はじめる

#小説

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全13387作品・

小説を書くように

運命の相手を決められたなら

君の心が向かう先を

ペン先ひとつで決められたなら

燐・2021-05-03
笑顔の魔法
独り言
ポエム
片想い
好きな人
小説
運命の人








「あなたは私の光なの。」

















ショウコ
「っ祥子!!」





















「____は俺の方か」






















#よつ葉のヒバナ




















ただ少しばかり苦い
真夏の恋愛物語。


ミンミーンミン
あれは確か
夏のセミが鳴き狂う時期だった。

カケル
「翔流くん!」

とても柔らかく透き通る声で
俺の名前を呼んだのは
昔からの馴染みの花札 祥子。

「どうしたんだ?」


「あのね、花火大会一緒に行かない?」


「花火大会?別にいいけど…」


「ほんとに?やった!」

と嬉しそうに笑うと
ここだよ、と花火大会の広告を渡された。

「別にいいけど、ちょっと遠いな」


「観光バスが出るから大丈夫だよ!」


「そっか。時間は任せるよ」


「分かった!」

そして、その日はいつものように
俺は家を手伝った。

そして花火大会当日

「翔流くんー、ごめんねちょっと遅れた」

と、着慣れない浴衣に歩きにくそうな彼女が小走りでやってきた。

「大丈夫だよ。バスはまだ出てないからな」

そう言うと祥子は少し頬を膨らませた。

「…翔流くんのばか」


「え、なんで?」


「私は浴衣着てるのに翔流くんは普段と変わんないじゃん」

そんな可愛らしい理由で
祥子は少し拗ねていたのだ。

「えっと、それはごめん。
歩きにくいと思ったんだよ」


「翔流くんはそういう人だもんねっ」


「ごめんって、かき氷買ってやるから」


「約束だからね」

そんな会話をしながらバスに乗り込んだ。

「花火楽しみだなぁ」

祥子は期待に溢れていた。

「去年は忙しくて行けなかったもんな」

俺たちは去年家が屋台出しの当番だった
第4地区まで別れていて
俺と祥子の家は第3地区だったのだ。

「まぁ今年も受験生だけど」


「現実見せないでよぉ」

そして、プシューと音を立てながら
バスは出発した。


バスは順調に進んでいた。



はずだった、



キキーッッ

「「きゃあああ」」

バスの中は騒然とした。

角を曲がりきれずガードレールに車体を擦り付けてしまっていたのだ。

ガシャン
大きな音を立てて倒れた。



「翔流、くん?」

祥子が呼んでる。

「…ッ」

くそ、いってぇ

手が動かない。

祥子は、無事なのか?

「…けるくん、かけるくん!」

祥子…。

「な、かせて、ごめんな」



「翔流くん!!!」





ガタッ
「んぇ?」

ここは、学校…?

「こぉら、藤田にィィィ!!」

「は、はぃ」

「貴様何回目だ授業中に居眠りをするのは!」

「え、あれ、花火大会は?」

「目を覚ませ!前へ出てこれを解け」

さっきのは、夢?
にしてはやけにリアルな夢だ。


そしてそのまま、授業を受けた。

チャイムがなり授業が終了すれば

俺は片付けることも無く
祥子の元へ向かった。
祥子は俺の隣のクラスの2組。

あれが夢ならここに居るはず。

「…っ祥子!」

2組のドアの前に立って名前を呼んだ。

すると、

「どうしたの?」

居た。

「なんだ。やっぱり夢か」


「夢?」


「実はさ、」

そう続けて祥子にさっきのことを話した。

「それで、翔流くんは何か感じた?」


「何を?」


「そ、そっか。何も無いならいいんだ」

少し不安気な表情を浮かべた。

「ところでさ、」


「なに?」


「今日花火大会に行くのやっぱりやめておこう」


「え、なんで?」


「だってなんかちょっとさ…」

俺がそう言うと

「だ、ダメ!」


「え?」

祥子は立ち上がって怒鳴った。

「ごめん。でも絶対にダメ」


「なんでそんなかたくなに」


「行かなきゃダメなの」


「それ、俺のみた夢と関係ある?」


「ない、とは言えない…」

そして祥子は悲しそうな顔をして言った

「何を聞いても、言う通りにしてくれる?」


「場合によっては無理、かも」


「じゃあ言えない」


「でも!極力祥子の言う通りにする。
だからお願い。頼む!」


「…分かったよ」

と、根気負けした祥子は渋々話し出した。


「翔流くんの見た夢、あれは現実なの」


彼女の口からは

非常に信じ難い事実が飛び出してきた。


あの事故の後、彼女と乗車客数名が生き残り生還。

しかし、その事故以来
彼女は決まった時間が来ると
あの事故の日に戻ると言う。

そして、花火大会に必ず行かなければならないその理由

それは

「花火大会に行かなかったことが一度だけあったの。
そしたら次の日翔流くんはいなかった。
花火大会に行って翔流くんを助けないといけないの
翔流くんはきっと生き残る運命だったんだよ
だからお願い。
一緒に来て。」


「分かった」


だけどもし、俺が助かってしまったら


「祥子は?どうなるの」


「多分大丈夫だと思う。私は生き残ってたから」

俺は覚悟を決めた。

「分かった。行こう」

そして俺たちは一度家に帰った。


あの日、あの時、あの場所で
互いに同じ服を着て待ち合わせをした。

「お待たせ翔流くん」

祥子はちゃんと遅れてきた。

「大丈夫だよ」

俺もちゃんと早く来た。


そしてバスに乗った。

「ねぇ翔流くん」


「ん?」


「あの日返そうと思ってたんだけど、これ」


彼女はお守りを差し出してきた。


「これ、なんで祥子が」


「返すに返せなかったんだ」


「そっか。ありがとう」


プシューと
バスが出発した。

俺たちは互いに手を握りあった。


「生きてね。」

ポソりと彼女が呟いた。

「え?」


キキーッッ

「「きゃあああ」」

バスの中は騒然とした。
あの日のように。

「祥子!!」


「翔流く、きゃあ!!」


このシーン、覚えている。

車体のがれきに敷かれ動けなくなる。

祥子は奇跡的にその外側にいたのだった。


だがしかし、

「祥子、お前まさかっ」


「言ったでしょ?本当は翔流くんが生き残るはずだったの」


俺たちはあの日と反対の座席に座っていたのだ。


「ダメだ、今すぐそこを代われ!!」


「お守りの中、読んでね」


ガシャン
バスが横転した。


「祥子!!」

ガレキの外側にいるのは


俺だった。


「そんな、なんで、」

そうだ、また明日
今日に戻れるはず。

きっと、戻れる


「必ず救ってやる。」


俺はそう呟いて、
生還者とともに病院へ運ばれた。


目が覚めると白い天井。
バッと飛び起きた。

「今日、今日は何曜日ですか!?」

そこにいた看護師さんに尋ねた。

「え?木曜だけど…」


「月曜日じゃ、なくて?」


「えぇ。あ、君あの事故の時の子ね。
3日間も眠りっぱなしだったのよ?」


「運び込まれた人の中に、花札祥子って名前のやつはいませんでしたかっ!」


看護師さんはふと困ったような顔をしていった。


「ごめんね、私には分からないの」


きっと気を使ってくれたのだろう。

切ない目を向けてきた。


「そんな、なんで戻れないんだ」

俺はギュッと拳を握りしめた。

すると何かを握っていた。


「…お守り?」

これは確か、祥子が俺に渡した…


俺はそっと中を開いた。


そこにはこう書かれていた。


祥子へ
最後まで守れなくてごめん。
俺一人だけ残ってしまった。
あの時座席を交代さえしていれば
いや、花火大会にさえ行かなければ良かった
俺のせいだ。
せめて何処かの世界で生きていて欲しい。
だからこのお守りをお前の部屋に置いておく。
ずっと好きだった


と。
そして、ひとつだけ
筆圧の違う付け足されたであろう文があった。

これは祥子の文字だ。


「あーあ、もっと早く言っときゃ良かった。
こんなことなら」


泣いても泣いても変わらない。

だから俺はこれからも生きていく

君を背負って。





このお守りは、彼女の部屋に残した。




































『本当に伝えたいこととはきっと』

『伝えたい時に伝えられない』

『だから出来るなら、今伝えよう』

『愛しているも大っ嫌いも』

『今だけなのだ。』


















私も好きだよ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
どうか生きて、私の光なの
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

︎︎汐谷 黒髪。・5時間前
よつ葉のヒバナ
短編小説
良ければ感想下さい
疲れて展開早くなった
小説
ポエム
母の日
秘密の愛言葉
黒髪世界

小説書いてみる!


