はじめる

#小説

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全13977作品・

短編小説










この感情はアイらしい。














ねぇ私はなんの為に生きてるの?













『僕と生きるためだよ』
















私もそっちに連れて行ってよ



















『僕が生きてる間はだーめ』















生きてても地獄死んでも地獄なら

どこに居ても変わらないでしょ














『なら僕も一緒に地獄に行くよ』

















真っ暗な世界に光を与えてくれたのは

太陽みたいに笑う君でした。


















数学の問題に頭を捻っていると

ドアが開く音が聞こえ台車を引く音と共に

「美桜ちゃん何してるー?」と言いながら

七瀬さんが顔をひょっこりと出す

















「高校3年の問題を解いてます」

そう言いながら軽く微笑むと


















「えっ美桜ちゃんまだ16なのに凄いね」

そう言って感心してくれる七瀬さん

















マスコットキャラクターみたいだな















そんなこと本人に言える訳もなく

シャーペンの手を止めて七瀬さんを見ると

七瀬さんは「ぱぱっとやろっか」と言って

手際よく私の腕と指に機械を巻いて

体温計を渡す。










「今日お昼どのくらい食べた?」

そう聞いてくる七瀬さんに


「半分ほどです」と言うと


「育ち盛りは沢山食べないと」と

頬を膨らませて言う七瀬さん











お母さんか何かだろうか?










そんな事を考えていると

機械音が鳴り響いて体温計を渡すと


「36.5うん、安定してるね」と言う言葉に

ほっと息を撫で下ろす











その後血圧も測り終わり、七瀬さんが

部屋を出る時に控えめに聞いてみる












「あの、隣の部屋の羽山さんは...?」

私のその一言に七瀬さんの瞳孔が

大きく開いたように見えて










「羽山さんは...その...」と

七瀬さんは目を泳がせていた











そっか、羽山さんもなのか...











「私の番ももう遠くないよね」

ぼそっと呟いた声は七瀬さんの耳に

届いていたらしく











「美桜ちゃんは絶対治るよ!」と

目の前で大きな声で言う










私は笑いながら

「ありがとうございます」と言うと

「また後で戻ってくるからね」と

言い残して部屋を出ていった












誰もいない部屋で小さく溜息を漏らす











絶対治るとかそんなことは

他人だから言えるんでしょう?










絶対治るのなら5年もこの中に

閉じ込められていないよ










そう思いながら窓の外を眺める

無邪気に走る小学生が視界に映り











あぁもう死にたいな

そんな感情ばかり私の中に蓄積される














どうして私だけ生き残ってしまったの?













私と関わるほとんどの人達が











この世から居なくなってしまって











そんな深い感傷に浸っていると

コンコンとドアを叩く音が部屋に響く











看護師なら勝手に入ってくるのに











そう思いながら重い体を起こして

点滴棒を片手にドアの方に向かって

「なんですか?」と言いながら開けると











「隣の病室に移った花宮 蓮です」と

微笑みながら話す少年が目の前に居た。











引っ越しのような感覚で話すんだな











そう思いながら

「初めまして、佐々木 美桜です」と

軽く自己紹介をしてから

「引っ越しの挨拶は初めてです」と

少しからかう気持ちで言うと花宮さんは













「挨拶するの変ですか!?」と

あたふたした様子で独り騒いでいる











「大丈夫ですよ、挨拶嬉しいです」

そう言って軽く笑うと花宮さんも

「なら良かった!」と言って

ふわっと笑いかけた。











「どうして入院されてるんですか?」

私が話を振ると花宮さんは笑いながら











「いやあ、車が突っ込んできて

避けようと思ったんですけど

避けきれなくて腕を複雑骨折しました」











笑いながら話す花宮さんを

とても遠く感じた











交通事故...車が...突っ込む











『みお...あなたは...いきて』


『さきに...きえて、ごめんな』














...やめてやめてやめて

















「佐々木さん?」不安そうに顔を

覗き込む花宮さんが視界の端に映る















「お願い...辞めて...お願いだから」













そんな言葉を無視して花宮さんは

「佐々木さん顔色悪いけど大丈夫?」

そう言いながら寄ってくる花宮さんに











「いやああああああ」と叫んだ後

ふわっと意識が薄れてそのまま私は

床に向かって体が傾いていく











でも痛みは感じず、

暖かい感覚を感じながら

私の意識は途絶えてしまった。










蓮side


彼女を一言で表すとは高嶺の花

黒く長い髪はくせっ毛がなくて

白い肌に大きい目と高い鼻が目に映る













俗に言う美人という部類なのだろう















「なんですか?」と少し不機嫌に

尋ねてくる彼女に僕は











「隣の病室に移った花宮 蓮です」と

少し緊張しながら言うと、














「初めまして、佐々木 美桜です」と

少し笑いながら自己紹介してくれた











笑った顔がとても素敵だな

そんなことを考えていると

「引っ越しの挨拶は初めてです」と












不敵な笑みを浮かべながら

ぼそっと呟く佐々木さん











えっみんな挨拶しないの!?













「挨拶するの変ですか!?」と

驚きながら大きな声で言うと










「大丈夫ですよ、挨拶嬉しいです」

そう言って軽く笑う佐々木さんに
















「なら良かった!」と言って

ふわっと笑いかけた。











「どうして入院されてるんですか?」

佐々木さんが僕の体のことに触れた












あぁ笑われちゃうかなあ

そんな一抹の不安を抱きながら










「いやあ、車が突っ込んできて

避けようと思ったんですけど

避けきれなくて腕を複雑骨折しました」


と小さく呟いた。












彼女の顔色を伺うと

俺は目を見張った。











明らかに動揺した様子で

顔色は真っ青になっていた











肉食動物に怯える兎のような感じ













「佐々木さん?」

恐る恐る聞いてみても返事はない















「お願い...辞めて...お願いだから」












彼女は何に怯えているのだろう












そんなことを思いながら

「佐々木さん顔色悪いけど大丈夫?」

と言いながら近くに寄ると











「いやああああああ」と

凄まじい悲鳴をあげた後











彼女の体が崩れ落ちた。











俺は折れて無い腕で彼女を抱き締め

共に床に倒れた










倒れた時に折れている腕を

少し床に押さえつけてしまい

鋭い痛みが腕に襲いかかる











「...っ」


俺は叫びたい声を抑え

胸の中にいる彼女に声をかけたが

その声が届くことは無かった。










しばらくすると看護師が

数人向かってきて彼女を連れていき











俺は看護師に事情を聞かれた











一通り事情を説明して

俺はレントゲンを撮ることになった

床に倒れた時から痛みが止まらないから










結果折れた骨が少し

動いてしまったらしい











退院の日が少し延びると俺は

医者と看護師に告げられた











部屋に戻る時俺は七瀬さんという

看護師に呼び止められた











「彼女に交通事故の話は絶対しないで」

真面目な顔で強く言う七瀬さんに

俺は頷くことしか出来なかった。













俺は佐々木さんの部屋に入って

ベッドの近くに椅子を置き

佐々木さんの手を握った












そういえばどうして彼女は

入院してるのかまだ聞いていないな












そんなことを考えていると

手が微かに動いたきがした










佐々木さんを見つめると

ゆっくり彼女の瞳が開いて

こちらの顔と目が合った
















佐々木さんは目が覚めるや否や

昔の話を聞いて欲しいと言った




















俺はなんでも聞くから自由に話して

と言うと彼女は窓に顔を向けながら

昔の話を始めた。











美桜side











昔はとても幸せだった

暖かい家族があって帰る家もあって

なんでも話せる友達が居た










けど幸せというのは

なんの前触れもなく壊れてしまうの









お母さんとお父さんと3人で

旅行に行くことになった

幼い私は、はしゃいで騒いでいると

お父さんがこっちを向き

うるさい、と笑いながら言ったあの一瞬

たった数秒で運命とやらは大きく変わった










迫り来る黒いワゴン車が

一瞬視界いっぱいに映り

凄まじい衝撃と共に私の意識は

遠くに飛んで行った。











目を覚ますと車の中にいた

前の座席でぐったりしている

お父さんとお母さんが目に入り











身体中に緊張と焦りが走る

「パパ、?ママ、?」

目の前にいるふたりに少し大きな声で

呼びかけても2人の返事はない










私は2人を揺すりながら呼びかけると

お母さんが朦朧とした意識の中で

「みお...あなたは...いきて」

と蚊の鳴くような声で呟く










冗談でしょ?

小学2年生の私でも

これがどんな状況で何が起きてるのか

怖いくらいに理解ができてしまった











「さきに...きえて、ごめんな」

隣でお父さんが苦しそうな声で

小さく弱々しく呟く












「私もここに居るっやだ離れない!!」

そう私が泣き叫んでいる時に

救急隊の人が駆けつけて

私を車の外に引きずり出す











救急隊のある人がガソリンの匂いに気づき

急いで離れた刹那凄まじい衝撃と爆風が

辺り一体を襲いかかった。










恐る恐る後ろを振り向くと

私がさっきまでいた場所は

炎の海と化していて、










あたりの人は大騒ぎしているのに

私の頭はやけにクリアだった。











私が歩きながら車に向かっていると

途中で救急隊の人に抱き抱えられた











「離して!中にパパとママが居るの!!」



「早くしないとパパとママがっ!」










いくら叫んでも救急隊の人は

私を車に近づけてくれなかった










気がつくと目の前に両親の遺影があり

あぁ現実はこんなものなのかと思い

この日私の平穏な生活は終止符を打った











でも神様はとことん絶望を好むようで











私は親戚の家に預けられた。

親戚の家での生活は正直

肩身がすごく狭かったんだ。










でもそんな生活も長くは無かった











「美桜さんは心臓病に侵されています」

そう告げられた小学6年の秋










私は余命宣告というものを受けた











「成人まで生きられる可能性は

30%もないかと思います」










そしてその次の春

私は入院することになった

医療費は親戚が負担してくれるらしい











本当に申し訳無かった。

親戚の人に他人同然の私の医療費を

払わせてしまうことに、










こんなメンタルがボロボロな時でも

側に親友がいた、










両親が亡くなった時は

一緒に泣いてくれて


入院してる時は毎日お見舞いに

来てくれていた私の大切な親友










私の大切な親友すらも

神様は奪い去った。











やけに近い救急車の音

今までで一番慌てた看護師の声










心臓が潰れる思いで走った。

走って病院の入口から外を眺めると


病院の前の交差点に沢山の人と

救急車が止まっていた











私は人をかき分けながら進むと

中央に人が倒れていたのは











私の親友だった。










この世の全てを恨み妬み呪った。

なぜ私だけがこんな辛い思いを

しなくてはいけないのか











両親を失って家を失って親友も失って

最後には自分の命も失う運命











何のために生まれてきたのかな

神様はほんとうに意地悪な人だ











それから私は人と距離を置いた

愛する人はみんな消えてしまうから











それでもどうせもう死ぬ運命

死ぬことさえも怖くないよ












話し終わって花宮さんを見ると

目からただただ透明な雫を零していた











「ごめっ...辛いのは佐々木さんなのに」

そう言いながら涙を流す花宮さんには

何故か嫌悪感が湧かなかった。











嫌悪どころか私は「ありがとう」

そう伝えていたんだ。










その日は2人で沢山泣いた











あの日から1週間が立つ












この一週間1度も花宮さんと

話していない気がする











部屋に遊びに行ってみようかな











でも変なやつって思われたらどうしよう











心の中で葛藤して

とりあえず廊下に出てみる

花宮さんの部屋の前に立った時

中から話し声が聞こえてきたの











「転ぶ時注意しろって

あれほど言ったのに」



この声は七瀬さん...?













