はじめる

#小説

読んでると、
思わず胸がギュッとしめつけられる、
そんなポエムを集めました。

全14508作品・








【雄蕊と雄蕊。】




(題名から内容を察して頂いて、
苦手で御座いましたらお控えください。)









ただ手を伸ばして、



掴み取る前に





腕をへし折られてしまうような


その刹那。






感じたことがあるだろうか。










好きな花の好きな理由を言ったら




次の日にはもうその花が



消えていたその悲観。







感じたことがあるだろうか。
















「花野さん!」




花野さんは里に咲く一輪の花のよう。





と、いえば俺が



すごく気持ちの悪い奴のように聞こえる。







だがこれは本当で


この人は本当に綺麗だ。









「あーっ!朔良!!」




活気良く品格のある口調。




ああ、ずっと隣に居たい。と、




この人といると簡単にそう思ってしまう。













俺がおかしいのは分かってる。





ただ、今もこう、



風に揺られる髪を


邪魔だとでも言うように撫でる君が




愛おしくて堪らない。










「なーにボーッとしてんだよ。


俺、今から散水行くから


朔良も来れば?」







彼、花野 冬夜は


花屋を経営する一家の次男で



朗らかな男子高校生だ。







彼のことが好きだと伝えるのなら


驚かれるのがこの世界の現実である。








「そろそろコイツが咲く頃だぞー?」





と、花野さんがくしゃっと笑みを浮かべ



散水しているのはバラの蕾だった。







「バラは色や本数によって


花言葉が異なって___」








長々語る花野さんの嗜好の話を



俺は淡々と聞く。









その中に、俺だけしか知らない


花野さんが少しでも居ればなあ、と願う。






きっと花野さんは



バラが1番好きなんだろう。










これ程に「バラになりたい」と



思う人間は俺以外に居るのだろうか。










「冬夜ーっ!!」








俺の幸せが壊れる声がした。









「冬夜!お花買いに来てあげたよー!」








頼むから邪魔しないでくれ、と



思いながら





俺は目の前に立つ彼女を睨みつけた。










その刹那、花の匂いが香ると共に



花野さんのキラキラした目が



俺の心を締め付ける。











まるで席を外してくれとでも言うように




花野さんは彼女の元に歩み寄った。











ああ、消えたい。






あわよくば今すぐ


この女を蹴り飛ばしたい。








そう思ってしまった。







「じゃあ、これで失礼します。」






腹を立てると共に


今すぐにでも泣いてしまいそうな顔を




一時も見られることがないように



静かに速く話した。













すごく上げられて


すごく落とされた感じだ。







それはプラマイゼロのように思えるけど



「終わりよければすべてよし」



その言葉にのっとられた


自分からしたら





これでもかと言うような辛さだ。










ふと振り向くと



俺の知らない花野さんの笑顔があった。






ああもう、なんで振り向いたんだよ、俺。








もう一度振り向くのならば




そこには俺だけしか知らないと



思っていた花野さんがいそうで、





怖くてたまらなかった。










彼女と花野さんの関係は



俺が花野さんから聞く限り、





恋人ではない、はず。








と、したら彼女と俺は



ライバルになるのだろうけど




俺がとてつもなく不利なのはずるい。












「せめて女だったら」



とは思わないけど、



ただ俺は性別の壁が憎い。








一体どうやって



諦めればいい。







神様はどうして



俺と花野さんを




出逢わせたんだ。










俺はこのまま立派な恋愛映画の



主人公の友達のような役を





務め続けるのか。










四月だというのに



風はかなり冷たくて





握りしめたカイロに


なんの温もりも感じなかった。










ヴー。







スマホの通知音が聞こえて


思わずそこに目をやると






『さーくら!今日はごめんな!