どう書けばいいのかわからない笑


とにかく頑張ってみます!


そこで、




名前を募集します!

女の子でも男の子でも
どちらでも!

フルネームでお願いします!

何個でも良いです!

杠葉 燈黎(元しおり)・2日前
募集
小説
名前募集
笑顔の魔法

これらの作品は
アプリ『NOTE15』で作られました。

他に13387作品あります

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〈幸せの紅い涙〉



黒に染まった世界を彩ったのは


泣けない私が流せた唯一の涙。



__紅い涙だった。








「おは、よ…」



扉にかけた手。


飲み込んだ挨拶。



つい先日まで当たり前のように

そこにあった光景が今は嘘のようで。



誰もいない部屋。



静まり返ったそこは

私に現実を突き付ける。






「柚花、ここにいたんだ」


不意にかけられた声。



「…世界はなんにも変わんないんだね」



振り返ることもせずただ呟いた。



「そうだな…

結局俺たちは進むことしかできない」




「私はもういいや」


「え?」



「私は針はもう進まなくていい。

私はこの時間をずっと生きる」



「そんなこと翼沙が望むと思うか」



「思わないよ」



「なら、」



「でも翼沙のいない世界に

私が生きてる意味はない」




分かってるんだ。


ほんとは。




人は誰しもいつかは死ぬ。


_彼はそれが早すぎただけ。


嘘だと信じていたいのは。


_彼のいない世界を見たくないから。




「みんなは、今を生きてね」



「俺らだって…っ!」


「苦しみを背負うのは私だけでいい」




迫り来る光に叫ばれた名前。


感じた温もり、手についた生温い血。


みんなの声。




一瞬だった。




彼の命の灯火が消えたのは。









そう、全部私のせい。









だからあの日の


苦しみを、痛みを抱えていくのは



私だけでいいんだ。










きっと。



「琉衣たちはさ、前へ進んでよ」



こんなこと誰も願ってない。



「私たちの記憶が邪魔になるなら」



それでも



「その時は忘れていいよ。

私が覚えてるからそれでいい」



私に愛を、幸せを、



「琉衣たちは幸せだと笑ってて」



教えてくれたみんなだから。



「そしたら私も翼沙も」



みんなには自由に生きてて欲しい。



今が幸せと笑えなくても

いつかの為に。





「生きててよかったって思えるから」





そう思いながらも

素直に幸せだけを願えず、



「ごめんね」



鎖を、枷をかけた私を許してください。



「元気でね」


「なんだよ、それ…」



「私はもう十分すぎるほど幸せだった」




今日、ここへ来た時、

悟ってしまったんだ。




ここには翼沙との、


みんなとの思い出がありすぎて。



見れない景色を

夢見るだけの寂しさを知りたくなくて。



私には耐えらない。




これは幸せの代償だ。





「ありがとう。

此処が、みんなが大好きだったよ」



「柚花、やめろ、聞きたくない」



「さよならだよ、琉衣」



果たして私は笑えていただろうか?



「待てって!」



腕に触れた温かい手が

落ちていったのは



頬を伝う雫のせいだろうか。



それとも手首に見える

新しい傷跡のせいだろうか。






なんでもいいや。





泣きたくないなら、泣けないなら、


代わりに私が紅い涙を流そう。



素直に泣けないみんなの分まで。




ただ願うよ。



これ以上の悲劇がないように。


ありきたりな、

でも幸せな日常が訪れるように。





私の幸せなんて

全部、大好きなみんなにあげるよ。




私の幸せは

きっと空に昇った彼と同じ、





大好きな人たちの幸せ。







ギギィ_。


重たく深みのある独特な音。



"また明日"



もうその声は響かない。




憎たらしいほどに

青い空を見上げて目を瞑った。





_ねぇ、翼沙。

私たちは少し、不器用すぎたかもね。

逢月 黎雨@返信遅れる・2021-05-04
小説
感想くれたら嬉しいです
これの続きの書きかけのメモ見つかって書こっかなって思ったから
再投稿
です
昔の僕の書き方だなって思った笑
笑顔の魔法

処刑場 LOOK AT ME
~非力という名の罪~
後編


⚠閲覧注意⚠







「ねえ、君名前は?」


「俺?カイト。お前は?」


「私、モモ」


「モモって美味しそうな名前だな」


「カイトだってタコ違いじゃない」


「俺は空を飛ぶ方だから」



彼は、空の見えない格子窓を


見上げ手のひらを翳す。



「また……」


「え?」


「また空が見たい」


「きっとそのうち見られるよ」



カイトの顔は歪んだ。


そして辛そうに笑いかける。



どうしてそんな顔するの?


問えない疑問を腹の中に押し込むと


苦く切ない味がした。





刻々と時は過ぎ


私たちの中の生きた細胞も


生き死にを繰り返す。



カイトと同じ部屋で


過ごし始めて5日が経った頃


彼の辛そうな声が私を呼んだ。




「なぁモモ」


「なに?」


「きっとさ、きっとここは」


カイトはそれっきり


押し黙ってしまう。


「どうしたの?」


それでも食い下がると彼は


どちらからともなく繋いだ手に


痛い程の力を込めて告げた。




「モモ、お前こんなとこにいちゃダメだ」


「カイト何を言ってるの」


「逃げなきゃ」


「え?」


「だってモモはこんなに綺麗だ」


ドキンと


鼓動が跳ねた、


その時だった。


金属音がしたかと思うと


ウウウウウイイイイイイン


聞きなれない音がして


壁が動き始めたのだ。




「くそ、遅かったか」


カイトはそう叫んだ。


私は恐怖に戦きながら


他の仲間と共に


右往左往するしかなかった。



「何?何なの?」


壁が無機質に


押し迫ってくる。


壁の隅へ逃げれば


跳ねっ返りの板に押し出され


また壁の迫る部屋へ


移動を余儀なくされてしまう。



「カイト、カイト怖い」


「モモ、大丈夫だよ」


そう言って私を安心させるように


身を寄せたカイトの体は


小刻みに震えていた。



私たちは折り重なるように


壁から逃げ惑うしかない。



部屋から細い通路へと


無理やり押し出され


幾つ目の部屋に


着いた時だっただろう。



小さな空間。


格子窓も何も無い、


外界とは完全に


シャットアウトされた小部屋。



カシャン…という音を最後に


鳴り響いていた機械音が


ピタリと止まった。


















静寂が不穏を醸す。


この静けさが恐ろしい。




「死ぬんだ、私たち死ぬんだよ」


ひとりの女の子が


泣きながらそう叫ぶ。



「死ぬ……?死ぬって、何?」



私は揺れる瞳でカイトを見つめた。


カイトの目は悲しみに染まっている。


言葉なくも、伝わった。



私たちの命は、ここで終わるんだ。


意味もわからず


……意味もなく



「ねえカイト」


「うん」


「生きたい」


「うん、生きよう」


生きよう


交わした約束を


もう一度彼が呟いたその刹那のこと


ゴオオオォォォォ


不穏な轟音と共に地獄が始まった。



「あ、あぁぁぁ」


1人の男の子がそう叫んだが早いか


ぐるんと白目を向いてひっくり返る。


やがて痙攣が始まり


涎をダラダラと垂らして


もがき苦しむ。



他の子も次々と倒れ、


小さな息を繰り返し


やがて同じように


小刻みに震えた。



恐ろしい地獄だった。


何故?


私たちが何をしたの?