「それでも佐々木さんのこと

守りたかったんです」


なんの話...、?













「再来週に退院予定なんだから

今度は転ぶ時絶対左手使わないこと」











えっ退院来週じゃないの、?













「はい、頑張ります」











私は部屋から出てきた七瀬さんを

自分の部屋に連行して問い詰める



「さっきの話どういう意味ですか?」








七瀬さんはバツが悪そうに

「あー...もしかして聞いてた?」

と私に控えめに聞いてくる









私は七瀬さんに強く言う

「全部話してください」










七瀬さんは困ったように

笑いながら話してくれた








七瀬さんの話によると


私が錯乱状態になって倒れた時

花宮さんが私を受け止めて

そのまま倒れる前に左手を

地面に押さえ付けて

骨が動いてしまったらしい












私のせいだ...やっぱり私と関わる人は

みんな不幸になる









七瀬さんは私の顔を見て

「じゃあ会いに行ってみますか」と

言いながら七瀬さんは私の手を引いて

隣の病室に向かう











こんな気まずい時に何をするの?











「思ってることは伝えないと後悔するよ」

そう言って七瀬さんはドアを開けて

「ほら」と言って私の背中を軽く押した










「佐々木さん...」

心配そうに顔を覗く花宮さん










「ごめんなさい」

ただこの一言しか出てこなかった










「佐々木さんは悪くないよ」

そう言って微笑む花宮さん

私の言いたいことが分かるのだろうか








花宮さんは顔を赤くしながら

「その..ほっとけなくて...

僕が勝手にしたことだから...

自分を責めないで欲しい..な」と呟く















たどたどしく話す花宮さんが

少し可笑しくて私は笑った














沢山笑った後

「ありがとう蓮くん」と

万遍の笑みで微笑むと














花宮さんは耳まで赤くしながら

「これからも蓮って呼んでよ」と

恥ずかしがりながら呟く
















暖かい感情を感じた気がした











あれから2週間

蓮くんと沢山話したり

中庭を散歩したり沢山の思い出を貰った












そして本日は蓮くんの退院日










「蓮くん退院おめでとう、元気でね」

そう万遍の笑みで伝える










ほんとは行って欲しくないのに










いかないでって言ったら君を

困らせてしまうだろうからさ

私は笑顔で君を送り出すよ。











私の言葉に蓮くんは

「迎えに来るから」と一言述べる











何を言っているのだろう?










私のお迎えが来るのは

死神さんからなのに













そんなことを思いながら

「待ってるね」と言って微笑む














そして蓮くんは病院から去ってしまった











何故か虚しさだけが部屋に佇む










蓮くんが居なかった時はどうやって

一日を過ごしていたっけ?










たった3週間の関わりだけど

一生のうちで1番幸せだった











蓮くんのことを思い出すと心が苦しくなる

この感情はなんって言うんだっけ?














そんなことを毎日考えながら1ヶ月が過ぎた










世間は夏休みムードで

沢山の人が夏休みをはしゃぐ中

私の体はどんどん弱くなっていった















呼吸器をつけないと

息が苦しいくらいに私の体は弱っていた














来年の桜は見えるのだろうか














私の名前は美桜。

美しい桜と書いて美桜

桜のように私の命も儚く散りゆくのだろう











そう思いながら窓を眺めていると

七瀬さんが部屋に入ってくる










「美桜ちゃん美桜ちゃん!

ビッグニュースだよ!」



凄い慌てた様子で話す七瀬さんに

少し戸惑いを憶えながら



「どうしたんですか?」と聞くと

七瀬さんはありえないことを口にした











「外出許可出たよ!」

そう言いながら燥ぐ七瀬さん










外出許可...?

誰が付き添ってくれるの、?

もう一度外の世界を肌で感じられるの?










そう思いながら

「誰がこんなことを?」

と聞くとドアが開く音と同時に










「七瀬さんー僕が伝えようと思ったのに」

という声が聞こえた。










あぁこの陽だまりのような暖かい声は










「蓮くん?蓮くんなの?」

気がついたら声に出ていた。










「久しぶりだね美桜、

迎えが遅くなってごめんね」

そう言いながら困ったように笑う蓮くん。










『迎えに来るから』

いつの日か言ってくれた言葉

ああ、ほんとに迎えに来てくれた










私は嬉しくて嬉しくて

ただ涙を流していた










そしてその日から1週間後の朝











「体調はどう?」そう言いながら

いつも通り血圧と体温を測る七瀬さん








「めちゃ元気です!!」

そう言って微笑むと七瀬さんは


「じゃあ外出は明日にしようか」

そう言って笑いかけてくれる七瀬さん












ほんとは結構体がきつい

それでも私は蓮くんに会いたいから












蓮くんのことを考えると心が暖かくなる

この感情はなんって言うんだっけ?










そして次の日

朝一番に蓮くんは迎えに来てくれた










「美桜ちゃん独りで大丈夫?」

と、お母さんみたいな発言を

七瀬さんから頂いて、それに対して








「七瀬さんがついてきたら

場がしらけますよ」


と軽く笑いながら言う蓮くん



気をつけてねと言いながら

手を振ってくれる看護師と医者に

背を向けて私は病院を後にした










久しぶりに跨いだ病院の敷地

外の空気はとても心地よかった











どこか行きたい場所はある?

そう尋ねてくる蓮くんに


「蓮くんと一緒ならどこでもいいよ」

そう言って笑いかけた













「それ素でやってるの?」と

少し悪戯っぽく笑いかける蓮くん











何を言ってるのだろう?

そう思いながら見つめていると












「じゃあ暑いし水族館でも行くか」



蓮くんの提案に従い私たちは

水族館に向かうことになった











「入場料大人2名で4680円になります」

受付の人がそう告げる中

私はあることに気がついた











「お金を持っていない...」












あぁどうしよう、また蓮くんを困らせちゃう












あたふたしていると蓮くんが

「僕が払うから心配ないよ」と言って

パパっと会計を済ませてくれた










私は蓮くんに「ありがとう」と言って

水族館の中に入った。










蓮くんと一緒にいると幸せな気持ち

この気持ちはなんって言うんだっけ











一通り魚を見て次どこに行くかを話すと

「あそこに行きたい」

そう言って指さした場所は1つの教会











「えっチャペルに行きたいの?」と

少し顔を赤くしながら聞いてくる彼に



「あっダメだった?」と聞くと


「ダメじゃないよ、行ってみようか」と

優しく声をかけてくれる










中に入ると沢山の人にこちらを見られた

「ここで座って待ってて」

そう言いながら蓮くんはカウンターの方に

足を進めて行った。













「試着をしたいんですけど...」

蓮くんは何かを話しているけど

部分的にしか聞き取れなくて

何を話しているのかよく分からなかったな










しばらくすると蓮くんが

「この女の人について行ってね

後でまた会えるから」と言って

何処かに消えてしまった










私も女の人に連れられて

別の部屋に入ると沢山の

ウェディングドレスが並んでいた。










「好きな服を選んでくださいね」

そう言いながら微笑む女性に

軽く会釈をしてから服を眺める










あっこれいいかも

真っ白なウェディングドレスは

定番中の定番と言ったところだろうか










初めてドレスを来てメイクをして

髪をセットしてくれた










鏡でみた姿はまるで別人のようで

思わず自分に見とれてしまった。










「では行きましょうか」












女性の人に連れられて

大きな部屋に入るとそこには












白いスーツを来た蓮くんが奥にいたんだ。











私は蓮くんのところに向かって

「蓮くん凄くかっこいいね」と言うと

蓮くんも顔を赤くしながら

「美桜も似合ってるよ」と言ってくれた










その一言で胸が苦しくなったの

心臓が悪いからでは無い

もっと別の原因の何か










これはなんって言うんだっけ、?










「お写真取りますよっ」と言って

笑いかけてくれる女性の人










七瀬さんみたいな人だな

そう思いながら私たちは

1枚写真を撮ってもらった。










夕方になり人が減ってきた街中は

今日が消えてしまう合図で












私の体は限界を迎えていた。












歩くのが辛い

呼吸が苦しい










そんなことを考えている刹那

私の視界は大きく傾いた













えっ?と声を出す間もなく

私は地面に転んだ。

体を起こそうと思っても上手く動かない

なんだか凄く眠いなあ













そう思いながら私は眠りについた














目が覚めると見覚えのある天井に

沢山の医者と七瀬さんや親戚のみんな

そして蓮くんが側に立っていた














「最期の言葉をかけてあげてください」

辛そうに呟く医者の声が脳裏に映り

あぁ私死ぬのかって体全てが悟った














「れん...くん」私が儚げに呟いた聲は

彼に届いていたらしく彼は

「どうしたの?ねぇまだいかないで」と

必死に縋るように頼む蓮くん














何故か最期なはずなのに

とても嬉しかった















どうやらこの感情は愛らしい














私は蓮くんに告げた














「大好きだよ」と笑いながら


上手く笑えたかな?










