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#女神のツバサ

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全38作品・


女神のツバサ
3/60

そんな期待感を持って

教室に入る

教室の造りは同じなのに

新鮮に見えるのは不思議だ

ただ違うのは

窓から見える景色

三階と二階では

視界の広さが随分違った

とりあえず

席につくことにする

新学期の初めは

名簿の順に席につく

相変わらず

窓ぎわの後方

キミはおそらく廊下寄りの

前方だろう

だからキミの姿を見ることは

とても叶わなかった

同じ夕焼けを・2024-01-23
女神のツバサ


女神のツバサ
9/60

班活動初回

まずは自己紹介から

ボクの班は

編成の都合で

男子2人と女子3人

男子はボクの後ろに座る

内気な生徒

女子生徒は3人とも初見

そしてこの全員が初見

そんなメンバーで

机を寄せあって

会議をする

誰から話しをすれば良いのか

分からない中で

時間は過ぎる

同じ夕焼けを・2024-01-29
女神のツバサ


女神のツバサ
20/60

班会議が終わった

ようやく肩の荷が降りた

机を戻して

くつろいでいた

他の班は会議が終わっても

机を向かい合わせたまま

談笑していた

ボクはそれをうらやましく

眺めていた

そのうちにボクは

一人くつろいでいることに

嫌な気持ちがして

内気な彼に話かけてみた

ありがたいことに

ボクと彼とは気があった

あとは女子との関わりだった

同じ夕焼けを・2024-02-09
女神のツバサ

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に38作品あります

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女神のツバサ
18/60

ボクは女子が悪でありながら

悪の言い分を聞いてみた

今まで男子だけが

ボクだけが

一方的に決めたことについて

悪の意見を

述べる場を与えた

みんなボクの奇襲に

ついて行けず

沈黙を続けていたその時

思惑どおり

バレー部の彼女は

反応してくれた

両隣の女子と

何やらささやいている

そしてボクには

冷ややかな視線を

送っていた

ボクはひそかに

手応えを感じていた

同じ夕焼けを・2024-02-07
女神のツバサ

女神のツバサ
4/60

新学期が始まった

キミの熱烈なファンは

浮かれていた

遠くの姿を見つめては

はしゃいでいた

ボクはファンではないけど

やはりキミの姿を見ると

少し緊張感を覚えた

キミの魅力を並べてみる

サラサラで艶のある髪

真珠のような白い肌

少し丸みを帯びた顔立ち

知性をただよわせる

奥二重の目

マンガのヒロインのような

小さくも存在感のある鼻

引き締まりつつも

幼く見える唇

あげ出すと切りがなかった

同じ夕焼けを・2024-01-24
女神のツバサ


女神のツバサ
32/60

キミの笑顔を見たボクは

自然と顔が照れてしまう

多くの男子生徒の憧れを

欲しいままに手に入れる

そんな力を帯びたような

魅惑に満ちた笑顔

その笑顔は

完全に無敵だった

向けられた者は皆

意識を奪われるだろう

顔を赤らめて

全ての力を奪われて

ずっと眺めることしか

出来ないだろう

そしてボクも

その一人であることに

違いはなかった

同じ夕焼けを・2024-02-21
女神のツバサ


女神のツバサ
27/60

精神面で大きく取り残された

それでもボクは

周りの変化に気づいた

そんなに急には

大人になれない

子どもには楽しいことが

いっぱいある

それを全部捨てて

大人の苦しみだけ

真似をしても

辛いだけだった

やがて大人になろうと

志していた人も

子どもに回帰したいと

思い始めていた

同じ夕焼けを・2024-02-17
女神のツバサ


女神のツバサ
29/60

そうは考えたけど

人を笑わせることは

そう簡単ではない

特に優等生の彼女と

感情が読みとりにくいキミを

笑わせることは