「カイト、カイトッ」


「モモ……、出来るだけ息を吸わ」


その声を最後に


カイトはまるで獣のような声をあげて


卒倒した。



そして私もまた


カイトと時同じくして


冷たい床に倒れる。



息が、出来ない。



苦しい


誰か


誰か




目の前が涙に霞むと



お父さんとお母さんが


笑った気がした。




「カ、イト」


ガタガタと震える彼を


助けたくて懸命に手を伸ばす。



たった、5日


5日だけ


5日ぽっち


一緒にいただけの関係だった。



それでも私を捨てた両親や


彼に虐待を重ねた父親より




きっと私たちは



ずっとずっと満たされた時間を



温かい時間を過ごした。



「かい、と、かいと、かいとッ」


届け


届け私の声




私を守ろうとしてくれたカイトに


ひとりじゃないよ



それだけを伝えたかった




最後に


私は大きく哭いた



大きく哭いて


仰向けに倒れた視線の先の


天井に


痙攣する手を伸ばす。




「空を見たい」



そう言ったカイト



「生きよう」



私たちの約束






ねえ



誰か私たちを見てください



LOOK AT ME



私たちが誰なのかわかりますか





私たちは……。









・・・



その日、沢山の亡骸が焼かれた。


入れ物から溢れんばかりの亡骸だった。




俺はその残骸の


小さな白い欠片を集めた。



すると


すす汚れた首輪が落ちている。



「死んだ時取り損ねたか」


俺はその首輪のプレートを


軍手でこすった。



「モモ、か」


犬だったのか、猫だったのか


もはや、わからない。



生命あったもの、奪われた生命





こんな事は



保健所の一作業に過ぎない。



日常茶飯事だ。



俺は、ひとつ、ため息をついた。



今日も、報われない生命がやってくる。


非力という名の罪を背負って


人間のエゴで天へ昇る生命だ。



今日も俺は、


小さな生命を奪う片棒を担ぐ。


苦しまずに逝けるのだと


自分自身に言い訳をしながら。




本当に安らかにいけるのならば


ドリームボックスという名の


ガス室の中は


あんなに爪痕だらけでは


ないはずなのに。





処刑場LOOK AT ME
~非力という名の罪~



完結




***



ごめんなさい
今回は少し重たい内容です


私は許せません


いかなる理由があっても
例えそれが法で裁かれなくても
家族を捨てる事は罪です


どうして人を捨てる事は
保護責任者遺棄に繋がるのに

家族として飼ったはずのペットは
そうはならないのでしょうか


人も動物も同じ命なのに。



それでも
現在日本では


ドリームボックスで
息を引き取る動物は
年間4万匹を越えます


それだけの生命が
人間のエゴによって
犠牲となっています



目を逸らさないで
考えてください


この事が
どれだけ残酷な事なのか


私たちが考える事をやめては
きっと、この不条理は
なくならないのです。







本日は遅いので
来ている贈り物については
明日改めてお返しします

(*´∀`*)

ひとひら☘☽・2021-05-05
処刑場lookatme
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『やさしいのろい』




君は僕に、呪いをかけた。

僕がずっと守っていたかった、あの朗らかな笑顔で、酷い呪いをかけた。

涙はとっくに枯れ、悲しみを吐き出す術を失われた。その先に待つのは、足元が崩れ落ちていくような絶望。

「生きて」

その言葉が僕にとってどれほど残酷なことなのか、全て分かっているくせに。

わかっていて君は僕をその言葉で縛りつけた。僕はそれほど危うく見えたか。

君の思惑通り、その言葉のせいで僕はこの世に留まらざるを得ない。




















『枯れた先の涙となったのが命ならば、全て溢れて尽きてしまえばいい』

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てかこういう系の小説百回くらい書いた説あるな
まあいっか
そんでタグうるさすぎる?


【 ようこそ死後の世界へ。 】


その命の物語に幕を閉じたあなたは

次の生へと歩み始めた。

___その前に、

少しだけお時間を頂戴致します。





□ ようこそ死後の世界へ。
転生のご相談ですか?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

>> はい、そうです。

やっぱり自分は死んだのか。

あなたは誰誰ですか?

何も答えない



□私は転生担当者の××です。
お近付きの印にお菓子を1つどうぞ。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

>> ビー玉のような飴を手に取る

星のような金平糖を手に取る

雲のようなマシュマロを手に取る

何も手に取らない



□それでは手続きを始めましょうか。
貴方は現世の何を覚えていますか?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

>> 春の暖かな花の香り

夏の日、大切な人とみた花火

梅雨の雨粒の輝き

何も覚えていない




□……なるほど。因みに
ご自分をどんな人だと思いますか。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

>> 心の暖かな人間

痛みを癒す事が出来る人間

いい所なんてない人間

小さな幸せに気付く事が出来る人間




□……ふむふむ。では、この中で
心が求めるものはどれですか。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

>> 思い出の詰まった小瓶

温もりのある縫いぐるみ

素直な感情を移すインク

空を閉じ込めた万華鏡




□…分かりました。
現世の事で言い残したい事は?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

>> 少しやり残した事がある

あの人ともっと一緒にいたかった

とても幸せだった

特に何も無い




□お答え頂きありがとうございます。
それではそろそろ、
次の人生にあなたを繋げましょう。
また会う時まで
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

>> さよなら

またいうか

ありがとう

手を振る

繋來 律希 ( '-' )タグ使ってー・18時間前
独り言
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母の日
全然関係ないですねすみません((
ごめんね
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処刑場 LOOK AT ME
~非力という名の罪~
前編


「じゃあお願いしますね」


「わかりました」



私はその日、両親に捨てられた。


どんなに泣いても


どんなに叫んでも


両親は私を見送るでもなく


私が車に乗せられる前に


肩を抱き合い家の中へ


入っていった。



中では妹が


お母さんのお乳を求めて



泣いていた。




お父さん、お母さん


私を見てよ


涙ながらに叫んだけれど



もう二人に声は、届かない




虚しさが込み上げては


絶望になっていく。



虚ろな瞳が移すのは


施設へ向かい走る車の窓外


稲穂の光る秋の夕暮れだった。



「ほら、入りなさい」


施設へ連れてきてくれたおじさんが


私に優しく声をかけた。



不安でいっぱいの中


私は意を決して施設の扉をくぐる。



「え」



そこには見渡す限り


沢山の仲間がいた。


経緯はわからない。


体が痣だらけの子もいた。


目いっぱいの涙を


やっとの事で堪える子もいた。


泣き喚く子もいたし


心がからっぽになってしまったように


ずっと宙を見つめている子もいた。



どの子も傷ついて


どの子も目の色は暗い。


私は今、どんな顔をしているだろう。



疲れ果てて


部屋の片隅に腰を下ろすと


男の子が身を寄せるように


私の隣に陣取った。



「よ、新入り?」


「……うん。君は、長いの?」


「いやぁ、俺も昨日来たばっか」


彼は、眉間に皺を寄せ


やっとこ笑った。


手ひらには火傷の痕が


生々しく残っている。



「その火傷…」


「父さんにやられた。苛立つとどうしようもなくなるみたいで、俺の体にタバコ押し付けるんだよね」


「捨てられたの?」


「家出した」


彼は、ゆっくりと傾いて


私の肩に頭を預けた。


彼の傷みが伝わって


身体中から涙が噴き出る様だ。



「辛かったんだね」


「うん」


うん、なんて


可愛らしい相槌をうつ彼に


心がきゅんと跳ねた。



私も身体の力を抜いてみる。


自然と彼の方に体は傾いた。


彼も私も、


嫌がらなかった。


当たり前のことのように


互いの存在の重たさを受け止める。



深く息衝くと


鼻をくすぐる彼の香りに


嗅ごうと思ったわけじゃないよ


心の中で


そんな変な言い訳をした。


生命が、跳ねる。


鼓動が脈打つ。


私たちは生きていた。



信じていた人に裏切られても


ひどい暴力を受けても


どんなに死にたいと思っても


捨てられても



命は悲鳴を上げるように


拙くも時を刻むように動き続ける。



その鼓動ひとつひとつが


「生きたい」


そう叫んでいた。




きっと、誰より尊い命をもって


私たちはこの世を駆けている。




「ねえ」


「ん?」


「生きようね」


「え」


「このまま幸せになれないなんてさ、悔しいよ。君も私も」


彼は私の言葉を聞くと


大きく息をつき笑った。



「そーだな、生きよう」



生きよう、


生きたいね


彼と私はその約束を


確かめ合うように


幾度も幾度も口にした。

ひとひら☘☽・2021-05-03
幸介
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処刑場lookatme
非力と言う名の罪
好きな人
問題提起作