最初で最期の君への想いをここに残そう











私が居なくても君が前を向けるように










「そんなの僕もに決まってるじゃん」

泣きじゃくりながら大きな声で言う蓮くん












「美桜のこと愛してるよ」











あぁ幸せだな。

今が生きてて1番幸せだよ












もう少し早く蓮くんと出会えたら

どれほど良かっただろうな











そう思いながら私の人生は幕を閉じた










蓮side









好きな人が一番幸せと感じていた時に

突然に唐突に亡くなった。











世の中はとても理不尽らしい

あんな小さな子に抱えきれないものを

沢山背負わせて、一番幸せと感じる時に

この世から居なくなってしまうなんて











この世界はアイで包まれている

愛情と哀情

人はどちらを感じることが多いのだろう










葬式が終わった今でも

まだ心が整理できない










君への想いが愛から哀に

どんどん変わっていくのが怖くて











僕は目を逸らし続けた。

ある日七瀬さんから電話が掛かってきた











病院に来て欲しいと。

急いで着替えて病院に向かうと

1冊のノートを持った七瀬さんが

入口付近に立っていた。












「引き出しの中から見つけたの

どうか受け取ってあげて」

そう言って渡してくれたノート

僕は「ありがとうございます」と

お礼の言葉を述べて帰路についた。









開けた1ページ目には

メモ帳と書いてあった。











七瀬さんはなぜメモ帳を

僕に渡したのだろうか











そう思いながらパラパラとメモ帳を眺める

ほとんどが数学の計算式で勉強以外に

すること無かったのだろうかと

少し疑問に思う。










ただある日を境に計算式は終わった











『蓮くんのこと考えると心が暖かくなる

この感情はなんって言うのだろう』


『蓮くんのこと思い出すと苦しくなる

この感情はどんな名前なんだろう』


『蓮くんのこと想うと幸せな気分になる

この気持ちはなんって言うんだっけ?』











こんな自問自答がノートいっぱいに

埋め尽くされていた











ばかだな。

僕に聞いてくれれば教えたのにな












その感情は愛って言うらしいよ。











世界は哀に包まれていても

僕の君の間は愛に包まれているから











だから僕はこの愛の余韻でもう少し

哀に包まれた世界で頑張ってみるよ












愛と哀が混ざりきった

この感情はどうやらアイと言うらしい。

Fin

柳瀬.・1日前
この感情はアイらしい。
短編小説
小説
言ノ葉どーめー
誤字脱字すみません
初心者
病気
余命
辛い
苦しい
短編小説書きました

愛とは何か。

教えてくれたのは君でした。



友達になるきっかけなんてそこら辺に転がっている。

物を拾ってもらったとか、隣の席になったとか。

だから君との出会いも悪魔がくれた最後のプレゼントなんかじゃなくて、偶然ということにしておこう。



君は優しい人だ。

泣いてる人をほっておくことは出来ないし、助けての言葉には人一倍敏感だ。

まるで太陽のような向日葵のような温かい優しさを持つ人だから、彼女の周りには自然と人が集まるのだろう。

彼女は容姿端麗で笑顔はとても眩しい。

僕にとって彼女は眩しい光だった。

闇にいる僕が光に手を伸ばすから罰が当たったんだ。



彼女と友達になったきっかけはやっぱりそこら辺に転がっているようなことだった。

彼女はクラスの真ん中で何人かの人を巻き込んで、朝ご飯の話で盛り上がっていた。

彼女ならそんな話でも皆で楽しむ題材になる。

彼女は端っこにいる僕にまで話の輪を広げた。

“ねぇねぇ!朝はパン派?ご飯派?”

そうやって君が当たり前のように闇に手を入れるから僕は勘違いしそうになる。

“…パン派。”

彼女は残念そうに肩を落とした。

“パン派かー。

やっぱりパン派の方が多いのかなー。

私はね!朝はしっかりご飯を食べたいの!”

楽しそうに話す彼女に圧倒され僕は頷くことしか出来なかった。

それでもなお、気分を悪くせず楽しそうに話す彼女を見ると僕まで楽しい気分になれた。

これが彼女との初めての会話。

それから彼女は定期的に僕を会話に入れてくれ、そうしていくうちに仲良くなった。

いつの間にか彼女の光に僕が入ることが多くなった。

僕は確かに幸せだった。



ふとしたきっかけで何ともない話をする仲になるように、ふとしたきっかけで僕は彼女に悩み相談をするようになった。

今まで誰にも話したことのない話も誰にも出来なかったような話も彼女にしてしまう。  

それはきっと、彼女の全てを包み込んでしまうような光のせいだろう。

立入禁止の屋上が僕と彼女のお悩み相談室。

塔屋の影に二人並んで腰掛ける。 

“今日はどうしたの?”

彼女は周りを本当によく見ていて、体調が悪い人とかすぐに気づく。

僕もバレた一人だ。

教室のど真ん中で僕の手を無理やり引っ張って屋上に連れ出した。 

“君は本当によく気づくね。”

嫌味っぽく言ってしまったけど密かに尊敬している。

“君がわかりやすいんだよ。

で、何かあったの?”

彼女は心配するように僕を覗き込んだ。

彼女は僕のことを結構知っている。

それは僕がぼろぼろと吐いてしまったから。

両親が離婚し、父親は戸籍上父親じゃないこと。

母親は仕事ウーマンで家は独りが多いこと。

お酒の力は偉大で、人を変えてしまうこと。

真新しい痣はリモコンでつけられることが多いこと。

僕は母親の理想にはなれないこと。

僕の存在が必要ないこと。

今思えばなぜ言ってしまったのかわからないし、物凄く後悔した。

彼女にはしたくもない想像をさせなければいけないから。

兄弟とはとても仲良しだし、親御さんとも買い物とかによく行っているみたいだ。

友達だって多いし、幼馴染の親友だって彼氏だっている。

僕だって友達と呼べる人はいるけど、いつも一緒に遊んだり、毎日連絡取り合ったりするわけではない。

彼女から見たら友達には見えないかもしれない。

家族とは知っての通り上手くいっていない。

きっと僕がぶっちゃけた闇は彼女には重すぎた。

それでも彼女は親身に聞いてくれた。

自分のことのように悲しそうな顔をしながら。

それが何よりも嬉しくて辛かった。


“…今日は父親が来る日。”

俯いてそれだけ伝えると彼女は僕を抱きしめた。

光が闇を覆い隠すように。

これは彼女がよくする。

私はここにいるよっていつも小さい声で言いながら。

いつも僕はここで泣いてしまう。

彼女にはバレないように小さく小さく。

この瞬間だけは僕はここにいてもいいと認められる気がする。

彼女はゆっくりと僕から離れると僕に向き合った。

“辛いときは連絡して。

怖いときは助けてって言って。

すぐに飛んでいくから。”

女の子にこんなこと言わせるなんて男失格だろうか。

それでも彼女の真っ直ぐな言葉に僕はまた素直に頷いてしまった。




父〈7:00から7:30に行きます。〉

母〈今日早く帰ります。〉

携帯に入っていた連絡はこれだけ。

簡素な業務連絡。

僕は両方に〈了解です。〉と返す。

そして思わず溜息を溢した。

時間が近づくにつれ、緊張感は一気に増す。

母親が帰ってきて食卓に晩ご飯が彩られていく。

母親は作りながら愚痴を溢す。

僕はそれを丁寧に拾い上げていく。

素面の母親とは結構上手くやっていると思う。

ご飯が出来たあとすぐ父親が来た。

母親はもう飲み始めている。

ドアを開けるとまた少し老けた父親がいた。

月に一度しか合わない父親の老いは結構分かりやすい。

父親は封筒を渡す。

僕は受け取る。

父親は最近どう?と問う。

楽しいよ。と僕は答える。

父親はそれじゃあと僕の頭を乱雑に撫でて帰っていった。

僕は見送らずわざと大きな音でドアを閉めた。

母親に封筒を渡す。

母親は封筒からお金を出して勘定した。

1万少ないと不機嫌に言った。

僕はごめんなさいと何かに謝った。

そこから母親の機嫌は一気に悪くなった。

9%のチューハイ缶はもう4本空いている。

毎回殴られるわけじゃないけど、今回は殴られた。

太ももを3発と腕、顔を2発。

それなりに痛いけど母親も加減しているし、少し痣になるくらいだ。

それよりも言葉のほうが痛かった。

“産むんじゃなかった。”

“あんたなんていなくなればいいのに。”

“生きる価値なんてないクズが。”

そんな言葉を投げられるたびに胸に針を刺しているかのようにチクチクと痛み、涙が出そうになった。

母親は酔いが回ると眠ってしまう。

僕は母親が眠ったのを確認して近所の公園に出掛けた。

ブランコとベンチしかない小さな公園だ。

ブランコに腰掛け、さっき我慢した涙を拭う。

握りしめた携帯の画面は彼女とのトーク画面。

猛烈に彼女と話したくて開けていた。

でもなんと切り出したらよいか分からなくてそのまま握りしめていた。

結局その日は何も話さなかった。

その日は眠れなくてくっきりしたクマと残ってしまった痣を抱えて学校に行った。



朝から彼女は僕の顔を見るなり屋上に連れ出した。

“昨日何があったの!?”

彼女は涙をいっぱいためて怒鳴った。

彼女は僕が顔の痣を作ってるところを初めて見たようだ。

“いつものことだよ。”

そうだ。いつものことだ。

彼女の優しさが嬉しくてついつい泣き出しそうになるが、言葉にして自分を律した。

“っ…辛いときは言ってって言ったじゃん!

助けてって言ってよ…。”

彼女は悲しそうに俯いた。

僕は彼女にこんな顔をさせたいわけじゃないのに。

いつだって笑っていてほしいのに。

“ごめんね。いつも助けられてるよ。

救われてる。ありがとう。”

彼女はなぜか泣き出した。

おかしい。笑ってくれるはずだったのに。

“愛されたいよね…”

そう言って彼女はいつもより強く僕を抱きしめた。

“何言って…”

“愛してほしいよね。認めてほしいよね。”

違う。僕は愛されてる。

父親にも母親にも。

本当に嫌いなら養育費だって渡さないし、ご飯だって作らないし、学校だって行かせない。

愛してくれてるから…僕は生きてるんだろ…?

“愛されてるよ…”

僕は言った。

彼女は悔しそうに綺麗な顔を歪めた。

“愛され方…間違ってるよ…”

彼女に突き放された気がした。

僕は焦った。

“母さんは普段は優しいし、文句も愚痴も言うけど、結局、ご飯だって作ってくれるし、学校だって行かせてくれるし…”

だから僕は愛されてるよね…?

わからなかった。

これが愛じゃないなら僕が信じたものは何だったのか。

これが愛じゃないなら僕は何を求めて生きてきたのか。

“たまに泣く事が楽しみになる愛され方って本当に幸せなの…?”

わからなかった。

僕は何?僕はどうしたい?

わからなかった。そして堪らなく怖かった。

“泣く事が楽しみなわけじゃない!

