怯え

すぐ希望を見失い

生きるのに必死だけど


人にはこの世界にはこんな素晴らしい色も心も繋がりも光もある。

もっともっと、この輪が広まってほしい。

争いもしないでほしい。

私も、今よりもっと、その輪に入れる人でありたい。

この幸せの輪に…。



*♡❁❁❁*♡

ミンミンと鳴く蝉の声

リンリンと鳴る風鈴の音

パタパタと空気を仰ぐうちわ

キャッキャとはしゃぐ子供の声

カサカサと風に揺れる木々の話声


どれもが夏の風物詩で

夏の始まりを知らせてくれる

隣の家から聞こえてくる

風鈴の音と甲子園の中継

夏休みに入ったことを

知らせてくれた夏の風物詩

気になること

ちょっと忘れて

ひと休み

風鈴の音に耳を澄ませば

蝉しぐれ

夏の風物詩