「これが……俺?」


「俺、とか言ってていいの?」


「え」


「こんな時の一人称は」



鏡よ鏡鏡さん





魔法使いは


鏡の前でにっこりと笑った。



性と言う名の鳥かごシリーズ
MIRROR´MIRROR~スキナヒト
14話 魔法使い


「ただいまぁー」


「おかえり光琉…あらお友達?」


結局、田辺の強引な誘いを


断りきれなかった俺が


玄関先に佇んでいると


田辺の母親がキッチンから


顔を覗かせた。



「そーそー、部屋あがるから。なんも要らんから放っておいて」


「えー、新しいお友達だし、お母さんも仲間に入れて?」


「無理!」


「そこをなんとかお菓子と引き換えに」


「ダメ!」


「なんでよ」


「テンション高すぎママ恥ずいわ」


上がり框に腰を下ろし


靴を脱ぎ捨てながら笑う田辺を後目に



彼の母親は


こどもみたいに頬を膨らめている。


変わっているが可愛い人だ。


二人の暖かな会話に自ずと頬は緩んだ。


「矢野…真央と言います。夜分にすみません」


挨拶だけはと母に躾られた。


思いたって口にすると、


田辺の母親は柔らかく笑う。


「いいのよ、いらっしゃい。親御さんは大丈夫?」


「すぐにLINE打ちます」


「そうね、それがいいわ。後でお茶でも……」


持っていくわねとでも


言いたげな母親を田辺は一喝する。



「いーらーなーいっ」


「……飲むわねって言いたかったのに」


「うそつけ、ばばあ」


ケタケタと笑いながら


真央行くよ、と田辺は呟いて


俺を手招いた。


脩哉の家とは違う、


真新しく手入れの


行き届いた家だった。



白いままの壁。


くすみの無い家具。


開けっ放しの部屋を


通りすがりに見やると


田辺が描いたものか


小さな子どもの絵が


所狭しと飾ってあった。



母親の明るさや


こういう部屋を見ただけでわかる。


田辺がどれだけ


両親に愛されて育ったか。



俺を自室に通すと田辺は


学生鞄をベッドに投げ捨て


何やら机の中を物色し始めた。


部屋をぐるりと見渡す。


乱雑なところもない。


ほんのりと石けんの香り。


芳香剤にも気を使っている様だ。


清潔感すら感じる。


ふいに脩哉の部屋を思い出した。


脩哉の部屋は


汚くて乱雑で


放っておけば


陽の光さえ当たらない


匂いはいつも


男の、アレの匂い。



普通に考えたら


行きたくもないような部屋だけど


行き届いた部屋に来て尚


あの部屋に還りたいと思うのは


きっとそこに脩哉がいるからだ。


ふとカーテンの隙間からのぞく窓に


映った俺の表情は思いの外


幸せそうで、なんだか少し恥ずかしい。


独りで勝手にはにかんでいると


あーでもないこーでもないと


口にしていた田辺は一際


大きな声をあげた。



「よし、いいよ真央」


「いいって、何が?」


「ここ座って」


そう言って向けられた、


何の変哲もない椅子へ


促されるまま俺は腰掛けた。


すると田辺は俺の目の前に


ズイと近づいてにんまり笑う。


俺は身を引きながら田辺に言った。



「な、何?」


「目閉じて。いい事してやる」


「は!?」


唐突に田辺の口から


脩哉の様な言葉が飛び出て


俺は思わず息を飲んだ。


「お、俺、田辺とはキ、キスとかそういうこと出来ないよ!?」


しどろもどろで


額に汗の玉をたくわえて


俺がやっと告げると



田辺は俺の頭をチョップした。



「い、痛っ!」


「キモイこと言うな」


「だ、だって目つぶつぶ、瞑れって」


「へぇー、真央って大人しそうな顔して、そういう事ヤッてんだぁ」


「ヤッ……!」


「おー?顔真っ赤」


からかわれ通しだ。


俺は僅かに心折れて

ふくれっ面で観念した。


身の置き場に困り


あげく目を泳がせて、田辺に訊ねる。


「何…、すんの?」



田辺はあるものを俺に見せつけ、


豪快不敵に笑んで今一度、告げた。



「さぁ、目を閉じて」














「真央、目ぇ開けてみぃ?」


柔らかい声が俺の耳を撫でた。


ゆっくりと目を開くと


田辺が目の前で手鏡を向けている。


そこに映った俺の顔は


不精に伸びた髭やムダ毛を


剃り落とされて


あまつさえファンデと


チークを施されている。


アイシャドウは


優しいグリーン。


パールの入った嫌味のない、


ピンク色のリップが


俺のぽってりとした唇を


可愛らしく彩っている。



まるでそれは

自分ではないようだった。



まるでその辺の


女の子のようにも見えて


俺は思わず息を飲み込む。




「これが……俺?」


「俺、とか言ってていいの?」


「え」


俺が目を皿のように丸めて


田辺を見つめると彼は


柔らかくにこやかに笑む。


「こんな時の一人称は、私だよ」



鏡よ鏡鏡さん


俺に「私」と言う資格は


ありますか。


私、そんな一人称を


こんなにも口にしたいと


思ったことがあっただろうか。



それでも、切望したその言葉は


喉に張り付いて出てこない。


だって


視線を足元側に移ろわせれば


学生服……男子のそれだった。


似つかわしくもないメイク


深いため息さえ空へ昇る。



田辺はそんな俺を


強情だなぁとあきれ笑い、


やがてこう言った。


「じゃぁ俺の持ち合わせで良ければ、女の子の服来てみる?」


「お、女の子の…服」


「見せてやるよ」


田辺はそう告げるや否や

クローゼットを開く。


内部のハンガーポールには


所狭しと洋服が飾られていた。


誘われるがまま導かれ歩み寄る。



ピアノの鍵盤を


流し弾くかのように


ハンガーを指でなぞると



男性らしい服から


可愛らしい女の子のお洋服


どちらともつかないような


ラフな服装まで…


沢山の彩りに目を奪われた。



「すね毛まで剃る時間ないから、残念だけど今日はズボンかなぁ…あ、でもマキシ丈ならいけるかな」


田辺はまるでアパレルショップにいる、


女子高生のようにはしゃいで


俺に洋服をあれこれと宛てがう。


弾む心が伝播して


俺の心も楽しげに跳ねた。



パステルカラーの


パープルやグリーン


黄色やピンク。


小さな頃


欲しかった、“色”