僕は愛されてるよ…。”

彼女はごめんと呟いて屋上から出ていった。

一人残され、不安と後悔でいっぱいになる。

彼女の顔はよく見えなかったけど、きっと失望した。

僕に呆れて失望し、怒った。

そらそうだ。

彼女の言うことは全て事実だ。

殴られることは愛じゃない。

暴言を吐かれるのが愛じゃない。

泣くことが愛じゃない。

僕だってそれくらいわかっていた。

図星をつかれてムキになった。

認めたら彼女まで離れる気がした。

また独りぼっちになる気がした。

結局、彼女は僕から離れた。





その日は彼女と目が合うことはなかった。

帰り際、彼女の手を掴んで謝ったけどスルーだった。

当たり前だ。

善意を悪態で返し、八つ当たりして酷いことを言った。

もう僕は彼女と話すことは愚か、2度と目が合わないかもしれない。

そう思うだけで胸が痛く苦しくなった。

そこから2日間学校に行けなかった。

眠れなくて体に力も入らなかった。

母親はそんな僕を見て呆れた。

“いい加減学校行ってよ。

行かないなら辞めろよ。”

捨て台詞のように吐いて会社に出掛けた。

いっそそれも良いかもしれない。

彼女に嫌われたら僕は本当に生きる価値がないのだから。

通知音がなった。

母〈学校行け。〉

強気の言葉には重い圧を感じた。

はいという返事と答えを送った。

鈍った体を無理やり動かし制服を着た。



遅刻ギリギリで教室に滑り込んだ。

友達は大丈夫かと声をかけてくれた。

僕はうんと返事して彼女を見た。

彼女は僕と目が合うとあからさまに反らした。

僕は携帯で彼女に連絡した。

〈放課後、屋上に来てほしい。最後だから。〉

返事は来なかった。


放課後。屋上で半ば諦めながら座っていた。

ドアノブを回す音が聞こえる。

彼女は気まずそうに僕を見た。

そして、隣に腰掛けた。

重い沈黙を破ったのは僕。

“あの日はごめん…。”

彼女は驚いたように顔をあげたあとまた俯いた。

“君が言ったこと全部正しい。

僕はムキになったんだ。

君を傷つけた。本当にごめんなさい。”

彼女はなんと言ったらいいのかわからないようだった。

僕は続けた。大きな深呼吸をして覚悟を決めた。

“僕の想い全部聞いてほしい。”

彼女は小さく頷いた。

“君が話しかけてくれて7ヶ月くらいたったかな。
・・・
僕は本当に幸せだったよ。”

彼女は僕の手を掴んだ。

“なんで、さよならみたいに言うの…?”

“さよならだからだよ。”

彼女は力が抜けたように手を離した。

“君は光だった。

真っ暗な世界で生きてきた僕にとって君は眩しほど美しい光だ。

君と何でもない話をするのが好きだった。

君に悩みを相談すると楽になる僕がいた。

さっき話したのにまたすぐ話したくなる。

君には笑っていてほしいのに君の優しさに甘えていた。

君の温かい優しさに甘えてる僕がいた。

僕は君のことが…”

出しかけた言葉を飲み込む。

“…僕にとって君は、光だった…。”

彼女は光だ。

沢山の人を照らし幸せにできる。

だから僕が独り占めしてはいけない。

闇の中じゃなくて元いた場所で光り続けなければいけない。

だから…さよならだ。

“僕、転校するんだ。

父親のところに行くことになった。

だからもうすぐ転校する。”

彼女は俯いたまま何も言わず涙をポタポタ溢した。

“出会ってしまってごめん。

沢山傷つけてごめん。

沢山苦しめてごめん。

でも僕は君に出会えて幸せだった。

本当にありがとう。”

彼女は何も言わず泣き続けた。

溢れた涙がきらきら光っていた。



彼女から逃げるように帰った。

本当ならあの場で飛び降りてしまいたいくらいだったけど

そんなことしたら彼女はきっと僕を忘れてくれないから。

どうか僕を忘れてくれ。

僕のことなんて綺麗サッパリ忘れて元いた場所で笑っていて。

沢山の人の光であってくれ。

また誰かを照らし続けて。

そしていつか出会う君だけの光を大切にして。

どうか幸せになってくれ。

そんな願いを込めて僕は闇へと消えていった。




さよなら、ずっと君は僕の光だ。

まなみ・13時間前
苦しいくらいに優しい君
失恋
死にたい
本音
消え入りそうな僕の本音は
0423*0617
小説
半分実話
溢れるのなら、
どこにも無い愛を求めて
4文字に想いを込めて
タグお借りしました

小説《10年の音にフィーネ》


高校3年の春、僕は、10年間続けた音楽をやめた。






小学生でピアノ。
中学で吹奏楽部に入ってフルート。
高校でも続けた。


部活をやめたのは
よくある漫画みたいに、大喧嘩があったわけでも、才能の無さに絶望した訳でもない。

みんな仲は良かったし、副部長でクラリネットの原とは親友と言ってもよいほどだった。

それに多分僕は上手かった。
観客が僕の演奏に涙したからだ。

僕はそのために音を奏でるようになり、
賞も取ったし、賞賛もされた。

先生に評価されて部長にもなった。


ただ、部員はそれに嫌な顔をした。


僕が吹く度、観客が泣く度、その顔を見るのが嫌だった。



決定打は原の言葉。


「あいつ、部活辞めてくれねぇかな」

「あぁ、部長ですか?」

数日前、忘れ物に気づき音楽室に戻ってきた僕の耳に届いた会話。
明らかに僕の話。

流石に入れなくて、ドアの前で立ちすくむ。


「そう。1人だけ、俺上手いですって顔しやがって。
吹部は合わせなきゃなのにさぁ、あいつの音、輪が乱れるんだよな」


「あぁ、そうですね。みんな部長の音嫌いですもんね」


「な。あんな演奏で金賞とるからなぁ。
腹立つよな。
審査員は何を聞いてんだか」


「ですよねぇ」


「あー、まじで、部活辞めてほしいな」




がつん。


と鈍器で殴られたみたいな衝撃。



''部活辞めてほしいな''



数回頭の中で反芻する。
軽く、いや結構ショックだった。

部内で僕だけ賞を取るのは良くなかったのか。
それを認め合い賞賛し合う仲間だったのではないのか。


心を折るには十分だった。

途端に音楽が嫌いになった。



だから辞めた。



それだけの話。






「今日だな、お前の引退式」
原が複雑そうな笑顔を向けてくる。

本来3年の引退は夏のコンクールが終わってから。
僕だけ一足早い引退式だ。


「…あぁ。………ごめん、こんな時期に」

「いやいや、辞めてくれてよかったよ。
次、俺が部長だしな!」



乾いた笑いが漏れる。

引退式は、滞りなく終了した。
涙は出ない。


僕の10年間は思っていたよりあっけなかった。






「あいつやっと辞めたな」

「そうだね。原も部長頑張りなよー?」


僕は自分の話をしている所に出くわす達人なのかもしれない。
部室ドアの窓から、気づかれないように少し覗くと、数人が談笑していた。

またしても忘れ物を取りに来ただけだというのに。
楽器を持ち帰る途中で、楽譜を一冊置いてきたことに気付いたのだ。


いつ入るべきか迷う。
いっそ聞こえてるぞとでも言ってやろうか。


「でも原先輩、いくら辞めさせたいからってあのやり方はないんじゃないですか。
わざとあんな会話聞かせて」


「…じゃないと辞めないだろ。
俺らが辞めて欲しがってるって伝わらないと」


「だからってあれじゃあ部長も傷つきますよ」


「仕方ないだろ」



''聞かせた?''
前の、あの会話を?


……僕を辞めさせたくて?

なるほど、僕はまんまと嵌められたわけだ。


思わず笑みが零れる。
馬鹿らしくて涙が出そうだ。


「俺だって傷つけたくなんかなかったよ。
ただ、どうせ普通に言っても聞かねぇし、辞めるのも責任とか色々感じるだろ。

俺らのせいにした方がいい。
……ごめんな、巻き込んで」


「……っいえ。…すみません」


「あーあ。
……あいつが変わったのいつだっけ?
2年のソロコンクールで全国行った時くらいか」


自嘲気味の笑顔が固まる。
思いもよらない言葉に小さく息を呑んだ。


「そうでしたね。
それまではすごく、優しい音だったのに」


「……苦しそうに吹くようになったよな」





………………。

2年のソロコンクール。

予選を全て通過し、全国の舞台での演奏。
あぁそういえば、母親が亡くなったのはその日だったな。

癌で、もう長くないことは分かっていたのにコンクールのために東京に行って。
出番の直前に訃報を聞いて。


「あの日、コンクールの直前でさ、その、あいつの母さん亡くなったって電話きたじゃん」


「………はい」


「なのにコンクール出るって言うし」




………何を、当たり前のことを。


だって全国だぞ?


すぐに帰ってこられる距離でも無かったし、何より全国の舞台だ。

部長としての責任もあった。
代表になれなかった人達にも申し訳なかった。

だからあの判断は間違っていない。

それに、



「あの時の音は」
そう、とても


素晴らしかった。
「酷かった」



……は?




「あいつの音に激情が乗ってた。
それはもう痛かった」



原は何を言っている。



激情が乗ったその音色に観客は涙し、審査員は賞賛したんだろ。
あれはきっと素晴らしかったんだ。


僕の演奏で誰かが泣くのは初めてだった。



だから救われた。



なりより、

「…でもあれが、金賞だったんですよね」


そう、その通りだ。
だから僕は正しかった。


「あぁ、本当に、審査員は何を聞いてんだか。
あの音色は酷かった。
全身で辛いって叫んでるみたいな。泣きそうだった」


「部長あれ以来、あの吹き方するようになったじゃないですか。
音がどんどん鋭くなっていって…怖かったというか、心配、でした」


「…だよな。
賞なんかとるからあれが良いと思ったんだろ。
…なにせあいつは一般的に見れば天才だった」


「はい…どんな形であれ、音楽で泣かせるなんて、凄いことです。
でも…あれ以上続けたら壊れそうでしたよね」


「あぁ。
……本当に辞めてくれてよかった。」





ずるずると壁にもたれるように座り込む。


「な、んだそれ」

思わず出た声は掠れて動揺し切っていた。



嫌な顔も、辞めろと言ったのも
僕が心配だっただけ?
あんな回りくどく辞めさせようとして?




…そんなにあの音色は駄目だった?

僕は、間違えていた?