明日、図書館行かね?』







この怒りも悲しみも


吹き飛ばしてくれそうな口調。





勿論、メッセージの送り主は


花野さんだろう。









図書館か、



本、あんまり好きじゃないんだけど。







そう思いつつも



恋する俺に「行かない」という




選択肢は微塵も存在しない。









『俺と花野さん、


2人だけなら行きます。』








それが本音だとバレないように



続けて可笑しそうに

笑う犬のスタンプを送信する。






俺、可哀想すぎる。











「何だそれ笑

じゃ、駅前に1時な!」








ほらな、「何だそれ」だってさ。



俺、可哀想すぎる。













恋占いとか





名前やら血液型だけで

分かる彼との相性とかで





満足感を満たそうとする程、


俺は彼に溺れては余裕が無い。
















特に好きな服に


特に好きな靴に


特に好きなバッグに


特に好きなネックレスを身につけ







今日の幸せの始まりである



駅前に向かう。









「お、私服姿好きだわ。」






なんて言われたいとか、



そういう高望みはしないから






せめて


「似合ってんじゃん」の




一言をください。








相変わらず



願ってばかりの恋心。












「よっ、朔良!」






「っわ!びっくりした。」











胸の高鳴りは




ただ単純に驚いただけなのか、



それともこの笑顔に心をやられたのか。













そうやってどんどん



ずるくなる彼を




どんどん好きになってしまう。














「そういえば、



どうして図書館に?」










「あー。優希がさ。



花言葉教えて欲しいって言って」










もう聞きたくないと思っていることを



あからさまに表に出す


つもりは無かったのに、





俺は彼がそれを言い切った後に



今までにないような咳払いをし、






すぐにバラの育て方を教えて欲しいと





無理矢理別の話題に変えた。













優希、というのは、



あの女の事だろう。









花言葉を教えて欲しいと言われたけど、



自分も詳しく知らない部分があるから





図書館に行きたい。







どうせそんな事だろう。











ああ、あんな質問、



しなければ良かった。










この服、


この靴も


バッグも


ネックレスも







嫌いになりそうだ。












「朔良!