フラワーショップから


一輪の花を選ぶように


悩んで悩んで指差したお洋服。


大人っぽいカーキ色の


マキシ丈ワンピース。


生まれて初めてブラをつけた。


シリコンバストを入れると


俺の胸には


本当の女の子のような


膨らみさえ生まれた。



「どう?」


姿鏡に映し出された俺の格好は


喉仏がちょっとだけ


大きな女子だった。


先程までのむさ苦しい俺は


どこへ行ったのだろう。



「かわいい……」


見苦しい自画自賛に


田辺は俺の肩を叩き賛同する。


「な!真央は身長低いし、目も大きいから絶対可愛いと思った」


「……田辺、お前、魔法使いかよ」


「神でもいいけど?」


おどけた田辺と俺は


顔を見合わせ笑った。



不思議なものだ。


笑い方までなんだか


淑やかになったみたいで


照れくさい。


夢でも見ているかと思うほど


スイーツみたいに甘い時間だった。

ひとひら☘☽・15時間前
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笑顔の魔法
ごめんね


心の中がモヤモヤする


耳の奥に残った祥太郎の低い声が

何度もこだまするようだった



「さーくらっ」

「……梢」

「少し寄り道していかない?」


きっと、気を遣ってくれているのだろう



文化祭準備を早めに切り上げた私を

追い掛けてきた梢


何気ない彼女の優しさに

涙が溢れそうになる



「祥太郎はさ

まだ椿のことに関しては

誰にでもああだから気にしないでね」

「うん……」

「忘れようと必死なのよ」

「そうだね……」

「私がポエム預かって来た時も

大喧嘩したんだからー」



梢に誘導されながら

辿り着いたのは

小高い丘の上に佇む小さな公園だった



「ここね、小さい頃

よく祥太郎と遊んだ場所なの」

「そうなんだ……?」

「祥太郎って、昔から変わらないよ」



梢はベンチに腰を下ろすと

桜の木を眺めながら

静かに語り始めた



「寂しいことがあっても

悲しいことがあっても

平気なフリをして明るく振る舞ってさ」

「うん」

「でもその話題に触れると

全然平気なんかじゃなくて」

「……想像つく」



時折、小さく笑いながら

梢は話を続ける



「無理に心の中に

押し込めようとするから

吹っ切れてないうちは

今日みたいに避けようとするのよ」

「……そっか

私、余計なことしてるかな……」

「咲桜の思うままにしていいと思うよ」

「でも……」

「あいつにはね、ちょっとくらい

新しい風が必要なのかも」



そう言って笑いかけてくれる梢に

心は救われるようだった




私が今

祥太郎に出逢うべくして

出逢ったと言うのなら

祥太郎の心を解放するきっかけを

作ってあげたい



たとえ、余計なことだと言われても

意味のあるものにしたい



「押し花、家で作るの?」


梢はそう言って

和紙や花が入った紙袋に

視線を落とす



「うん、少しずつ進めておくよ」

「そうだね、何かあれば

私も全力で協力するからね」



頼もしい梢の言葉に

私は笑って頷いた



「まぁ、今頃祥太郎も

きつく当たってしまったこと

後悔してるんじゃないかなぁ」

「そういう人?」

「そういう人」

「あはは、気にしなくていいのに」

「そういうところが、あいつの

いいところだったりするんだけどね」



祥太郎がきつく言葉を放った気持ちが

なんとなくだが、理解出来る



今はまだ

祥太郎にとっては

踏み込まれたくない

心のパーソナルスペースなのだ



時間はかかるだろう


それでもいつかきっと

乗り越えてほしい



「さぁて、帰ろっかぁ」

「そうだね、梢、ありがとね」

「なんのなんの、私で良ければ

いつでも相談に乗るよー」

「うん」

「祥太郎に言われた後の

咲桜の落ち込みようったら

見てられなかったからー」

「えっ!そんなに!?」



からかうように梢は笑いながら

私の肩を叩く


そんな彼女につられて

私もいつの間にか笑顔だ




春の暖かい風が通り抜ける


季節の移り変わりを知らせるように

桜の花びらが空いっぱいに舞っていた

Mari・2021-05-03
物語&小説/from:Mari
小説
SakuraWish
第6話
友達
独り言
ポエム
笑顔の魔法
このままずっと
好きな人

綺麗に繕って


叫びを噛み殺して


それでも良かった




責任なんて知らずに


賢くなんてならずに


目を閉じ耳を塞ぎ


それだけで許されていたかった





大人になってしまう


戻れなくなってしまう


重ねた絶望と見つけた小さな希望と


もう、大人になってしまう





泣いても泣けなくても


進まなければならない


守りたいもののために


降り注いだ幸せを宙へ還すために


歩まねばならない





誰より強くなくても


誰より賢くなくても


立ち上がらなくてはならない





泣いてる背中に手を当てて


時に手を引っ張って


時に頬を引っ張たいて


時に強く抱き締めて


貴方が小さな絶望と時を重ねて


立ち上がる未来まで


大人になってしまうまで


護って傷つけて


ただ貴方が生きてゆけるように


生きていてくれるように








痛かった


絶望を繰り返して


大人になってしまった


少し賢くなって


強くもなれた


弱さを捨て


愛し方を知って


泣き方を忘れて


立ち止まり方を投げ捨てて


優しくもなれた





弱くなったし


泣くようになった


立ち止まりたいと思い


馬鹿になった


絶望は積み重なって


希望は他者に求めた








矛盾と愛ばかり知って


単純な事を忘れてゆく





消え去りたかった過去を


都合よく美化し


今を肯定し出す癖に


消えない傷に


今も否定し続ける




懐かしいなんて言葉で


単純で強いあの頃を


過去にしようとし




忘れたくないなんて想いで


微かに残った想いの残骸を


必死に抱きしめて







大人になってしまった


強くなった


弱くなった


戻りたかった


戻りたくなどなかった


幸せを知った


知りたくない幸せを見た








過去を否定して


過去に責められる



未来を見始めて


足元を見なくなる







変わったようで


変われなどしなかった


好きな歌は変わらなくて


けれど嫌いな歌は減った



嫌いな人は嫌いなままで


けれど好きな人は増えた




弱いところは弱いままで


繕うことだけを学んだ








守って貰えず


守る側になって


時間が少ないことを知った


忙しいを知って


時の早さに泣きたくなった






布団の中で泣くことが減って


倒れるように布団に入る事が増えた




少しだけ早足になって


少しだけおやつを食べなくなって


ふと戻りたくなってしまう







伝える言葉が


綺麗に書けるようになれば


どうしてもなんでも


仕方ないと書き換えられてゆく









大人になってしまった


なりたくないものになってしまった


嫌い続けたものになってしまった


投げ出せなくなってしまった


止まりたくなっても


世界は私の気持ちなんて気にせず


無常に動き続ける


ありがとうが過去に溶けて


死にたいが古ぼけてしまって




悲しいね

















生きてゆけるだろうか


かつての絶望を抱える友に嫌われたとしても


かつての涙を抱える子に突き放されてしまっても


いずれなってしまう大人へ


それまで子供でい続けてもらいたい愛し子達に


大人になってしまった私を


それでも対等に話せるのだろうか










自分への恐怖から


他者への恐怖へと変わる瞬間が


愛おしく恐ろしく


この気持ちもいずれ変わるまで


今はまだ抱き締めて












もう戻れない後悔に


一旦さよならをしよう








大人になってしまった私へ


子供であった私へ






生きてゆけるだろうか


こんな世界で、こんな私で


いつか死ぬ私は生きていたのかな

火花レイ・16時間前
小説
もどき、だな
贈り物とかで感想欲しいな
笑顔の魔法
母の日
大人
子供
自分語り
ごめんね
ありがとう
lei

愛してる君が愛す世界

それは誰も彼もが幸せを掴める所。

叶わない恋の無い世界。

思い出の糸の繋がる先に

君が居る世界

少しは良いなって思うけど。

けどそんな世界で育まれた愛は

果たして本当に愛なのだろうか。

その世界で生きるのは楽だろうか。

答えは出ませんでしたって。

君も私も一緒に先生に怒られるかな。

君の事は嫌いじゃない。

ただ少し、ほんの少しだけ

愛が冷めてるだけ。

この世界で人を深く愛する事は

多分私には出来ない。

アイを愛と偽ることが出来るほど

私は上手く生きられないから。

でも君が居なくなったら?

生きていけるだろうか。

否、きっとこの愛情が邪魔をして

ただ淡々とつまらない日々を過ごして消えるだろうね

君の為に死ねるか?