だって賞が僕を救った。

皆が泣くから肯定された。
激情を乗せれば、皆が素晴らしいと言った。
あれが賞賛されたなら、


あれがないと、僕は、__




「俺さ、あいつの、奏汰の元の優しい音に辛いとき救われてたんだよな。
どうしようもなく綺麗で優しくて涙が出るような、誰かを救う音だった。

……本当は、もう1回聞きたかったな」


「……はい、私もです」


懐かしむような控えめな苦笑。
諦めの色。



じわじわと涙が溢れる。




なんだ、あんな吹き方をしなくても、僕はとっくに…。


居ても立っても居られなくて、
その場で持ち帰る途中のフルートを出し組み立てる。


数歩離れた階段の踊り場。
ここが1番よく響く。
きっと中にも届くだろう。


最大限の優しさと、以前のような穏やかな気持ちを詰め込んで。
賞なんてどうでもよかった、音楽が好きだった頃の無邪気な自分を音にする。


曲は「星に願いを」
あの日のコンクールで吹いた曲。
原が一番好きだと言った曲。


…母さんが、好きだった曲。




久しぶりに綺麗だ。


透き通るような音色が、階段で響いて心地よい。


最後にこんな演奏ができるなら辞めるのも悪くないなと微笑する。

止めてくれた原達にはお礼を言いたいが、辞める口実を自分のせいにするような奴だ。
素直には聞かないだろう。

だから、精一杯音色に込める。

ありがとうもごめんも音楽で伝えられるなら、それ以上に良い言語はない。




そして最後の一音を吹き切ったとき、ドアの窓から、立ち上がった原と目が合った。

目が潤んでいる。

原はそれを隠すかのようにぱっと背を向け、部屋の奥へ行ってしまった。



そして部屋の奥から聞こえたのは、クラリネットの「星に願いを」。



思わず笑みが零れる。

相変わらずだ。



でもそれでいい。
僕らの間に言葉は要らない。



とても優しい音。










きっと、僕はずっと音楽が好きだった。
















高校3年の春、僕は、10年間続けた音楽をやめた。

零.・2日前
小説
感想ください
10年の音にフィーネ

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に13977作品あります

アプリでもっとみる











ー月夜、あんたの匂いがしたー

小説














あんたと出会ったのは

冬真っ盛りの朝四時半














元からあんたとあたしは

狂った哀と

歪んだ日常を

手に入れては捨てての

世間一般には

くだらない人生送ってたと思う












街外れの狭いガレージの前

柄にもなくトレンチコートなんか着て

煙草の匂いに佇む












嗚呼、いつから道間違えたんだろうな

乾いた息で微笑してやった













いつの間にか

月は此処からじゃ見えなくなって

またくだらない夜が終わっていくのを

視覚で感じた














「ウイスキー飲んでみるか」

そう言って

突如現れた奴は

あたしの横へウイスキーを置いた














髪は透き通るような白髪

それとは対照の漆黒の色をした瞳

とてもじゃないけれど

ウイスキーが似合うような男では無かった
















「残念だけど」

「あたし、まだ19なんだわ」













「今夜くらいさ」

「悪くなっちゃえばいいだろ」



やけに可愛げのある

悪戯な微笑みに

私は冷笑して言った
















「残念ながら」

「サツに捕まって金を払える程」

「お金持ってないの」
















生きにくい世の中だよなぁ

なんてあいつは笑って

そのまま何も言わずに消えた














律儀に隣に置かれた

ウイスキーを

あたしは一気に飲み込んだ

"あぁあたし悪い子ね"
















あいつの前で悪い子になっていたら

あんたはあたしで遊んでくれたかしら


なんて考えちゃうあたしは

余程酔っているのかもしれない














今日も人気の無い

ここに佇む














月が見えない新月の夜

煙草とウイスキーの匂いが混じった

あんたの匂いが恋しくなった








於嵜_・2日前
小説
雰囲気
見つからないもの



『遅くなった“Happy birthday”』









ネットで知り合った顔も知らない人。


病みがちな私が唯一笑顔で居られた時間を作ってくれた人。


そして、私がもう巡り逢うことの無い人。



私たちは何回もアカウントを変えては消してを繰り返した


それでも「迎え」に行った




でも、いつかは別れが来るもので。


最後になんの会話をしたのか全く記憶はない


それでも楽しかったのは覚えている



どちらから離れたかなんて分からない


いつしか、連絡は取れなくなった





ある日、ふとカレンダーを見るとあの人の誕生日だった


あぁ、誕生日だけは教えあったっけなんて思いながら


祝えないのがとても辛かった


それよりも悔しかった


「絶対祝う」なんて嘘をついた


私はその人にいつか届けるために絵を描いた。


今までで一番いい色紙を使った


普段は使わないような少しいい画材を使って色を塗った


「Happy birthday」の文字は筆記体で頑張って書いた


真ん中はあの人のイメージから作ったオリキャラで


周りに随分前に教えてもらったあの人のオリキャラを描いて


あの人に「上手いね、可愛い!」と言われた自分の代理ちゃんも描いて


いつか、写真だけでも届くように、と。




もう、届かないと知っていながら


届いて欲しいだなんて無茶な願いだ。


そんなことは分かってる


全部、自分のエゴなんだって


でも、ひとことだけ


君が見ているであろう宙にむかって





「Happy birthday」

真冬・1日前
深夜じゃないけど
既に
深夜テンション
意味不
小説
Past.
誕生日おめでとう
今までありがとう
言えない、癒えない
宙に溶けた想い
苦しいくらいに優しい君
#5
霜月のある日
タグ乱用ごめんなさい

大好きでした。






「別れよう」

突然言われた言葉に私は涙なんてでなかった。

それはあまりにも突然であまりにも酷い別れ方だった。

彼は浮気をしていた。

二個下の女の子と職場が同じで浮気をしていた。

それなのにだ、なぜ私から振られなければならないのだろう。

「わかった。」

私はそれだけ言うと荷物をまとめて出ていった。





彼のことを完璧に吹っ切れたわけじゃない。

今でも好きだ。

最低なヤツだったけど好きなものは好きだった。

最後に彼と行こうと話し合っていた場所へ向かう。

夕日が見える綺麗な海だ。

ここはデートスポットとしても有名であたりはカップルで溢れかえっていた。

私は腰をかけ夕日を見る。

彼との思い出を思い出しながら。

付き合った日。

お泊まりをした日。

愛し合った日。

笑いあった日。

喧嘩した日。

どれもいい思い出だ。

そのとき、私の目から涙が溢れてきた。

涙とともに私は彼への思いを断ち切れる。

そんな予感がした。

私は涙をふいてもう一度夕日を見た。

大好きだったよ。そう思いながら。

どこかの誰か(低浮上)・1日前
大好きでした
小説
失恋
浮気
書けた
浮気ダメ







〈君の音が今日も聴こえる(仮)〉







「音奏(オトカ)、本当に持ってかないのか」


「もう私には必要ないから」



長年、私の相棒だったサックス。



いや、正確には私の相棒じゃない。



「それ、律月に返しといて」



私のせいで音楽を辞めた幼なじみのだ。





まだ中学生だった頃。


律月に誘われるまま入った吹奏楽部。


楽しかった。


みんなで合奏する時の高揚感、

吹けた時の達成感。



気づけばサックスにのめり込んだ

私はソロコンクールにまで出てた。



一回結果を残して達成感を

味わえばもっとと欲が湧く。


また結果を残せば周りの期待も高まる。




私は吹奏楽で大事なことを

忘れていた。



私は音楽の楽しささえ忘れていた。



毎日必死にサックスと向き合って。


食事よりサックス。

睡眠よりサックス。



だから事故にあったのも全部自業自得。




だけど優しい律月は自分を責めた。


高校生になった時、

律月はサックスの蓋を閉じた。




トラウマになったのは私じゃなくて

律月だった。




律月からサックスを奪った戒めに

私は律月のサックスを吹いた。



吹奏楽部で、コンクールの舞台で

吹き続けた。




だけどそれも今日で終わり。



私はサックスを、音楽を辞める。




「律月にごめんって伝えて」


「…音奏。逃げんな」


「…今さら律月に合わせる顔なんて、」




「音奏っ」

「…律月」



「僕が呼んだ。あとは二人で話せ」



「…律月、ごめんね。

律月から音楽を奪ってごめん」



「違う、音奏のせいじゃない。

俺が弱かったんだ」




サックスを持って笑ってた音奏から

笑顔が消えた時、

俺が音奏から笑顔を奪ったと思った。




律月はそう言った。



「…だから音楽辞めたの?」



「だって俺、音奏に笑って欲しくて

音楽始めたんだもん」




そういえば小さい頃。


仕事で家にいない両親と"寮生活の兄"。


一人ぼっちが寂しくて

泣いてた私に律月は

ピアノを弾いたり、歌ったりしてくれた。



「…なんで」



「音奏の笑顔が好きだから。

音奏を笑顔にしたくて

音楽を始めたのに俺はその音楽で

音奏を傷つけた」




「全部私の自業自得だよ。

律月のせいじゃ、」



「違う、怖かったんだ。

もう俺の音楽じゃ音奏を笑顔に

出来ないかもしれない。

そう思ったら怖くて吹けなかった」



「…」



「だから俺は逃げたんだよ。

サックスからも音楽からも」



ダサいだろ?、そう笑う律月の手は

震えていて。



「ダサくなんてないよ。

…ねぇ律月。久しぶりに吹いてよ」



「いや、俺はもう、」




「律月の音が聴きたい」




律月と私の視線が絡む。

先に目を逸らしたのは律月だった。



「何がいい?」


「何でもいい」



少しして律月が演奏し出したのは



「…ムーンライトセレナーデ」



四年前に他界した両親が出会った時の

思い出の曲らしく。


たまに帰ってくる父にねだっては

ピアノで弾いてもらった。




演奏が終わる頃には私は泣いていた。


「おと、か?」


焦った顔をした律月に笑ってみせるも

急に涙が止まってくれるはずもなく。



「違うの、嬉しいの。

律月がまたサックスを手にしてくれて」



「…うん」



「やっぱり律月の音は優しくて綺麗で

安心する大好きな音」



「音奏…」



「私、律月の音大好き。

ねぇほら、私笑えてるよ」



「…泣いてんじゃん」



「大丈夫、大丈夫だから。

また音楽始めてよ」



涙でぐちゃぐちゃできっと浮かべた

笑顔だって下手くそだった。



「…分かった。

ずっと音奏に笑ってて欲しいから

またこいつと始めるよ」



「うん、ありがとう」




「空の上の音奏まで届くように

ずっと音奏が好きだって言ってくれた音、

奏続けるよ」




「っ!」



「音奏、そろそろ時間だよ」


不意にかかった声。



「律月、そろそろ私行かなきゃだ」


「うん…音奏、ありがとう」



もう私たちの道は交わらない。







律月に背を向け歩き出す。



「三年も人の姿を保てたなんて

奇跡ですよ」



隣を歩く男、もとい"天使"が言う。



「貴方には感謝しかありません」



兄のフリまでしてここでの生活を

支えてくれた。



「彼、気づいてましたね。

貴女がもうこの世界にいないと」



「…うん」




そう、私はもうとっくに死んでいる。



四年前のあの事故の日。


私は私を庇おうとした両親と共に

死んでいる。



だけど大好きな音楽を自ら手放した

律月を見ていられなくて。



私の天界での全てと引き換えに

地上で、人の姿で

在ることを許された。



「三年間、ほんとにありがとう」



「いえ、これも仕事のうちです。

それに僕も楽しませて頂いたので」



「貴方がいて、律月の音がまた聴けて

思い残すことないほど幸せでした」




だからもう行きますね。


これ以上ここに居たら

まだここに居たくなってしまうから。



「行ってらっしゃいませ」



小さく微笑んだ天使は恭しく頭を下げた。



その瞬間、空と地上の間に

一本の光柱が走る。



「律月の音、ずっと響かせてね」



記憶の中の私はきっと笑顔だから。

逢月 結空@ゆっくり贈り物中・1日前
小説
よかったら感想くれると嬉しい
勉強中にムーンライトセレナーデ聴いてたら何か書きたくなって休憩時間に書いたやつ
だから説明不足なとこある
実は書き始めた時の設定では天使なんていなかったし音奏生きてたんです((
どう終わらせるか迷って強引に突っ込んだ設定
噛み合ってないとこあったら教えて欲しい
独り言
見つからないもの

〈BL小説〉

・先生受け 生徒攻め
・過激な表現あり
・BLバーゲンセールのやつ
・地雷の方は護衛おねしゃす
































[題名って美味しいの?]

