俺こんな花、初めて見たわ。






しっかりした白に


濃いけど優しい青が染まって…」











相変わらず無邪気に語るなあ、


と彼を想う愛おしさと







もうどうにでもなれと


投げ出したい屈辱と







自分のものだけにしたい


という独占欲が






ダイレクトに入り交じっていたことに



自分の体が理解していなかった。











真っ直ぐ俺を見つめる




花野さんの目を見て、








なにか驚いたような顔を


しているなと勘づいた時、








花野さんは一気に黙り込んだ。












俺は泣いていた。










そう自覚した時、




初めて頬を撫でる水滴を感じた。










最悪だ。










「え?朔良?何で、泣いてんの。


どうしたの、ねえ。」










「ごめん、ごめん、なさい。


ごめんなさい。」











体が勝手に動いて



俺はただ走っていた。







とにかく速く


もっと遠くに行きたいと




脳が叫んでいた。




花野さんを置いていくなよと




心が怒っていた。














息切れがひどく、




その場に座り込んだ。











辺りは俺が知らない景色。








行ったこともない花屋に


咲き誇るバラが目に入って、






神様、今は見せないでくださいと


願うばかり。












声を殺して






止まらぬ涙に腹を立てていた。









「花野さんが追ってきてくれたら」



と、少しでも期待する自分が



ダサい脇役にしか重ならなくて、



悔しかった。












「あ、似合ってるって



言って貰えなかった。」







弱っている心をさらに


締め殺すように思い出した。










ヴーヴーヴー。







スマホの着信音。



「花野冬夜」


という名前が目に入る。










「はい、相原です。


すみません。」








思わず謝罪した。









「はーい、花野です、」




「会いたいです。」








電話だから


本音だとバレないようにする為の


スタンプは送れない。









「今どこ。」





いつだって弾んでいる


花野さんの声は







聞いたことがない程低かった。











俺は気を遣えるライバルでも



優しい心を持つヒロインでもないから






少しあった抵抗を抑えて



自分の居場所を花野さんに送った。










「わー、変なとこ行ったなあ、



待ってな。」












今だけ、



この時だけでも、





花野さんを


独り占めしているような幸甚。








涙が乾いて痒くなった頬さえも、


気にならなかった。















いた。













俺の視界の中で



何よりも目立つその姿。







まるで目を細工されたかのような輝き。











好きが溢れると共に



もっと辛くなっていいのかと、



脳に問われている感じがした。












「はい、来たよ。


俺速くね?」








「めっちゃ速いっす。」








花野さんはそのまま俺の隣に座った。




春の花の甘い匂いが舞って、


心の底から安心した。








透き通る瞳を持つ花野さんは



いつもと違う、真剣な表情。











「ゆっくりでいいよ。



俺が何かしたなら、

強く当たってくれ。




あわよくば

自分で自分を殴らせてくれ。」











「花野さんのせいじゃないです。」













「…じゃあ、なんで呼んだ。」












「会いたいって


言ったじゃないですか。





「会いたい」に


理由がいるんですか。」










また困らせた。



花野さんの徐々に丸くなる


瞳を見て、そう思った。










「好きなんです。」







伝えるだけ伝えて、


逃げようと思った。








風の音が増して、


それでも俺は話し続けた。







周りの視線を無視して、


俺は話し続けた。








「好きなんです。


花野さんのことが。





どんな花よりも、


目に綺麗に映るんです。





俺の目がおかしいだけですか。






好きです。



ごめんなさい。





困らせて、


甘えて、


勝手に好意を抱いて、




ごめんなさい。



ごめんなさい。








女にだって


男にだって



取られたくないです。







ごめんなさい。







雄蕊と雄蕊で



成り立つ花はありますか。




俺が女に生まれ変わったら


いいですか。」











「好き」と伝えるだけで



終わりにしようと思ってた。






でも、花野さんが


真っ直ぐ俺を見るから、







俺の言葉を待つように聞くから、







本音を




恋を








愛を



語ってしまう。









震える俺の手を


不器用に包み込んでくれた。







泣いて乱れた呼吸を治すように


背中を摩ってくれた。








止まらない涙を


優しく拭ってくれた。











「雄蕊と雄蕊で成り立つ花は


聞いたことがないよ。」










しばらく経ったその時、


彼はそれだけを告げた。













これが答えか。


と、分かっていたはずの結果なのに






それを受け止められる程、


強くなれていなかった。













「でも俺たちは、


花じゃないだろ。」














「え_?」








「それが俺の答え、かな」












「え、 え、?」









夢を見ているのか、



ただの冗談か。










涙を流しすぎたせいか、



頭が働かない。












暖かい風に乗り運ばれた




甘い香りが俺たちを包んだ。














「なんでそんなに謝った。





男が男を好きだと、


相手に謝らないといけないのか?







じゃあ俺はどれだけ謝ればいい?」















「え、花野さん





俺、また泣いちゃいます。」














「おー、泣け泣け。」











ああ、眩しすぎる。




暗い夜に、ましてや草原に、



ただ我武者羅に咲く明るい花のようで。









俺の涙を拭ってから、



花野さんはもう一度手を握ってきた。










「形がどうあれ、


「好き」は「好き」だろ。」










「花野さん、ポエマーみたいっす。」











「うるせーばーか。」













四月の下旬、



二輪の雄花が愛を誓うように、






俺たちは2人、笑顔を咲かせた。




















「冬夜さん、鍵。」




「持った。」









「お弁当。」




「持った。」










「ハンカチ。」




「持った。」









「財布。」




「持った。」













「スマホ。」




「持った。」












「行ってらっしゃい。」



「おう!」















高嶺に咲く、



輝く花が好きだとして




自信を持ってそれを取りたいと


誰もが言える世の中になればなと思う。












好きな花の


好きな理由を



堂々と語れる世の中になればなと思う。












自分の「好き」を



何よりも大切にしたい。











春に冷たい風が吹いても、



笑い事にできるくらい、



手を繋いで暖かくしてほしい。













雄蕊と雄蕊で



何が悪い。

瀬在・3日前
雄蕊と雄蕊。
小説
自作小説
LGBT
LGBTQ
同性愛者
両性愛者
gay
瀬在(小説)
感想ください
手が死にました
打ち込むのが1番辛い
いや大袈裟に言い過ぎた
毎回タグで独り言
してる気がする
たぶんね
あはははははは
よし
勉強してきます

刹那、星は微笑んだ

これはある日の夜のことだった。空いっぱいに満天の星空が見えた夜。

「星、綺麗だね」

そっと君は微笑んだ。私たちはいわゆる“幼馴染”で私は彼に片想いしている。彼は私の気持ちなんかつゆ知らず、好意にも気付いていない。

「綺麗だね」

私は気持ちを隠して当たり障りのない言葉を返した。来春からは別々の進路に進む。会いに行こうと言って会える距離ではない。会える機会も減ってくる。想いを伝えることが出来るのは今年がラストチャンスと言ったところだろうか。

(好きです、なんて言えない……)

好きの2文字が言えたら苦労しないけど言ったことでこの関係が壊れてしまうことが少し怖かった。

(彼とどういう関係になればいいの?)

