#大人

大人になって痛いほどわかる

「そんなの社会じゃ通用しない」

もう大人になったからさ、大丈夫















大丈夫

幼き頃の特有の景色は味わえなくとも

自由な大人になってからの楽しみもある

小さい時
おっとっとの動物の形や
コアラのマーチの絵を
一つずつ確認しながら食べていた。

成長してからは
ねるねるねるねの色さえも
確認しない始末だ。

大人になるということは、
合理的になることであり、
愚かになることなのだ。

すべての大人が
正しい練り方を
知っているわけではない。

場合によっては
誤った練り方を
正しいと信じている。

あるいは
自分の練り方を
顧みることさえ
しないのだ。

なんなんでしょう。
大人というのはどうも無責任だ。
子供が嫌がってる事をさせて、





ルールを守らない。
それも個性として、受け取ってあげて
いいんじゃない？

小さい頃の私は
『素敵な大人になりたい』と
漠然と思っていたはず

けど今の私は
『薄汚れた大人』に
なってしまった気がする

「後悔しないように」

勉強したほうがいいとか
スポーツしたほうがいいとか…

昔の大人は
頻繁に言ったものだ。

では
あの人らが
ねるねるねるねを練ったことが
一度でもあったか…?

甚だ、疑問である。

大人だから、そんな言葉がキライ。子供はお酒飲んじゃいけないとか、世間は子供だけじゃ回らないって事、良く知ってる。でもそれとこれとは違う。子供は権利を持ってはいけない?だから大人は好きじゃない。

笑いたくないのに
笑うのが
残念ながら
大人になることなのだ。

笑顔は
言語を超えた
国際標準…

あの魔女だって
ビデオカメラの前で
ニヤリと笑った。

ねるねるねるねを練ると、知らない色に変わった。

たべっ子どうぶつには、知らない英単語が刻まれていた。

知らないものを知った気になっている。

恥じても仕方ない。

大人とは、そういうものなのだ。

幼い時に



ねるねるねるねを



買ってもらえなかった



子供は



大人に



なってから



ねるねるねるねと



言い続けるのだ。

勝手に『今』を決めないで

私は今、選ぶことで

将来をどこまでも変えれるから

勉強が必要なのは

分かる。

でも、大人が何故

押し付けるのかが

分からない。

幼少期、人見知りな私に、お婆ちゃんは言った
「みっともない子だねぇ全く」　悲しかった

母はそれに波長を合わせた　悲しかった

「なになにちゃんはなになにができるのに」
周りは笑っていた　悲しかった

父親はいなかった、女と逃げた　悲しかった

友達と思っていた子達は誰かと誰かを比較し笑った
悲しかった

私が泣いていると
大人は「難しい子だね」と言った　悲しかった

親友は言った
「あんたは良いよね、友達もいてモテて…」
悲しかった

私の本名は父親が昔好きだった女の名前　悲しかった

人と比べられる事がどんなに惨めで
どれ程、苦しい思いをするのか知っている
だから私は自分と誰かを比べない。

MiCo.