カーテンから差す日差し

ふかふかのベット

隣に教え子.........



『せんせ、おはよ』

『あ...あぁ』

『いつも通り警戒心強いねぇ』

『そりゃ、そうだろ』

『へへっ、昨日は無防備だったのに』

『やめなさい』


照れながら否定する

コイツ...この教え子は

卯月 憂(うづき ゆう)

高校二年の身長176センチ

得意教科は国語

苦手教科は美術

赤点常連のクソガキ

とても明るく

分け隔てなく誰とでも仲良くできる

責任感や創意工夫が皆無

クラスの中心人物的である。


と、卯月のことを言ったが

一年からコイツの担任をしていて

思ったのだが

あまり表情は表に出さず

その優しさノリの良さが

魅力なのだろう、
(何気に顔も整ってるし)

モテるはずなのになぁ...


『せんせぇー

今日学校なの分かってる?』

『は?』

『今日金曜日だよー』

『それを早く言え!』

『ごめんごめん、

俺のとこずっと見てて可愛かったから』

『はぁ...俺は着替えてすぐ出るからな』

『ご飯は?』

『いらない』

『んー、わかった』


ベットから立ち上がり

顔を洗って 歯を磨いて

急いで着替えて


『行ってくる』

『いってらっしゃぁい』



卯月のふわふわさは

学校では想像も出来ない






ー卯月目線ー


今日土曜日の気で起きてきたんだろうな

玄関で靴を履いている

先生の姿を見て思った

急いでいるはずなのに

『行ってきます』

とか 目を合わせてくれる所が

先生の良いところだと思う


先生は

一年から俺の担任で

交際二年目だ。

文月 瑞希(ふみつき みずき)

名前が女性ぽいのは

産まれる直前まで

女の子と言われていて

母親が先生を産んだ直後

亡くなってしまったらしい

父親はその前から亡くなっていたらしい

遺言として

自分の名前が"瑞希"になった

と先生が俺が二年になったときに

話してくれた

担当教科は国語

担当の部活は剣道

剣道に関しては一切やったことが

ないと言っていた


俺と先生は同棲してる

俺の両親が海外に行くことになって

それを先生に相談したら

『俺の家来る?(酔ってる)』

って言ってくれて

親に了承を得て

一緒に暮らしている

先生の身長は174センチ

俺と大して変わらないから

どっちからでもキスができる(


『あっ、時間やばい』


カバンを持ち

弁当を二つ持って(先生忘れた)

鍵を持って

『行ってきます』

鍵をかけた







キーンコーンカーンコーン

キーンコーンカーンコーン



『あっっぶね、ギリギリセーフ』

『卯月セーフじゃねぇwwwwww』

『珍しく遅いじゃん』

『別良いだろ』

『ははっ、そうだな』

廊下側の席から後ろから三番目

そこに座って落ち着いた


ガラガラッ


『ホームルーム始めるぞ』


文月先生の声が響く

教室がザワつく

一人の生徒が声を出した



『せんせぇーい!

首のそれってキスマですかーー?』


一人の生徒がそれを言い放った瞬間

所々で色々な話が聞こえるが

なぜか教室が静まる


『べ...別にちげぇよ』


黒板の方を向いても

耳や首が真っ赤になって

男子はニヤニヤし始め

一部の女子は放心状態だ


『えーー!彼女?彼女?』

『何歳ですかぁぁ?』


教室が変なザワつき方をする

文月先生はかなり動揺している

これだから.........

しょうがないなぁ



卯月『文月先生、

体調悪いんで保健室行ってきます』

文月『あ...あぁ』

生徒『お?大丈夫か?憂』

卯月『大丈夫だよっと』

生徒『顔色めっちゃ悪いし

先生と行ってきたら?』

生徒『ついでに、キスマの正体も

探っとけよーw』

文月『はぁ......

次の授業の予習をしておくこと』

卯月『すいません、』


教室のドアを開ける

先生が教室のドアを閉めた瞬間

俺は近くの壁を使って

先生を壁ドンした


『先生、皆の前で

なんであんなに顔赤くしたんですか?』

『それは...』

とても戸惑ってるように見えた

それに追い討ちをかける

『もしかして

昨日のこと思い出しました?』


また先生の顔が赤くなる


『ほら、そういうところですよ』

『.........』

『あーあ、見せたねぇ』

『.........』

『俺、だいぶ嫉妬しましたよ?』

『.........』

『だって、あんだけ騒がれてんのに

なんにも否定しなくて...』

『............ごめん』

『謝ってほしくない』


周りを見渡す

防音......あそこか


『はっ...お前どこに...』

『黙って着いてきてください』


今いる場所が二階

誰も使っていない教室と言えば...



『音楽室?』

『ここ、防音室でもありますよね』

『へっ?あっ、ちょっと』


ドアを乱暴に開ける

一応ここの教室のドアは

鍵付きなので

鍵つけて

机に座らせる


『警戒心強すぎですよ

気を抜いてください』

『朝にも言ってるよな』

『そうですねぇ』


自分のネクタイを

先生の手に縛り付けて

近くのガムテープを使って

先生の足を椅子の足部分に

縛り付けた


『せんせ、これは

いつも通りヤるじゃありません。

あー...オシオキってやつですかね』

『おし......おき?』

『まぁいいや』


強引にキスをする

先生の口の中を犯すように

"あえて"音を出しながら



『ふっ///はっ///』

『きもちぃねぇ』


先生のズボンをゆっくり

下げる

シャツも少し脱がす


『あっ、こんなところに

オモチャがー(棒)』


数個オモチャをポケット()

から取り出す


『なんで、そんなの、』

『いつでも先生とできるように、』



まった顔を赤くする


『じゃぁ、先生』

『ん?』

『俺といちゃいちゃしながらするか

放置されるか

どっちがいい?』

『どっちも無理』

『強制放置?』

『ごめん』

『ははっ、どっちがいい?』


意地悪そうに笑いかけると

先生は俯いて

真っ赤な顔と潤んだ目で


『ゆうっ、と

いちゃいちゃ...したい』


俺が先生の頬に触れる

なんて可愛い生物なんだろう


『いいですよ、

けど ここ学校のことを

忘れないでくださいね』


先生のモノに布を括って縛る


『なんだこれ?』

『あー...気にしないでください』

『? そうか』


上半身部分を責める

小さな吐息が漏れる


『ふぅ......はぁ...』

『せんせ、下 弄りますね』


先生の下半身部分を

なぞるように

指をいれる


手前をいじめてあげると......


ゴリッ


『あ"っ』

『あったあった』

『んんんっ、やっ、』


クチュクチュとえっろい音が聞こえる

いつもより濡れているから

いれやすいと思うが...


『せんせ、いれますよ?』

『んっ、あっ、うん///』


ズズズズッ

優しくじっくり

奥まで突く


『あ"あ"あ"あ"あ"あ"っっっ』

『ゆっくり、じっくり

責めますね』

『あっ/// やばっ、これぇ』


じっくり

先生の弱い所を責める


ズンッ パンッ


『んんんんん"っ

あ"っ、いくぅ、いくっっ』


ニコォ


『あっ" いげないぃ

なんかぁ、へぇんないぎがだっ』

『ははっ、せんせぃ

その布ですよ 一応媚薬を浸して

おいたんですけど...

効き目抜群ですねぇ』

『このぬのぉ、ほどいでぇ

おねらい、おねらいっっ///』

『だめ、ゆっくり、じっくり

いっしょにイこうね』


ズズズズッ パンッパンッ


『いぎだいッ

おねらいっ いぎだいぃぃぃ』

『んー.......』


ズルッ


自分のモノをヌいて

足のガムテープと

手のネクタイを外す


『へっあっ?』


『よっし、せんせい

立ちましょうか』

『んっ.....こしぃ

がくがくしてぇ たてなぃ///』

『しょーがないですねぇ』


お姫様抱っこで

壁のある方に行く


『よいしょっと』


先生の背中を壁につかせて

俺が抱えるような形になる


『よっし』

『?』


いれやすい体制で

一気に俺のモノをいれる


ズズズブッ


『んっ" あ"っっっ

むりぃぃぃ やっ"』


『先生 口開けて』



長いキスをする

先生のなかは

甘くて 熱くて 必死さが分かる

けど、可愛い


『ふぁっ、あっ"

もう、いきひゃいっ』

『うんうん、そうだねぇ』


ズンッ ズッパンパンッ


『あっ"あっ"あっ"

つからいでぇ もうやらっ///

こわ......これれりゅぅ...』

『もういっその事壊れちゃう?』

『やらぁぁっ』

『あー、そろそろイきそ

せんせ、なかだしていい?』

『らっめ、らめらめッ////』


顔真っ赤にして

そんな泣きながら...