幼馴染のままで心地いい関係がいいのか、彼氏彼女の関係で愛した方がいいのか。そんなことを考えていると

「あ、流れ星」
「一瞬だったね」
「一瞬すぎて何も見えなかったよ」

流れ星が空をすうっと通り抜けた。心做しか彼との距離が縮まった気がした。

「一瞬だけの関係を終わりにしたいよ」
「ん?急にどうした?」
「……好きだってこと、気付いてよ」
「……え?」
「私がどれだけ待ったことか……」

私の口からこぼれた“好き”。沈黙が少しばかりか痛い。

「なかなか好きって言えなくてごめん。気持ちに気付かなくてごめん。僕も君のこと好きだよ。こんな僕でもいい?」
「……いいよ。待ってたよ」

2人の恋が実った刹那、星はそっと微笑んだ気がした。

夜月 星那・3日前
刹那、星は微笑んだ
刹那、星は空に
綺羅星は遥か輝く
星の言ノ葉
小説
流れ星
迷宮
星空
幼馴染
仲良し
親友
片想い
好き
永遠の星夜に

星夜に1つ、愛を

冬も近づいてきた今日この頃。日も短くなって、だいぶ夜が長くなった。彼と過ごした時間も長くなっていってだいぶ好きの気持ちが増えた。

「なぁ、イルミネーション見に行かん?」

隣の彼が何故か突然こんなことを提案した。私はイルミネーションを見に行ったのは両手で数えられるほどしか行ったことがない。虚しいかな、私はあまりロマンチックなものは疎い。だけど行ってみたい気持ちも少しはあるわけで。

「行ってみたい」

あぁ、私は何て可愛げのない女なんだろう。もっと可愛くあれたらよかったのに。

(私、なんてバカだろう)

彼と初めて行くイルミネーション。これまで私が見てきたイルミネーションの中で1番綺麗だった。

「……綺麗」
「そやね、綺麗だね。でも君も綺麗だよ」
「そっかなぁ?」

可愛げのない言葉を返してしまう。可愛い子だったらもっと言葉を選んでいただろうに。

「今のままでも十分可愛いし綺麗だけど」

いきなり彼がこんなことを言い出した。

「可愛い君を、もっと可愛くしたい。いいかな?」
「ん?いいよ」
「じゃあ待ってね」

そう言って彼はネックレスを私の首にかけた。そっと見上げると、イルミネーションの色が変わっていた。

「愛してる」

綺麗な夜に1つ、君からの愛を受け取って。

夜月 星那・2日前
星夜に1つ、愛を
刹那、星は空に
綺羅星は遥か輝く
小説
短編小説
星の言ノ葉
流れ星
迷宮
イルミネーション
デート
好き
大好き

これらの作品は
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他に14508作品あります

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僕の目には確かに映っていた。

けれど、世界にとっては

数センチも満たない綻びだった。






















#彼女は不透明だった
















『問題です。
書かれている文字を暗記してください』


記憶
 ̄ ̄ ̄

『覚えられましたか
いつかこの文字があなたの役に立つでしょう』


机の上に置かれたメモ用紙に
そう書かれていた。

そして、メモ用紙の下に
一冊の本が置いてあった。

恐る恐る開いてみたが、どうやら日記のようなものだ。

しかし、中身は白紙であった。


「誰がこんなバカげたメモを」

と、そう思った

だがどうしてか『探せ』そう言われたみたいで
誰が残したかも分からないメモ用紙を持って
この日記とメモの持ち主を探すことにした。


なぜなら、宛があったのだ。

昨晩友人たちを家に泊めたのだった

あいつらなら、こういう宝探しのようなクイズを出しかねない。

そう思っていた

しかし、学校に行って彼らを問い詰めても

誰もこの日記とメモを知らないという。


「みんなで僕を騙して面白がってるのか?」


「違うって、ほんとに俺たちは知らないんだ」

そういうばかりであった。

じゃあこれは一体誰が?

すると、


「あ、その日記帳私知ってるかも」

近くにいたクラスの女子がそう言った。


「本当?」


「うん、でも確かそれって……」



聞いたところによると、

1つ下の後輩の女の子の日記だそうだ。

その子はとても人気者で

いつでも笑っていたという。

だが、ある日を境に学校には来なくなった。

彼女の近しい友人が少し原因を知っていると

そう言っていた。


その日はその話だけを聞いて

普通に授業を受けて帰った。


少し気になって
何も書かれていないとは知っていたが
どこかのページに何かあるのではと
日記をペラペラめくり始めた。

数ページほどめくったとき、
白紙だったはずの日記に文字が浮かびあがってきた。


2020/12/17

私は学校に行くのを辞めた。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
理由は何個かあるけど、
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
バイトを始めたかった
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
でも夢はまだ諦めてない。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

そう書いてあった。

不思議なことに今日僕が聞いた話と

同じことが書かれてあった。

奇妙に思ったがそれ以上に好奇心が強かった。







この日から始まった。

“彼女”を探す日々が__





本当に魔法のようだった。

彼女について知る度

日記はどんどん埋まっていった。



2020/09/14

貰ったお小遣いで日記を買った。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今日は私の誕生日だ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
祝う人がいないから、これは
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ささやかな私へのプレゼント
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



2021/10/01

今日も笑ってしまった。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今日の私は失敗だ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
当たり障りなく平凡にいたい
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
存在が確かにあるだけでいい
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