それが私にとっての幸せだと思えばできる

きっと君は自分勝手だって笑うだろうけど。

こんな弱音も本音も吐き出せないのに

一体どうやって生きていこうか。

いっそ全てを溜め込んで

君の為と偽って壊れてみせようか。

いつしかこの世界で生きるのが苦しくなっていたから

そんな逃げ道を作って。

空に向かって走り出した

過去の私に逝ってきますと叫んで




































愛したはずの世界に別れを告げて_。















これにて閉幕。

ありがとうございました

蓮叶。・2021-05-03
愛したはずの世界に別れを_
総集編
まとめてみたけどまとまりがない
ポエム
レンカ
小説




小説

100年後、君と。































二〇二一年の夏のある日、彼女は突然現れた。


 窓際に座っていると、夏の重たく熱い風が肌を照り焼く。運動場の黄土色に映える木々を眺めていると、不意に扉の音がした。

「はじめまして。桐谷碧です。家庭の事情でこちらに転校してきました」


 俺にとって、衝撃的だった。

 それはとてつもない爆弾のようでもあり、日常のシャボン玉が弾けた音にもよく似ていた。



 彼女の存在は僕の世界を荒らした張本人だ。たぶん。







「折り紙は作ったことありますか?」

 桐谷は誰に対しても優しく、愛想良く、ときにお嬢さまのように振舞っていた。


「無いけど、なに?」

 ただ一つだけ、僕には引っかかることがあった。


「じゃあ、一緒に作りませんか?小鳥さん」

 彼女は確かに優等生だ。しかし、僕のことを小鳥さんと呼ぶ。

 彼女はちょっと変わっている転校生ちゃんだった。


「別に。いいけど」

 俺以外のクラスメイトのことも熊さん、兎さん、お月さんと呼ぶことは稀にあったらしい。そんなこととは比にならないくらい、僕を小鳥さんと呼ぶ回数は多かった。



 そんな桐谷のことを陰で悪く言うやつはいたと思う。

 それでも、桐谷に直接悪口を言う人はいなかった。彼女の半径には妙な空気が流れているからだと、僕は思った。






 彼女がやって来た日と酷く似た、夏の熱い休日。偶然にも、僕は桐谷と会うことになった。


 確か、体育祭の買い出しだったはずだ。

 それなのに、その日は彼女と並んで、ラムネと冷アメをたべた。いかにもお腹を壊しそうな組み合わせだったからか、そんな記憶しか残っていない。



 それと、飲み干したラムネ瓶から取り出したビー玉を見つめた桐谷が

「惑星は丸いほうがいいよね」

と呟いたことはとてもよく覚えている。



 暑苦しい記憶はここまで。









 寒さが交じった風が強くなってきたころ。


 桐谷さんが転校することになりました、と朝の教室で言い渡された。



 変な人が転校してくれたら僕の荷物も軽くなると思い、安堵した。小鳥さんと呼ばれることが増えて来ていたので、僕にとってはお荷物だったのだ。





しかし、その日の夜。僕は、摩訶不思議な夢を見た。


 どうも自分の目線が三人称になっていて、僕であるはずの人物が小鳥に見えていた。


 それに、見たこともない景色が並んでいた。車も人も空を飛び、真っ白な世界が眩しかった。





 遠い未来の話、僕は本当に「小鳥さん」になっているんだろうか?





 よく理解できないが、民衆の中から聞こえた「キリア」という名前に、僕は確信してしまった。



-完-


零宮 縒・2021-05-04
ボツ小説。泣きたい
はい、語彙力ありません
一時間クオリティが怖い
勢いだけで書くと良くないってことですよね((
気に入らなかったら消します
まじで読まなくていいと思う
消すかも
短編小説
adolescence.story_
小説
独り言


「dissection:re」


file  final 


【終熄】



[dissection ]

(名)解剖、解離、開析、検視。








許されるなんて思ってもない。

というか、許される気は微塵も無い。


罪悪感を狂った復讐心に潜めて。

その中の狂気を解放させて。


というか何でもいい。

どうでもいい。

今ある破壊衝動が満ちてくれれば。



あ、?

えへへー


へへ

あはは



楽しいなぁ。

楽しいよ?

愉しもうよ?


ねぇ、君もタノシクナル?

ドキドキする?


もっと欲しいな。



…僕はタダシイんだ。



ね?

ねぇ?

ね。







端から言うと学校でいじめられていた。


特に目立つタイプでも、

反感を買うタイプでも、


無かったはずだけど。



きっと、よくある話だと思う。



ある日突然、学校に行くと僕は人じゃなくなっていた。



骨が折れるか折れないか位には殴られ蹴られたし、

教室全体でシカトもされて、腫れ物扱いを受け続けた。


「お前なんか要らない」

と言葉を吐かれれば、


それなりに辛かったし、孤独だった。




家族に話したりもした。


「みんなそんなもんだよ」


「私達が子供の頃はそれが当たり前」


「みんな頑張ってるんだから頑張れ」


「辛いのはお前だけじゃない」




相談した担任教師や他の大人も同じ事を言った。


「大丈夫だよ」


「学校に行かなかったら…」


「不登校なんて駄目だ。甘えるな」


「貴方にも原因あるんじゃない?」



勇気を持って、

持った勇気。



価値観で心を殴られて、

主観で痛みを蹴り上げられて 、

正義に全てを握りつぶされた。



まるでいじめている奴らと同じ様に。




でも、それで良かった。

勿論、納得はしていなかった。

心は壊れる寸前で、体も日に日にコワれていく。



でも、それでも、

別に誰かと群れたいわけじゃなかったし。



誰かが自分のせいで迷惑を被ってなければ問題ないかなと思っていた。


黙っていれば誰にも干渉されずに済むし。



変に行動を起こして標的が誰かに移って逆恨みされる方が面倒くさい。




助けを求めて綺麗事が返ってくるより、

一人で抱えた方がずっとずっと楽なんだ。


と自分に血眼になって言い聞かせても、

そんな風に思い込んでみても。



毎日懸命に生きるだけで、


筆箱が消えてって。

財布は偉人が死んでって。

靴は溺れていて息をしていなかった。



自分についた嘘は何の意味もなく、

虚ろな絶望がやんわり広がって行くだけだった。





それでも僕は耐えられた。



唯一、味方になってくれる人がいたから。





とても中の良い幼馴染みがいた。


ちっちゃい頃からずっと一緒にいた。

高校で初めて進路が別れるまでは本当にずっと。


異性とか関係なく。




僕は幼馴染を恋なのか、愛なのか分からない感情を抱いていた。


…今も抱いているのかもしれない。




彼女はよく話を聞いてくれた。

誰よりも心配もしてくれた。


親よりも、何処よりも、何よりも。




「ねぇねぇ、学校大丈夫?」


「それ、大丈夫と思って聞いてる?」


「思ってないよ」


「じゃあなんで聞くの?」


「大丈夫じゃないって言っていいんだよ」


「じゃあ…大丈夫じゃないかな笑」




何回だって彼女は肯定してくれた。



雨が現実を叩きつける夜。


「なんでいじめられるんだろうね俺」


「かっこいいからじゃない?」


「お世辞でしょ?」


「ふふ」


「嘘じゃん」


「ふふふ」


「何だよ」





昇ってくる太陽を本気で恨んだ日の夕景。


「俺が死にたいって言ったらどうする?」


「嫌だよそんなの。死なせないですー」


「どうやって?」


「どうにかする」


「どうにかって?」


「どうにかするの!」





月が綺麗に輝くきらびやかな星空。


「ねぇねぇ一緒に執事カフェ行こうよ」


「何でだよ俺、男だよ。つーかそれ何?」


「いいじゃん別に!行ってみたいの!」


「嫌だよ」


「コンセプトがあるだけで普通のカフェだよ」


「なんで乗り気じゃないのかなー」





希望の雲の糸が掴めなかった晴れ。


「女優になりたい」


「は?」


「だって君好きな女優、可愛いじゃん」


「無理だね」


「なんで無理とか言うの!」


「君はもう充分その域だよ」


「エヘへへへ」


「気持ち悪いね。嘘だよ」


「嘘つきはペテン師の始まりって教えられたよ」


「同じこと言ったね」





風が優しく傷を抉った夏。


「俺はどうすればいいと思う?」


「いいんだよそのままで」


「でもそのままじゃダメって皆言うんだよ」


「なんで?」


「なんでってそりゃあ…」


「でしょ。いいんだよ別に、私は無理に変わって欲しいわけじゃない」



「今のままが好き」







数多の会話をしてくれた。

こんな会話を無数にしてくれた。



孤独だった俺に。

誰もいなくて、何も無かった俺に。



希望だった。



「死にたい」と一緒に寝て、

「死にたい」と一緒に起きていた。


そんな惨めな人間を明るく照らしてくれた。



とてつもなく大切だった。

依存じゃないけど必要不可欠だった。


恋人なんかでは無かったけれど。


もっともっともっと、

とにかく言語化できるくらい簡単に言い表せる関係じゃなかった。



最高に可愛かった。


勿論容姿だけじゃ無くて。


声?