あぁ、出したい



『あー、いく、』


先生のモノに括りつけてある布を

外す


『いっしょにイこ?ね?』


『うっ" いぐぅ...いっくぅぅ』

『んっ...んん...』


近くの机に少し寝かせる


『ごめんねぇ、なかにだしちゃって』

『んっ...あぁ...』


キーンコーンカーンコーン

キーンコーンカーンコーン


『あっ!チャイム鳴った』

『はぁ、そ、そうだな』

『次の授業...国語!』

『そうだったな......』

『先生大丈夫?』

『大丈夫に見えるか?お前』

『あっ...すんませぇん』

『先生、中全部だした?』

『あぁ、なんとなくな』

『そっか』


先生が着替えている途中

俺はとりあえず

消臭剤を撒き散らしていた


『...ありがとうな』

『いいんですってー』


先生が着替え終わるタイミングを見て



先生の近くに寄って




『みずき、気持ち良かったな』


おそらく真っ赤になっているだろう

顔を拝めないのは残念だが

急いで戻らないといけないから

先生を後に教室に出た_______,




〈ー終ー〉

soろ.・1日前
BL小説
小説
BL
いや...また書いちゃったよ
こりゃ、重症だ
地雷の方護衛お願い致します
先生受け
生徒攻め
夏のBLバーゲンセール

太陽と向日葵。





向日葵の花言葉。

あなただけを見つめています。

まさに私にピッタリの花だと思った。

彼を好きになって早6年。

中学生の時から今までずっと好きだった。

彼はまさに太陽のような人で周りを明るく照らすそんな存在。

そんな彼に私は一目惚れをしたのだ。

そして、高校3年生になった今もずっと彼を思っている。

長い長い片思いだと我ながら苦笑してしまった。


ふと校庭を見ると楽しそうにサッカーをしている彼と目が合った。

一瞬だったけどドキっと胸はなり心臓の鼓動がはやくなる。

それだけの事なのに一気に幸せな気持ちになった。


そろそろ最終下校時刻だ。

私は読んでいた本を閉じ図書室から出ようとする。

すると、彼が息を切らしながら図書室の扉の前にいた。

びっくりして思わず「え、、」と言ってしまう。

彼は息を整えてこう言った。

「今帰り?一緒に帰らない?」

びっくりした。

彼との接点といえば中学が一緒だったことだけだ。

そこまで話したことのない人に帰ろうなんて言うものなのか。

そんなこと言われたら、変に期待してしまう。

「うん、、…///」

多分、私の顔は今すごく赤いだろう。

私たちはその日一緒に帰った。

長い帰り道だと思ってた道はあっという間だった。

まるで、いつも話していたかのように話が弾む。

そして、最後に彼は頬を赤らめながらこう言った。


「俺さ、中学の時からずっと〇〇のこと好きだった。」

「俺と付き合ってください。」

真剣な顔で耳まで真っ赤にして言われた言葉。

私は笑顔で「はい!…///」と答えた。








そんなことをふと思い出したと彼に話す。

そんなこともあったねと彼は笑った。

付き合い始めて3年。同棲もして毎日が楽しい。

すると彼は突然こんなことを言った。

「お前はさ俺の事太陽だとか言ってるけど、俺にとったらお前が太陽だから、なくてはならない存在で、俺が向日葵。〇〇だけを見てたから。」

どこかの誰か(低浮上)・1日前
小説
太陽
向日葵
花言葉
存在


BL注意
(と言っても3行しかないけど…)
小説予告⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎⤵︎




















「また、イっちゃうんですか?
……僕を、おいて……
どこにも、行かないで……」




【予告】

今回は大切はんのリクエストみたいなやつで
後輩攻め先輩受けとなりました
わーい(ネタどこ)




日程は未定

膠愛斗(るあと)同性愛者/小説・2日前
るあとの新しいページ
見つからないもの
恋愛
こい
れんあい
失恋
小説
予告

「また明日」
百合
小説
3章(?)


















「そうだ、愛束さん」

「うん?」

「今日の仕事終わり、会えますか」

「仕事終わり?どうして?」

「いや、お話がしたいだけなので」

「別にいいよ、19時でいいかな?」

「やった、ありがとうございます」

「うん、いいよ
ほら、もうすぐ電車くるから急がなきゃ」

「あ、…はい!」










電車なう


「いやー…今日も満員ですね」

「そうねー…」


座る席もないような

ぎゅうぎゅうの満員電車

手すりだけを頼りに

仕事場へ行く





(10分後)



駅なう

「ふー…やっと着きましたね!
仕事場に行くだけで一苦労ですよー」

「はあ…なんでこんなに人が多いんだろ…」

「まあしょうがないですよ
早く行きましょ」

「ええ、そうね。」




























仕事場なう




「よし、やっと着いたわね
じゃあ、19時に集合ね」

「はい!じゃあお互い頑張りましょ」

「うん、またね、」




笑顔で手を振るあの子の後ろ姿

健気で可愛い男の子みたいだ



「……」


大丈夫かな




上手く笑えてたかな









(その日の19時)



「愛束さん!ごめんなさい!待ちましたか?」

「海くん。ううん、私も今来たよ」

「ああよかったあ……
急いできたから……笑」

「そして、話って何かしら」

「ああ、そうでしたね
じゃあ、単刀直入に言います」

「うん」

「愛束さん、
僕、愛束さんが好きです
よかったら付き合って貰えませんか」

「え、……」

「この仕事場に来てから
可愛い人いるなと思ってて…
話してみたら凄く明るくて
とても素敵だと思って……
そんなところに惹かれました
ぼ、僕じゃ、だめですか……?」

「海くん……」

「あ、ごめんなさい、
彼氏さん、いましたっけ……?」

「ううん、居ないよ」

「そ、そうですか…」

「わかった。私海くんと付き合うわ」

「な、ほんとですか!?」

「ええ、もちろんよ
ありがとう!」

「わ……嬉しい……嬉しいよぉ…」

「私のことは愛束さんじゃなくて
叶でいいからね」

「はい!叶さんでお願いします!」

「相変わらずさん付けなのね。」

「はい、恋人って言っても先輩なので」

「ふふ、そこは真面目よね」

「あったりまえです✨」

「じゃ、一緒に帰ろっか」

「はい!喜んで!!」













(帰宅なう)





灰七さんと別れて2日

平気ってわけじゃないけど

いつまでも引きずってちゃだめだって

私なりに頑張っているつもりだ

けど、やっぱり

まだ、灰七さんが忘れられない


どうして離れられたんだろう

どうして別れちゃったんだろう?

私が何か悪いことをしたのかな

私が何か変なこと言っちゃったかな

嫌われるようなこと、しちゃったかな









私、嫌われたのかな













日に日に自分が嫌いになっていった




灰七さんに「嫌われた」と思っていたから

灰七さんに嫌われるほど
ダメなことをしてしまったんだと



そんな私が、大嫌いだと。

次は新しい恋愛にいかないといけないのに
いつまでも引きずってちゃだめだ、と







誰もいない
私一人だけの部屋で


私一人だけで
泣いていた









仕事場では
完璧を装ってるつもりだった


いつも通り
いつも通り


完璧な仕事ぶり

完璧な笑顔

完璧なコミュニケーション


上司にだって気に入られていた




たったひとつの事で

ズタボロになっていたら話にならない

私は頑張らなくちゃいけないんだって

1人いいきかせていた



いつかは灰七さんのことを忘れる

いつか、きっと


















でも、だめでした。


















何年経っても
灰七さんのことを忘れられませんでした










「灰七さん……」





今は海くんだって居るのに

満たされているはずなのに



私は、欲張りでした









きっと灰七さんは
私なんかよりも
他の男性を見つけて
とっくに幸せになっているんだろうなと




日に日にネガティブになっていきました

そこでずっと心配してくれた
海くんと別れを告げました
「私と居てもつまらないし
私もう海くんを幸せに出来そうにない」
と告げた。








またあの声が聞きたいな

またあの優しさに触れたいな

またあの温もりを感じたいな


かっこいいのに
やわらかい優しさ







思い出せばだすほど

泣きたくなった




あの時
「嫌だ」と強く言っていれば

灰七さんは
離れなかったのかな、と














スマホの電話帳

思おっきり下にスクロールして

1番下の灰七さんのアカウントを見つける

「あ、った……」




プルルルル……


「はい、灰七です」

「灰七さん!!」

「……かな…」

「なんであの時私から離れたんですか」

「あれは……」

「嫌いになったんですか、私のこと」

「違う…!それは絶対に……!」

「じゃあ、なんだって言うんですか」

「私と叶はなんだ?」

「?元恋人?」

「まあ、そうだが……
私らは同性だろう?」

「はい、そうですよ」

「だからだ」

「え……性別が理由なんですか…」

「私は別に同性の叶だから嫌いと言うわけじゃない。同性が嫌いと言う訳でもない。
私だって叶とは離れたくなかった」

「じゃあなんで離れたんですか」

「法律なんだ、
私たちの世界での」

「え……
私、そんな法律聞いたことありません」

「ああ、私もだった
叶と付き合った時は本当に知らなかった
だが作られたんだ」

「そ、そんな……」

「私だって
叶とはほんとに離れたくなかったのに
世界はそれを認めてくれなかったんだ」

「わたしたちの愛は
世界は認めてくれないんですか……」

「悔しいがそういうことになるな…」

「そんなのおかしいです
なんで同じ性別だからって法律で禁止されるんですか……」

「私も思ったよ、だけど
しょうがないことなんだ……」

「私、そんなの嫌です」

「……」

「法律で定められているから、なんて
薄っぺらいことで灰七さんと離れたくありません」

「叶……」

「私、ずっと一緒にいたいです」

「……私も、だ」

「刑務所に入っても構いません
私、絶対に灰七さんと居ます」

「…すごいな、叶は
私みたいに逃げないで
ずっと一緒にいたい、だなんて」

「全然そんなことはありませんよ
私はただ、灰七さんと居たいだけです」

「ふふ、愛してるよ、叶」

「私もです、灰七さん」











その電話が終わったあと
私は灰七さんの家に向かった





「灰七さん!!」

「叶…!久しぶりだな
これからはまた、一緒に住もうか」

「ふふ、懐かしいですね!
これから楽しみです笑」

「……叶、おいで」

「?はい!」


灰七さんの膝に乗せられた私は



甘く蕩ける口付けをした







「……はいなさん」

「……うん?」

「……もし、私たちが見つかって
刑務所とかにはいっても
刑務所でも愛し合いましょうね、」

「なにを物騒な……
だが、私もそうしたいよ…
愛しているよ、叶」

「私もです
大好きです、灰七さん」

















3章おわり

-----------------------------


ぴえ……やっと終わった……労働で死ぬわ
今回は
💜8097💙(つぐちゃん)の
リクエストとなりました!
大人っぽい甘い恋愛です笑
初めての百合になりました
展開が早すぎて意味わからんけども
そこも含めて好きになってくれれば
嬉しいっす……笑

膠愛斗(るあと)同性愛者/小説・2日前
るあとの新しいページ
恋愛
見つからないもの
こい
れんあい
独り事
失恋
叶わぬ恋
小説
百合
短編小説

〈いつまで続くか小説リレー〉
2番目 鳳繞 黎雨


ぜんかい

「急いで...その、、

カナガワ?に行けだってよ』


「急いで?」


『そうそう、急がねぇと

俺らの未来はないと、だって』





夏目は驚いた顔をして

俺を睨んだ


「走るぞ」

『へ?』




「港までダッシュだ」


『は?』

俺の足は無事なのだろうか…

























『はぁ、はぁ、はぁ………

おい夏目待てよ、お前って奴は…。』


「何よ、急げって言われたんだろ?

急ぐしかないじゃん。ほら、着いたし。」



『そうだけど…さぁ。 ってここはその

“かな、がわ?”って所なのかよ本当に』



「ぽいね。そこになんか看板あるし。」







そこには“神奈川へようこそ”と

絵も描かれた看板がある湊に着いていた。






「でもここに来て意味なんてあんのかな」




『知らねーよ言われたんだもん』







さっき急いで行けと言われて

とりあえず急いだ2人。

でも、着いても意味が分からずずっと

湊を見ながらポケーーー、っと立っていた。



『でもその紙切れの写真と

そいつ繋がるのかよ、居るのかよ、?』


「いるんでしょ、きっと。」





お、おう。ま、そうだな。と言う所で

急に夏目が あ、!と喋り出したせいで、

俺の声は止められた。










『なんだよ俺が喋ろうとしたの、、

え、。あれって…、』


「うん。あれって、あれだよね。」


『おう、その写真見ろよ早く

何の為に持ってきたんだよ笑』






夏目はポケットから

スッとあの写真を取り出した_





























ひとこと



この度はもう本当に遅れて

申し訳御座いませんでした( ..)"