すると、ある1ページが目に止まった。


2020/11/23

今日も先輩と一緒に帰った
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
本当に好きだ。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
先輩の声を聞けて幸せ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
私だけが知っている話も
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
私にしか話さなかった話が
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
あるというだけで嬉しい
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


確かに僕は彼女を知らないはずだった。

だけど、


「…これは、俺のことだ」


なぜかそう確信できた。

彼女とはどこかであったのだろうか

いいやそんなはずはない。

出会うような場面が一体あったか。


なら、この確信はなんだ

疑問と結論の無限ループだった


埒が明かなかったので、とりあえずは寝ることにした。

次の日学校に行って、友人たちに尋ねてみた


「僕に後輩の女の子を紹介したことある?」


「は?」

友人たちは何を言ってるんだという風に僕を見た。

「寧ろ俺たちが紹介された側だわ」


「え?」

僕が紹介した?

そもそも出会いすらないのに…


「お前の彼女って紹介してきたじゃんか」



その日僕は朝から少し熱っぽかったんだ。



フラッ「かの…じ、ょ」

僕に彼女がいたという事実と衝撃は


「え、あ、おい!!」

「大丈夫か!?」


僕の回らない頭を撃ち抜いて止まった。














『…きて…ぉ、きて…起きて!』

ハッと、その高い声に目が覚めた


ここは?

『もー部活中に寝ちゃダメですよ!』

ああ、ごめん

『大会前なんですからね!部長!』

うん。あれ、君は?

『え、ひどい。自分の彼女じゃないですか!』

えっ

『まだ寝ぼけてますかー?』

いや、そんなことは


彼女…

彼女…?


部活帰りに一緒にコンビニに寄ったり

二人で旅行をしたり

そんな思い出がひしひしと何処からか湧いてきた。





そして場面が切り替わり、




『先輩…もう死にたい、いい?』

ダメだよ

『辛いよ。お母さんは私を見てくれないし。お兄ちゃんは私を殴るし。お父さんは…』

分かってる。だけど、君がいないと僕は

『口だけでしょう?』

違うよ。本当に好きだから

『だったら助けてよ…』

ごめん…



そうだ、彼女は家庭が複雑だった。

けれど相談できるような人はいなかった

そんな中僕だけには全てを話してくれた





だけど僕は…


『ねぇ、先輩にとって私は必要なのかな?』

大切な人だよ

『そっか。でも、』

でも?

『自分にとって大事でも、世界にとってもそうだとは限らないでしょう?』

そりゃあ、そうだけど

『私は先輩にとって大切な存在ならそれでいいんだ、だから甘えてもいい?』

うん、いいよ

『撫でてください』

分かった。

『ねぇ私頑張ったでしょう』

うん。

『だから』

もう、いいよ

『…ありがとう』


きっと最後の会話だった。


その年彼女はいなくなった

背中を押したから僕が。





「…い、お…ぃ、おーい」

誰かがまた僕を呼んでいる。


「起きろーーー」


「…るさい」


「あ、起きた」


「なんだよ」


「ぶっ倒れたからびっくりしたぞ!」


「…ああ、そうか」

夢、だったのか

いや“記憶”だったんだ全て。


そしてこの記憶が一体誰のものか


「そうか、ってなんだよ。心配してたのにー」


「ごめん、早退すると伝えて欲しい」


「んー…おーけ。お大事にな!」


「ありがとう」



きっと、みんな触れなかっただけだった

僕が何を探していて

なぜ、探していたのか。

みんな本当は知っていたんだ。




日記をペラリとめくった。

最後のページにはちゃんと

最後の記憶が刻まれていた



2020/12/31

この日記はここで終わる
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
もし気が向いたら何度か読み返して欲しい
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
先輩が私を忘れてしまった時のために
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
私はこれを書いていくの。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
なくしてしまっても欠片があれば
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
きっとまた思い出せる。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
何度忘れても許すから、何度も思い出して
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



