#妄言

彼女の世界と僕の世界は

そもそも交わってさえ居なかったんだ。

一緒に雨に打たれて、


びちょびちょのまま手を繋げたら、


きっとそれでよかったのにな。

今日も貴方は知らぬ誰かと笑っている

貴方は私だけの人でしょ？
あの日の出来事はなんだったの？
私は貴方だから許したのよ？

なんて言うと、貴方は妄言と言う
周りの人間も彼の味方

ワタシハマチガッテイナイ
カレハワタシダケノ

自由と民主主義を盲目的に追い求めた先に
何があるかはもう分かっているはずだ
社会主義、共産主義こそ至高などという寝言は
口が裂けても言わないが、自由主義や
民主主義こそ至高とも僕は言わない


大事なのは伝統、だよ

グツグツと沸騰したその中に
野菜とたまごときのこと春雨
お肉は細かく刻んで放り込む。
愛しいあなた。
寒くて寒くて凍えてしまいそう。
塩味とごま油
真っ赤に染まるスープに
口をつける。
繊維は全部解けてしまった。
欠けた爪が喉に引っ掛かかって
最後まで足掻くなんて悪い人。
その目も唇も飲み込んでしまえば
もう誰も愛さないよね。
その声も匂いも全部
残さずに食べてあげる。