#寒色を帯びて

僕が君を傷つけてしまったとしても

君を癒せる人は僕じゃないんだよな

愛していたから許したかった

愛していたから許せなかった

愛だけなら愛しいままだった

「忘れないで」と君の声が聞こえてくる

君は私が忘れられない程に近くにいるよ

君の足枷にはなりたくないから

君が決めた道へ背中を押させて

君と本音で語り合いたかった

君が抱く本音を知りたかった

もう知り合えない本音だよな

独りの独り言より二人の無言の方が

独りより寂しいと思ってしまった夜

みんなに愛されてるなら

僕が愛さなくてもいいね

映し出された画面に現れた貴方

零れた涙で伝えてくれたんだね

君が泣いてるのに座って見てるだけじゃ

君の涙の理由を知ることさえできないね

その感情は引き裂くように痛かっただろう

それでも君は抱えることを選んだんだよな

僕が闇を引き受けるから

君は光の中で輝いてくれ

君に会えた時に幸せだと感じられるように

今は君に会えない辛さの中を生きています

君とさよならする未来など

永遠に来ないで欲しかった

知らないままでいられたらよかったかな

知らなければ深手を負うだけだっただろ

戻りたいとは思わないけど

あの頃の君に会いたくなる