彼女は生きていたかったのだ。

彼女の存在を否定した世界ではなく

彼女を忘れてしまう僕の世界で。


だから選んだ

必ず思いだせるように


日記の中にはいつも隣に僕がいた。

この日記は僕の記憶だった。





ふと思い出してメモを取り出した。

すると、メモの文字が変わっていた



『一過性全健忘』



そうか、これが答えだったのだ





































名前を知っているだけの

他人にとって彼女は半透明で



時折忘れてしまう

僕にとって彼女は不透明だった。

︎︎玄島 燕_・13時間前
彼女は不透明だった
迷宮
小説
ポエム
創作
良ければ感想ください

大好きなRADWIMPSさんの

有心論の小説版を

12月に投稿します。

それまでは低浮上気味御了承ください

尚、有心論は15年前の楽曲ですが

とても素敵な曲なので

宜しければご視聴してみてください。

花園.・3日前
RADWIMPS
有心論
小説

単純に思うだろうか。君が行く道を迷わないように、僕はここに居る、と言ったら。




「あの星はとても綺麗ね」

君は先の見えない闇が支配する空に、たった一つの星を見た。

「もし私が死んでしまったら、きっとあの星を目印に空へ昇るわ」

すぅ、と吸い込まれた息は君から吐き出されることなく順応していく。

「見守ってる、なんて馬鹿な約束だと思わない?」

くるりと背を向けた君が、息を吐いていることに少し、安堵する。

「もう、会えなくなってしまうのに」


見えない距離がもどかしい。


「あなたが居ない夜は、花の咲かない森のようよ」


一人、呟く君の言葉が堕ちてしまうことが、悔しい。



涙を流す君の目をどうして見つめてあげられないのだろう。





あぁ…、どうか



君だけは、迷い惑うことがありませんよう。



















拝啓 神様

死んでしまったら星になる、

なんて

一体誰が言い出したのでしょう。

              敬具

琉・2021-11-24
僕だけの為に
ポエム
流れ星
小説
頂いたポエムで思いつきましたドヤ
拝啓、神様
初めまして!

僕の願いは永遠に変わらない。
そして、
絶対に叶わない。

それなら、流れ星なんて
探しても無意味なのに、
無意味だって、分かってるのに

探してしまうのは、

君ともう一度会いたいと
望んでしまうから。

ねぇ、そっちは楽しいですか?
君の居ない地上は面白いくらい
楽しくないよ。

ねぇ、そっちからは
こっちが見えているんですか?
もし、見えているのなら、
僕を叱ってください。
あの頃と変わらず
僕の背中を叩いてください。

君の怒った顔も泣いてる顔も
1番見ていたのは僕だったのに
君のSOSには気づかない、なんて、
皮肉にも程があるよ?

ねぇ?僕は君が居ないと
生きていけないみたい。
もう、何年も経ってるのに
君を思い出して泣いてるの。

僕の願いはただ1つ
___君ともう一度人生を歩みたい。

結命@睡眠ラブ・2021-11-23
流れ星
フィクション
小説
と読んでいいのか、?

〈霞んだ青春〉 2


こちら佐倉。

今年の青春の風が吹き荒れています。

出来るだけ気をつけましょう。


台風のように現れて

ずっとそこに上陸したままで...

ふざけてやがる...


教室のざわつきが

一つの音によって静まり返る


ガラガラガラ


「はい、おはようございますと、

えー 二年二組の担任です、はい。

担当教科は国語 名前は神崎

今年一年面倒事はおこさないように

じゃあ クラス委員やら

勝手に決めとけ 決まったら職員室の

俺の机に置いといてくれ

何かあったら隣のクラスに

助けを求めとけ よろしく頼んだぞ」


皆ポカンとして

去っていった。

これこそ本当の台風か...


トントン


「うるせぇ」

「まだ 話してないんすけど...」

「つーかさ 隣の席の子!」

「あ?」


隣の席...?

あぁ 小林さんか


「小林さんだろ?どうした?」

「は?え?佐倉知らねぇの?」

「何がだ?」

「えぇ...小林さんな

学年一可愛いって言われてんだぜ」

「へー」

「興味なすぎだろ!」

「いや あるよ」

「嘘だな」

「本当だよ」


まぁ 確かに

小林さんが美人というのは

風の噂でちょくちょく

聞いていた

俺は前髪が長いから

あんまり顔は見てなかったが...

よく見てみると

目鼻立ちハッキリしていて

仕草も女の子っぽくて

かわいいと思った


「はぁぁ 癒されるわぁぁ」

「おぉ そうだな」

「あっ これから

学級委員決めるみたいだぞ」

「だる...」


そんなこんなで

学級委員が決まった

めんどい役割につかなくてよかった


んで

担任曰く

各自解散だそうで

明日から始まる部活の準備やら

新学期にやらかした連中やら

皆忙しなそうに、

廊下を歩いていた。


何もすることねぇし

帰っかな


「ばぁ」

「は?」

「すいません

シンプルに殺意を向けないで...」

「んだよ、佐藤かよ。」

「へっ 悪かったな!」

「...要件は」

「一緒に帰ろうぜ」

「無理」

「ねぇ 考えた?」

「考える必要がなかった」

「わお 辛辣」

「てか お前部活の準備は?」

「特にないよ」

「へー...暇そうな部活だな」

「佐倉も入ろうぜぇー」

「却下」

「ひでぇー」


他愛のない会話をしながら

歩き始める


一つ気付いたことがある

それは...