性格?

行動?

言葉?


いや、全て。



本当に本当に大切と思える存在だった。





ただ、忘れもしないあの日。

僕が死んだ日。





彼女は死んだ。



朝の通勤時間帯。


駅に続くあまり車通りの多くない閑静な住宅街で

通り魔の無差別殺人事件に巻き込まれて死んだ。



少し離れた学校を選んだ彼女はこちらより早めに家を出る。


故に何も出来なかった。




朝、今日も居場所の無い居場所に向かう憂鬱な心持ちで、朝食を取りながら朝のニュースを見ていた。


すると、速報ニュースが入って血だらけの景色が目に突き刺さった。



その瞬間、寒気と震えが止まらずに箸が音をたてて床に落ちた。


「まさか…」


この時間帯と場所に気付いてしまう。



もう、その時点で心はぐちゃぐちゃで脳も正常に動かなかった。


そんなはずはない。

そんなはずはない。

違う。

違う。

違う。


でも、返ってこない返信。



窓に写るサイレンを鳴らした警察の車が停まった彼女の家。



そこから見える親御さんの生気も正気も失った目。

真実味を増すテレビ画面。



それでも嘘だと思っていた。


それでも、それでも、それでも。



信じたかった。

信じたくなかった。



彼女の親と仲の良い両親はら


いつも休む行為を否定するのに学校に行かなくて良いとこの日だけは言った。


皮肉過ぎて皮肉じゃない。




神様はどうやら居ないみたいで、彼女は本当に息をしてなかった。



ニュースから大分遅れて病室の場所の連絡を彼女の親からもらって、

大至急駆けつけた。



が、薄々感じていたことが現実になる。



彼女の青ざめた顔が視界に入った。


それを見た瞬間、何かが壊れた。





もう、どうでも良かった。

何かどうでも良くなった。

オカシクなった。

なんで生きてるんだっけ?




味方になってくれた。

生きる意味をくれた。

明日を生きる勇気をくれた。

稀有な幸せをくれた。



笑顔をくれた。




そんな彼女はもう、居ない。

もう、声も、顔も、姿も、形も、

存在しない。




そう思った時には、病室で叫んでいた。

哭きながら叫んでた。

咆哮していた。




彼女はこの世界そのものだった。

彼女は自分そのものだった 。



彼女は、彼女は人生の全てだった。





もう、全部どうでもいいんだ。

だから決めたんだ。



彼女を捨てたこの世界自体をぶっ壊して、

自分も消えてしまおうと。

彼女のいない価値の無い世界を否定しようと。




どうでもいいんだ。

本当に、どうなろうと。

どうでもいんだ。




正常な理性は復讐心に巣食われた。












阿鼻叫喚だった。

地獄だった。


地獄以外に言葉が見つからない。

地獄という言葉すら相応しいのか分からない。




鳴り止まないサイレン。


朝の通勤通学風景に似合わない、大人達の怒号が飛び交う、

この世で一番目にしたくない光景。





眼の前に広がる景色。


救える命を救おうとする人。

救えない命を救おうとして怒られる人。



…現実は残酷だった。







小鳥のさえずりが聞こえて窓の外の木漏れ日がとても心地のいい昼下り。




乱雑に鉄製の扉が開いた。


"ドコーン"

珍しく凄い音を立てていた。



彼は語調を強める。


「車乗れ」



黙って頷く。

何か理由があるのは解ってる。




シートベルトをこれまた乱雑に締めて尋ねる。


「何があった」


彼は正面を見据えたままあまり口を動かさず喋った。


「無差別殺人事件が起きた。うちの管轄で」



「は?」


脳が理解するより前に身体が反応した。



「もう少しすればメディアでの報道も始まってしまう」



「お前には法医学の専門家として現場の処理、指導、助言に当たって欲しい」


「お前が適任なんだ。なぜなら…」



彼は少し唾を飲んだ。

そして、声量と発音に比重を置いて喋った。



「トリアージが"出た"」




「嘘だろ!?」


正面を向いたまま表情を変えない彼に叫んでしまう。


すると、

「本当なんだよ!」


いつも飄々としたしていた彼が珍しく吠えた。



「分かった」


と覚悟と共に言う。

地獄に突っ込む覚悟と共に。



トリアージとは、


大規模な災害や、今回の時の様に多くの人が甚大な傷を負ったような事件等で用いられる医療用の道具。


センシティブな問題なのであまり多くを語らないが、


救える命を救うため患者に優先度をつけるタグの様なものだ。


症例を記録し黒、赤、黄色、緑、の色の紙を患者の衣服や首などに付ける。




一例を挙げると残酷だが、


黒の患者は既に処置の必要が無いと、息絶えていると誰かが判断すれば、そのまま何もしない。


勿論、問題点も議論すべき点もあるが、

一人でも多くの命を救うため重要な役割を果たす。



それが出たのであれば、後はもう、



想像に容易くない。


どうなっているか分からない。

この世の終わりだと思う。




恐怖に苛まれながら、想像に苛立ちながら二人で言葉なく現場に到着した。



誰もかれも。


裂傷の傷。刺された跡。


過呼吸。意識が次々飛んでいく。


赤く朱く紅く染まっていた。




人が次々死んでいく。


「助けて」と。

「苦しい」と。


愛する人の名を叫びながら。

「生きたい」と声を弱めて。




患者が吐血して血溜まりが出来る。


また違う誰かは、全身真っ赤で倒れた。


また誰かは、獣の様に叫んでいた。




商業施設が立ち並んだ中央にある交差点は一瞬にしてこの世の終わりに変化する。



もう、無力だった。

もう本当に、無力だった。



命の、選別をしなければいけなかった。



一人でも多く助けるために、一人が死ぬ。


俺は冷酷な死神にならなければいけないらしい。



黒い宣告をする度に酷い罪悪感と肥大化した失望が満ちていく。


中には人を助ける専門家である救急隊員の一人が全てを拒絶してしまって、泣き崩れていた。


黒の紙を取り付けようとしている相手が未だ少しだけ動いていたから。



でも、その隊員に対してもまた怒号が飛ぶ。


「お前は間違ってない!だから早く立て!」


上司と思われる人の言葉だった。




人が死んでいく。

苦しんで苦しんで死んでいく。



それでもその場にいる人間は頑張り続けた。

頑張って頑張って頑張って頑張り続けた。



それで何が残ったか、

絶望と深い悲しみ。


それだけ。



夕方になって一段落もクソもないが、


一段落してお疲れ様の言葉も互いにかけられずに尽力した人間達は散った。





その日の夜。


事後のことも済ませた彼を病院の自分の部屋に呼んだ。


「これは一体誰がやったんだ!!」


またもや叫んでしまった。



彼が淡々と答える。


「普通の高校生の少年だ」


「そんな訳あるかよ!?」


「俺ら警察も疑った。でも、罪を認めた」


「現場で血だらけの刃物を持っていたのも
返り血を浴びてるのも彼だった」



矢継ぎ早に尋ねる 。


「動機は?」


「喋ろうとしない」


「ああ」


「彼は犯行の後、自殺を図っていた」


「そうかよ」


沈黙が流れる。

気まずいわけじゃない。


どう言葉にすればいいのか分からない。



ゆっくりと動作を始めて重たい口を開く。


「人間ってこんなもんだな」


「この前あった無差別殺人事件から何も変わりやしない」


「自殺だって、

イジメだって、

誹謗中傷だって、

殺人だって、

虐待だって、

差別だって、

今回の件だって」




語を繋ぐ


「何一つ無くなりやしねぇんだよ!」


思わず手元にあった机を思いっ切り叩いた。



彼は表情の一つも変えずに頷いた。


「そうだな」


「意外と脆いもんだな」




「あと、言おうか迷って言ってなかったが」


「この前の事件の被害者の少女と、今回の少年は非常に仲が良かったらしい」


「恋人とも呼べるかもな」


「それは理由になんねぇよ!それは、、理由に…なんな…」


"ドンッ"



