#大好きな君がいるから

笑ってる君も

泣いてる君も

どんな君も大好きだよ

ひと枝の花に想いを託して

聖なる夜のふたり

言葉なんていらない

ただ見つめあうだけで灯る

メリークリスマスの火

君は魅惑の花

未来に咲くその香りは

夜の訪れとともに僕を酔わせる

朽ち果てることのない

花のように

永遠に咲きつづける想いを

あなたに

君のぬくもりと僕のぬくもりが

ひとつになって

愛の灯火に火がともる

やさしさは相手をいやし

自らもいやしてくれる

使おうと思えば誰にでも使える

最強の魔法

遠い目をした君

哀しみを知っている

優しさに触れると

思わずだきしめたくなる

誰かを幸せにするなんて

だいそれたことはできないけど

僕が幸せを感じることはできる

それを見た君は

きっと微笑んでくれるよね

吹き抜けてゆく秋風に

金色の葉がゆらめく

そろそろ夜がくるね

そう呟いて

僕の手をにぎりしめた君の手は

ほんのりあたたかかった

となり合わせの愛と哀

切なくて寂しくて求め合い

しあわせに満たされても

その気持ちは膨れあがるばかり

君を想うと

切なさがあふれてくる

陳腐すぎて笑えるけど

ほかの言葉は知らないんだ

大好きだよ

僕の望みは君が幸せになること

それが僕の幸せでもあるから

君の愁いは僕の心を蒼くする

抱きしめずにはいられなくなるんだ

先のことなんてわからないけど

今があるのは

君がいるからだって断言できるよ

恋の種をまいても

水を与えているだけじゃ

花は咲かない

寂しさや切なさという

肥料を与えてはじめて

愛の花が咲くんだ