「おぉー佐藤じゃん」

「うぇーーいw」

「うぇぇーい」

「ぎゃはははww」


人脈がえぐいことだ

こいつは俗に言う"陽キャ"

の部類に分類されるんだろうな


「えぐいな」

「なにがー?」

「いや...」


外に出て自転車を

男二人で桜並木の坂道を下る


「青春みたいだなぁ」

「...そうだな」

「おっ? 否定しないんだな」

「事実だからな」


桜の所々が

葉桜になりかけてる

なんとなくそんな事を

思いながら扱いでいた


「佐倉ー 前髪切ろうぜ」

「やだ」

「ジャンケン!

ジャンケンで決めようぜ!」

「はぁ...」


なんかここでやんなかったら

負けみたいな感じがするから

やってみるかぁ......


「やったぁぁぁぁ」

「くそ...くそが...」

「早速俺ん家行こう

今日誰もいねぇから」

「やっぱなかったことに...?」

「そりゃダメですぜ佐倉さん」


俺の家の隣が

佐藤の祖母の家で

そんなこんなで腐れ縁


用意周到で

新聞紙と髪切りセットを

持ってきやがった


「よっし

チョキチョキいくぜ」

「失敗したら 殺るぞ」

「うっ...うっす」


暗い視界から

一気に明るい視界に変わった


「お前さ」

「いや、これは、

これから整えっから、」

「おう」


チョキチョキと

案外器用なんだなぁと

こりゃモテるわな


「よっしおーけー」


隣に置いてあった鏡を開いて

俺に見せてきた


「どうよ?どうよどうよ?」


...何とも言えない上手さだった


「...いいな」

「よっしゃぁぁい」

「スッキリした」

「そりゃ よかった」

「ありがとな」

「いいってな」


笑顔で何でもこなす

尽くしたくなるようなその顔

ここ数年でかなり変わったな


「マスク、外さないん?」

「......外す」

「えっ?いいのか?」

「もうどうでもよくなった」

「そ、、そうか」


もうスッキリして

なんかどうでもよくなった


「じゃ 髪切ったし

この辺でお暇するわ」

「えっ?遊ばないのか...?」

「遊ばねぇよ」

「ええええぇーー」

「また明日な」

「おーけー」


...歩いて一分もかかんないけどな


「ただいま」

「おかえりぃ しゅんちゃん」

「ただいま ばぁちゃん」

「あらまっ、

前髪どぉしたのぉ?」

「あ、あぁ、

さとう、、ゆうに...」

「ゆうちゃん!

今度お家に連れておいでぇ」

「う...うん」

「かっこいいねぇ」

「そっ、そうかな?」

「うん、かっこいいよぉ」

「ありがとう」


俺は訳あって

祖母と二人暮し

父も母も全国各地で仕事で

俺が幼い頃から

忙しそうにしてたからな...


そんなこんなで

なんとなく始まった新学期

楽しく元気にやりましょうかね


一通の手紙と

一枚の桜の花弁を添えて

ポストに入れた


〈ー終ー〉 2

穹透・3日前
霞んだ青春
小説
だいぶ時間が経ってるんでタグからとんでくだせぇ
日常系
長編小説
BLになりそうでならない小説

一口小説 僕の素敵な天使様

寒い中待たせてごめんね…
何度も頭の中で練習する。
そんな人居ないのに。

今夜も夜風に吹かれる。
素敵な格好をしたカップル達
町並みのイルミネーションと同化して
まるで芸術の様だ

僕はそんな中一人悲しく帰る。
手に入る温もりはホッカイロの温もり

仕事を終えて部屋に戻る。
ただ散らかった部屋
今日もお湯を沸かしてカップルヌードル

スマホで今日のニュースを見ながら
早めに寝る。

そんな毎日

時々夢に見る、過去好きだった人の妄想
いちゃいちゃして手をつないで
色んな所へ…沢山の思い出

目を覚まして、夢と気づく

満員の電車に揺られ、
仕事して残業して…
特に仕事仲間と飲む事も無く

今日もただただ帰る

意味の無い毎日

生きてる意味すらあやふやで

未来に希望も無い…

そんな事を思ってたある日

君と出会った

まるで空から舞い降りた天使
一目惚れってあるんだ…
そんな事を思ってた。

君は
僕の人生を全て変えてくれた
あの日困ってた君に勇気だして
助けて
まさかこんな風に幸せな日々が

来るなんて…だから

僕はこの人と共に居たいと思った

この素敵な聖夜に君に…
素敵なプレゼント
僕と結婚して下さい。


終わり

ひまたん(。>ω<)丿・2021-11-28
あなたと共にこの聖夜を
タグお借りしました
一口
小説
何故
書いたか
迷宮
入り
ポエム
好きな人

新しい小説書くんですけど

いい名前が思い浮かばないんで募集します



・陽希の苗字
・中性的な女の子の名前
・⬆の子の彼氏()
・友達2人
・いじめてる女の子 3人
・紅葉の苗字

お願いします*_ _)