木製の机をまた殴る。

不思議と痛みは全く感じなかった。





今回の犯人として、拘束されている彼はどんな気持ちだろうか。



勿論ダメだと分かっているのに、

同情してしまいそうで、

分かってしまいそうで。




大切なものを失った彼はどんな気持ちだっただろう。




でも、今回亡くなった人の大切な人はどんな気持ちだっただろう。




彼のアナザーストリーとかどうでも良くなってしまうんだろうな。 



彼を一生憎んで生きていくのだろう。



でも、彼もまた誰かを憎んだんだろう。






この歪んだ世界。


今日もパシャパシャとこっちにスマホを構えてレンズを向ける奴らの群れ。




この世界はとっくに終わっているのかもしれない。


ありえないほど情報が飽和している中で、


自然の綺麗さ、星空の美しさすら気付けずに


子供から大人まで手元の画面に釘付け。



テクノロジーが人を操って、


物理的な幸せが感じられなくなって、


承認欲求を満たすために誰かの不幸を皆でシェアして吊り上げ。



こんな時代だから誰かの批判なんか簡単で、自分を肯定するために誰かが否定され。



他人の人生に口を挟める奴なんか本来いないのに、

皆誰も彼も余裕なんか無くて、

自分の苦労や努力を正当化する為に必死で相手の人生を否定する。



豊かさの影でヒト、一人一人に対する要求値が跳ね上がってソレに満たない奴は落ちこぼれ。



努力や頑張りとか言う言葉はとても便利で。


自分なりに創意工夫を重ねていても相手に伝わらなければ怠惰なやつと呼ばれ、


抗えなかった環境や選べなかった境遇はゴミ箱に捨てられて。



どの国でも、どの人種でも大体、

「普通」と「常識」

というモンスターみたいな空気に喰い潰されていく。


「数字」と「肩書き」

は何よりもずっと人の首を絞め続けてて。



そんなものに呑み込まれて身を粉にしてどれだけ苦しくても、辛くても


無理して働く、学校に行く人が大半で。



働く為に生きてるんじゃなく、


学校に行くために生きてるんじゃなく、


生きるために働いてて、


生きるために学校に行く。


なんて逆転してるって事に誰も気付けなくて。



皆、誰かに対して必ず怒ってて。



何かをやり直すのも、始めるのも、


いくらからでも遅くないのは本当なのに


正解と呼ばれる正規ルートはしっかり決まってて。


そのレールから足を踏み外すと上記の事柄全てが襲ってくる。



みんなに追いつかなきゃ、

普通にならなきゃ、

頑張らなきゃなんて思ってる内に


本当の自分は死んでった。



無知は囃されて、知性は嫌がられ。



夢は現実に敗北を喫して、見て見ぬ振りをした。



いじめも差別も全く減ってなくて、それで誰かが死んでもその時だけは他人事。



急速な変化の螺旋と、忙しすぎる現代の渦の中で生き辛過ぎる時代。



もう、止めようよ。



優しくなろう。



都合の良い人になるとかじゃなくて、


無理に人と付き合うとかじゃなくて、


気を遣いすぎるとかじゃなくて、


自分の価値観を曲げるじゃなくて、



余裕を持とう。


相手を認める余裕。


相手を肯定する余裕。



皆頑張り過ぎなんだよ。

頑張る=無理をする

ではないから。



本来は自分が良ければ何でもいいんだ。

限度は無論あるけど。




優しくなろう。



優れなくていい。


優秀じゃなくていい。


自己満足でもいい。



そしたら、きっときっと優しさが返ってくると信じたい。



でも、優しさや親切心が裏切られる事があるかもしれない。



そしたらまたここにはおいで。



俺"ら"はずっと味方さ。




独り言を脳内で盤面展開していると、


いつの間にかいなくなっていた彼が扉を開ける音が聞こえて来て、


彼はビニール袋からこちらに缶を投げた。



「とりあえず呑むか!」


朗らかな笑顔で問いかけてきた。


こんな友人、いや


相棒がいるのは画面を通さずとも幸せだと思える。



「あぁとことん行こう」


部屋にあった丸テーブルに椅子を持ち寄った。



乾杯の音頭とまではいかないが、声を張る。



『このクソな人生に」

『乾杯!!』





END




お読みいただき本当にありがとうございました。


誰かの心に少しだけでも寄り添えていると信じたいです。


皆さんの辛さと苦しみの味方で在れる様に全力を注ぐことを誓って。


ありがとうございました




トリアージ 参考文献


・日本赤十字医療センター 救急医療センター/救急科

トリアージ(一般編)


・看護roo!

トリアージ(START法)|知っておきたい臨床で使う指標


・wikipedia

トリアージの項


すべてWEBになります。

URLは長くなるので記載しません。

ender・2日前
dissection:re
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辛い
死にたい
消えたい
孤独
長編小説
生きる











「シャツ」



















「母さんこれアイロンかけといて」

「もーそろそろ自分でかけるくらいしなさい」

「俺がやったらシワつくんだもん、学校のシャツだからシワつけたままじゃ行けねーよ」

「しょうがないなぁ笑」

俺はシャツという存在が苦手だ

すぐにシワになるシャツを

毎回手入れするのは面倒

かと言って放っておいたら余計シワになる

本当に面倒くさい存在だ

でも一つだけ分かることがある

母さんがアイロンをかけたシャツは

いつも生き生きとしている事だ

俺がかけた時は全くシワが取れないのに

母さんの手にかかると一瞬にして元通りになる

母さんがアイロンをかけると

シャツが生き生きしてるなんて言える訳なくて

いつも何かと理由をつけて頼んでいる




「悠斗できたよ、部屋に持っていきなさい」

「ありがと、なんで母さんがやるとこんな綺麗なんだろ」

ふと本音が漏れた

「えぇ?そんなこと思ってくれてたの??笑」

「あ、うん、まぁ」

何気なく零れた言葉に母さんはこう答えた

「シャツってきっと人間と一緒なんだよ」

「ん、え?どゆこと?」

最初は母さんの言ってる意味が分からなかった

「反対に言ったら人間はシャツと同じってことね」

シャツ=人間、人間=シャツってどゆことだ??

「シャツは作られる場所も素材も色も形も全然違うでしょ?人間も国籍とか性別とか性格とか個性とか、全く一緒じゃないのよ。」

俺は驚いた。いつもどこか抜けてる母さんからそんなこと言われると思っていなかった。

「シャツがシワになりやすいなりにくいがあるように人間も傷つきやすい、つきにくいがある。素材が違えば感性も違う、生まれた場所が違えば個性も違う。環境が違えば、頑張り方も違う」

「いくら洗っても取り切れない汚れはある。心の奥底にある傷と同じように消えないものは消えないの、でもその汚れが個性となることもあるのよ。沢山傷ついた分優しさになる、温かさになる。私はそう思う」

「だからね悠斗、シワになったシャツは自分では上手く直せないのよ。誰かが世話をしないと、人間一人で生きていけないようにシャツもどんどん悪くなる、周りに揉まれて色落ちしたり、詰め込みすぎてぐしゃぐしゃになったり、使いすぎるとボロボロになる」



母さんが俺にこんなことを言うのにはきっと理由がある

俺が学校でいじめられていた時のことだ

遺書まで書いて何度も屋上へ行ったり麻紐を買ったり手首に残した傷跡だってある

母さんはそんな俺を軽蔑したり怒ったり暴行したりしなかった

ただ泣きながら抱きしめてくれた

そこに言葉はいらなかった



自分でアイロンをかけなかった俺に母さんは毎日アイロンがけしたシャツを渡してくれた

ハリのあるシャツを着ると気合が入った

まるで母さんに背中を押されているかのようだった

いつの間にか何事にも動じなくなった

休止していたサッカーももう一度挑戦する決意ができた



「限界まで頑張ることない、程よく頑張れるくらいがちょうどいいのよ。シャツがくたくたになる前にボロボロになる前に。取り切れない汚れを個性にできるまで、綺麗なシャツに仕上がるまで」


俺は心の底からこう言った



「母さん、ありがとう」



いつも暖かく優しい母さんが大好きです

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