#好きです、なんて言えない

雨 の 音 に

ま ぎ れ て し ま え ば

あ の 人 の 名 も

叫 べ た の に

夏の風が揺らす孤独

君の遺香が心を纏うから

絵に描いたような哀空に

愛を滲ませ誤魔化した

咲いてるだけでは見てもらえない

謙虚も時には壁になるものなのね

降り注ぐものから庇っている
君はそう思うのかもしれない

けれど本当は君の姿や素顔を
誰の目にも映したくないんだ

君との幸せを空に報告していたあの日

空の青ささえも今も心に残っているよ

心が揺れている紫陽花
恋の唇が溺れる

好きって君に言いたいのに

言えない、この気持ちは

結婚しても変わらない照れ屋。

君を忘れそうな深い眠り

花片に零れた愛の雫は

儚い恋の終焉を告ぐ

小さな水溜まりにも空はちゃんと映るよ

偶然から目を逸らすけど
必然を愛しているよ

好きって言えないのを自分のせいにして

無理矢理悲劇のヒロインに成り済まして

結局自分が一番可愛いエゴなプリンセス

雨音のダンスが聴こえてくる午後の波際

1番幸せなのは

好きな人と笑い合って

共に過ごす時間だよな＾＾

君と同じ世界で生きることを夢見ていた

君の世界に私を仲間入りさせて欲しいの

あの日の涙を今日の雨に重ねて生きてた