とりあえず急いで書いたってことで

文章といい、内容といい、どちらも多分

可笑しいし噛み合わない場合あるかも

しれませんがそーゆー所は

飛ばして頂いて((勝手に作ってください←


とゆーことで、はい。((?

月-rura-様、毎回変な奴が前で

すいません( ..)"


皆様本当に申し訳御座いません( ..)"

鳳繞 黎雨・19時間前
いつまで続くか小説リレー
小説
独り言




幸せの悪夢

小説


































 夢の中で笑う自分を、為す術なく見つめた。夢は進む。淡々と、追憶に浸るように過去を複写しながら進む。


 意識が段々と酸素に触れて、体が重力のある空間に引き戻されて、夢から覚めた時、憎しみと悲しみが四畳半の部屋に溢れていた。


 今になって、あの時の幸せを思い出す。悪夢だ、と思う。幸せが不幸を増幅させるなんて、なんて滑稽なんだろう。バカみたいだと嘲笑う。


 誕生日だとかバレンタインだとか、そんな行事に全力で楽しめた頃の私はどれ程笑っていたのだろうか。隣にいた恋人にどれ程笑いかけていたのだろうか。


 全てを失ってから半年、ろくに食べもしないで生きてきた。痩せたというより弱くなった。骨が浮きでて、皮膚はしわくちゃで、昔そばにいた寝たきりのおばあちゃんに似ていた。


 外に出ると眩しすぎるという理由で外にもあまり出ていない。食料を買いだめしに月に一回出ればいい方だ。


 だんだんと世界から離れていく。世界から溢れていく。邪魔なものが排除されるように、私も時期に排除される。


 人間じゃなくなっていく。人間じゃなくなって、それでも虫にはなれないし、猫にも犬にもなれない。ただ無駄に地球に住み着くゴミになってしまう。


 人間を名乗る資格はもうなかった。私は半年前に人間を辞めた。


「またね」


 それはいつの日か、地下鉄で永遠を誓った人が、初めてついた嘘だった。純粋で可愛くて、たまに男らしい、私にとって運命の人だった。


 地下鉄に乗って、涼しいねって言い合って、その日は確か、恋愛映画を見た帰りで。


 ロマンチストな君は、雰囲気に酔って映画の台詞を言ったんだ。


「永遠に君を愛するから」


 馬鹿みたいだねって思ったけど、気づけば頬に涙の温度があった。思えばあの時が、私の幸せの絶頂だった。


「私も」


 それからまだ半年しか経っていないなんて。まだ半年。永遠を誓ったのに、半年後にはもう居ない。


 たった二つの君のついた嘘は、果たして私と君、どっちのためだったのだろうか。


「僕じゃ君を幸せにできない」


 これが二個目の嘘だった。


 君はどこまでキザなんだろうか。こんな結果になるなら、無理してキザな言葉なんか吐かないで、現実を帯びていて欲しかった。


 十分幸せだった。それは君も知っていた。僕じゃ君を幸せにできない、それは大嘘だった。私じゃ君を幸せにできない。模範解答はこっちを記しているだろう。


 君のついた合計二つの嘘が、私に失格の烙印を焼き付けた。君しかいなかった。君だけが私の世界だった。


 気づけば依存して、気づけば君が当たり前になって、溺れて、沈んで、もうこんなにも、戻れないところに来てしまっていた。


 さよならなんて考えもしなかった。またねが叶わない日が来るなんて思いもしなかった。愛されたいという欲求に答えてくれたあなたはまるで神様だった。いなくなったあなたはまるで死神だった。


 死にきれない弱さに救われながら今も生きている。いずれ死ななければならないなと、君の結婚式が写ったインスタグラムを見て思う。


 結婚おめでとう。送ったDMに既読はつかない。


「もう連絡しないでね。私のことは全部忘れて。ちゃんと前に進んで。そしていつかまた新しい人を見つけて。もう思い出さないでね。君なら大丈夫か。幸せになって」


 最後の日、嘘に嘘を重ねた台詞を吐いた。君のたった二つの嘘に釣り合わないほどの嘘をついた。


「ねぇ、最後に一つだけ」


 君の背中に呟いて、君はこちらを見ずに止まる。


「もし、君と私の幸せの価値観が同じだったら、良かったのにね」


 彼は俯いて、そしてまた前を向いて歩き出した。もう二度と、彼の顔を隣で見ることなんてできない。それが悔しくて悲しくて、崩れ落ちて泣いた。


 四畳半の部屋に溶け出した幸せという悪夢が、今もまだ過去を夢に引き寄せる。戻りたいと思ってしまっている。もう戻れないところまで来てしまったのに。


 お腹が空かない体になっていた。このまま何も食べなければ、苦しまずに死ぬことができるだろうか。


 




























 もしもしお嬢さん、俺のところに来ないかい。幸せにするよ。俺が君を幸せにする。


 甘い言葉が空から降ってくる。これは、神様か死神のどちらだろうか。


 永遠に君を愛するから。


 その言葉が降ってきて、死神なんだと知った。


 甘い言葉に手繰り寄せられ、私の意識は一本の糸に吊られていく。肉体の重さが剥がれ落ち、魂だけになっていく。


 魂に一瞬のキスが落とされ、私は死んだ。





























「ずっと君を待ってたんだ」


 死神が目の前にいた。


「全部あなたの仕業なの」
























「違う。全部全部、運命さ」























江綴・16時間前
小説
幸せの悪夢:
0522:
苦しいくらいに優しい君
独り言
ポエム
好きな人
苦しい
辛い
想作

第二章 記憶


次の日
私はショックで学校に行けず
休んでしまった。

奇跡的に夢空は骨折や大きな怪我は
しておらず、命に別状はないらしい

しかし、トラックと衝突した時
地面に頭を強く打ちつけたことが原因で
脳に大きな衝撃を受けてしまった為
いつ目を覚ますか分からない状態だった。
最悪は植物状態になるかもしれないという

私はあまりのショックで
昨日の夜から何も食べていない。
何も考えられずただ
ボーっとしている時間が続いた

辺りはすっかり薄暗くなり
私もそろそろお風呂に入ろうとしていた
その時、家に電話の音が鳴り響く。


ガチャ


「はい、」

「こちら○○病院です。たった今、
睦月夢空さんが目を覚ましました」

「!?本当ですか!?
お電話ありがとうございます」

話が終わり電話を切ると
私は家を飛び出した。

病院に着き夢空の病室まで早足で歩く。
すると、夢空の病室から丁度
夢空の両親が出てきた。

「あら、こだまちゃん?来てくれたの?
こんな遅くにありがとうね、
でも一人で来てるなら
親御さんが心配するんじゃない?」

「あ、こんばんは
先程病院の方からお電話を頂いたので…
いえ、それは大丈夫です。
今日は仕事が忙しいみたいで
帰って来れないと言っていました」

「そうなのね、ありがとう
私達はもう帰ってしまうけど
夢空と話してやってね。
きっとあの子も喜ぶわ」

「はい…ありがとうございます…」

「じゃあ私達は帰るわね。
こだまちゃんも帰る時は気をつけるのよ」

そう言って帰っていった
私は恐る恐る病室のドアを開けた。

そこには窓の外をじーっと
見つめる夢空がいた。

「夢…空…?」

夢空が私の声に気づき振り返る
その直後に言った夢空の言葉に
私は絶望した。

「だれ…?」



第三章へ続く___。

etoile*☂︎*̣̩⋆̩・1日前
小説
🌙༄

異常な愛。


俺の彼女は愛が重い。

束縛は激しいし、何かあれば殺すという。

そんな彼女でも俺は愛していた。

そんなある日彼女からこんなことを言われた

「職場に女いるならやめて」

突然だった。

今まではそんなこと言わなかったのに。

「いきなりやめるなんて無理だ」そう言った。

「私以外興味ないでしょ!?」

そう言うと彼女は手元にあった花瓶を投げつけた。

花瓶は粉々に生けられていた花は花びらが取れてしまった。

俺は恐怖で動けなくなってしまった。

「辞めてくれるよね?、、」

これ以上否定すると俺の命が危ない。

そう察した俺は彼女の目の前で社長に辞めることを伝えた。

もちろんそう簡単にはやめれないので数日は行かなくてはならない。

そのことを伝えると、彼女は条件を言ってきた。

「毎日私とやるならいいわよ」

その条件は普通なら嬉しいことなのだろう。

でも俺の場合は恐怖になる。

「わ、わかった、、」

そう言うと彼女はニコッと笑いいつもの彼女に戻った。


夜。0時。

「〇〇くん、、」

約束は約束だしょうがない。

やるからには気持ちよくしないと彼女はまた怒り狂ってしまう。

「気持ちいよ、、」

彼女が興奮状態になってきていることを横目に俺はこれ以上は興奮させないよう抑えながら触る。

「、、、なんでいつもより優しいの?」

冷たいそんな声が聞こえてきた。

俺は思わず背筋を伸ばす。

「私、いつも言ってるよね!?激しくしろって!なに、私の事嫌いなの!?」

やってしまった、、優しくしすぎたみたいだ。

「ごめん、、激しくするから、、な?」

俺は優しく声をかける。

すると彼女は満足したような顔をした。

「ねぇ〇〇くん首絞めて、、」

きた、、これだ、、俺の恐怖の原因。

首絞プレイ、、。俺が苦手とするものだ。

彼女の首は細く少し力を強めたら折れてしまいそうだ。

それなのに彼女は強くしろというのだ。

この日も強くしてと要求された。


「もっと、、もっと強く、、!」

言われた通り強くする。

すると彼女は突然俺の胸板を叩いてきた。

そんなに気持ちいのかと思った。

そして、彼女はいった。

疲れた、、。俺は急いで片付ける。

あー、、これでやっと


彼女は俺の彼女になる。

どこかの誰か(低浮上)・1日前
異常な愛
小説
ホラー?
ヤンデレ
メンヘラ
イク
逝く
微エロ
苦手な人は気をつけて
あなたはどちらが異常だと思いますか?

他に13977作品あります

アプリでもっとみる

その他のポエム

独り言
768982件

苦しいくらいに優しい君
716件

362856件

ポエム
432612件

自己紹介
58068件

好きな人
222261件

辛い
122563件

恋愛
146049件

言えない、癒えない
108件

トーク募集
43505件

片想い
185705件

好き
172542件

死にたい
61938件

苦しい
37308件

片思い
152163件

失恋
84419件

彼氏
64919件

見つからないもの
2183件

大好き
80776件

歌詞
108373件

宙に溶けた想い
75件

すべてのタグ