とても難しいだろう

なにより二人が笑っている姿を

ボクは見たことがなかった

笑っている姿を

想像することも出来なかった

でも人を笑わせること

ボクは挑戦したいと思った

たとえ失敗しても

明日も明後日も

それ以降も続く

一学期は始まったばかりだから

同じ夕焼けを・2024-02-18
女神のツバサ


女神のツバサ
10/60

初対面ばかりとはいえ

中学生が5人も集まれば

おのずと会話が広がって

盛り上がって

楽しい時間になるはずだ

なるはずなのに

そうならないときは

気まずさだけが漂う

中学二年生ともなれば

先生にすがることも

出来なかった

この班の全員が

思っていることだろう

同じ夕焼けを・2024-01-30
女神のツバサ


女神のツバサ
7/60

キミに見られるだけで

こんなに恥ずかしいなら

隣の席はどうなのか

想像するだけで

顔が赤くなってきた

そんな隣の席は誰なのか

確かまだボクの知らない生徒

興味があったのと

あいさつをしておきたくて

振り返った

その男子生徒は

すごく内気で

人としゃべることが

好きではなさそうだった

異性に対する関心は

皆無に近いと感じた

ボクはどこか自分が

安心した気持ちになっているのに

気がついた

同じ夕焼けを・2024-01-28
女神のツバサ


女神のツバサ
12/60

先生はボクたちの班を

心配そうに眺めている

そして先生は

ボクに班をまとめるよう

目で伝えていた

いつも誰かに引っ張れて

過ごしてきた人間に

人をまとめることなど

ましてこの沈黙を

打ち壊すなど

ボクに求められても

期待どおりの結果になるとは

思えもしない

でもここは先生からの

指示ということにして

ボクは行動に出ることとした

この班は普通に話を進めても

盛り上がりはしないので

奇襲をしかけることにした

同じ夕焼けを・2024-02-01
女神のツバサ

女神のツバサ
6/60

キミが近くにいる

それだけでボクのこころは

落ち着きを失っていた

キミに憧れてはいたけど

近くにいると

憧れを超える苦しみを

自覚するのだった

苦しみの理由は

うまく表現できない

なんとなく言えることは

ボクはキミに恋をしている

近くにいるからこそ

キミに全てを見せることになる

嫌われたくない

そんな気持ちを

抑えることはできない

憧れと恋の違いが

これほどまでとは

初めて気づかされた

同じ夕焼けを・2024-01-26
女神のツバサ

女神のツバサ
8/60

席替え後の最初の授業は

班活動だった

男女3人ずつで班を作り

学校行事や学級活動は

班で行動することになっていた

班編成は席次で決められる

だからボクは

キミと同じ班になった

一学期をキミと行動を

共に出来る

班活動を通じて

キミのことを

詳しく知ることが出来る

期待は膨らんでゆく

同じ夕焼けを・2024-01-28
女神のツバサ


女神のツバサ
5/60

新学期が始まって

一週間がたち

クラスの席替えがあった

窓際の席は気に入っていたけど

どうか先生の正面だけは避けたい

そんな思いでクジを引く

このようなクジ引きは

何故か運が良い

過去の経験からして

たいていは窓際の席になる

多分今回もそうに違いない

都合の良いことを考えながら

結果を待つ

ボクの期待に反して

廊下寄りの前方

正面よりマシかと

前向きに考えて

席を移動した

新しい席について

周囲を見渡した

友だちの席を見つけては

手を振ったりした

そんなことをしていたら

キミがボクの右斜め後ろにいた

同じ夕焼けを・2024-01-25
女神のツバサ


女神のツバサ
26/60

女子は男子より

精神面で早く

成長すると聞く

現実はそうだった

中学校生活を人生の

岐路と意識して

子ども時代と決別し

真剣に毎日を送る

一方ボクはといえば

小学生の子どものままで

みんなから呆れてられ

相手にされなくなっていた

それに気づいた頃は

もう三学期になっていた

同じ夕焼けを・2024-02-15
女神のツバサ

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