姫宮 麻凜 質問募集中・2021-11-25
名前募集
小説
登場人物の名前募集
お願いします

言葉にならない傷を抱えて




























辛い。苦しい。

助けを求めたってみんな見て見ぬふり。

僕はいつからか心の底から笑えなくなった。

うそ笑いばかりで。

嫌って思う事があればすぐ切る。

痛いって何。
悲しいって何。

どうやったら楽に空へいける?

空に飛び込みたい。

なんで僕は生きてるのかな。

誰も必要としてくれない。

ウザイんだったら早く殺してよ。

なんでいじめるの。

なんで傷つけるの。


















そっか。僕を使って遊びたいんだね。

僕は"おもちゃ"なのか。

『早く死にたいです。
神様。お願いです。
僕を殺してください』

姫宮 麻凜 質問募集中・19時間前
オリジナル小説
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私は性格の良い自分より
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変、?…そうかも

秘密さんね。・2日前
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小説書いてみました!
感想ください!



















大好きな彼へ





























高校1年半ば、彼桜田春斗が転校してきた









私は彼に一目惚れした












席は私の隣が空いていたので隣になった












今までは隣は居なくていいと思っていたけど
隣に誰かがいるのはいいなと思った














『隣よろしくな!名前聞いてもいいか?』













『よ、よろしくね。えっと桜田鈴菜です』














『鈴菜か!って名字同じだな!』














『うん。そうだね』














『名字同じ同士仲良くしような!』













『うん…』















私は仲良くできるとは思えなかった
















私は人と関わるのが得意ではない














ましてや男の子とはもっと関わりにくい















だけど彼はこんな私にも沢山話しかけてくれた















とても嬉しかった















そして彼とだんだん仲良くなり















お互い名前で呼び合うようになった
















そんなある日











春斗君から告白された























『俺鈴菜が好きだ 付き合ってください!』





















とても嬉しかった。答えは





















『はい!お願いします!』


















こうして彼と付き合い始めた


















春斗君と付き合って色んなことをして色んな所にいった



















こんな時間が永遠に続けばいいのに…






















だが、そんな願いは突然消された





















春斗君と付き合って3ヶ月





















私は頭が痛かったため病院にいった






















検査結果は『脳腫瘍です』



















私は頭が真っ白になった





















『あの、娘は治るんでしょうか…』




















『今の状態ではまだなんとも…』




















もしかしたら治らないかもしれない…





















私はそのあとどうやって家に帰ったか覚えていない





















入院は3日後




















―私もしかしたら死んじゃうかもしれない…



















それなのに…春斗君と付き合ってていいのかな…



















ぐるぐる悩んで出した結果は




















『春斗君、私他に好きな人が出来たの…だから別れよう』




















嘘をついた


















『なんでだよ、誰だよ好きな奴って!』




















『俺は鈴菜が好きだ!大好きだ!だから…!だから…!!』




















『どこにも行くなよ…』
























春斗君の目から涙が溢れた



















このままここに居たら泣いてしまうと思い



















『ごめんね…』




















そう言ってその場を立ち去った






















私は家に帰り泣き崩れた




















次の日私は入院のための荷物を用意し病院に向かう




















車に乗ろうとしたとき…

















『鈴菜!!!』



















えっ?





















春斗…君…?





















『どうして…ここに』





















『お母さんから聞いて』













いつの間に…























『脳腫瘍なんだって』




















『なんでそんな大事なこといってくれなかったんだよ!』






















春斗君の目は潤んでいた




















『好きな奴が出来たなんて嘘ついて…』



















『だって私治らないかもしれないんだよ』



















私の視界が揺らいだ



















『それでも俺は鈴菜の側にいたい』


















『本当に…いいの…?』
















『うん』














『ごめん…ね…嘘ついて…』

















『いいよ これからも一緒にいような!』















『うん!』



















それから春斗君は毎日お見舞いに来てくれた





















『最近調子どう?』













『いい感じだよ!抗がん剤のおかげかな?』



















私は抗がん剤治療を受けている




















副作用で髪の毛は抜け落ちている














それでも彼は『可愛いよ』と言ってくれる


















『それじゃ、また明日な!』










『うん!またね』















いつも帰るときは“また明日”と言ってくれる


















それはいつも私の支えになっている

























入院して8ヶ月
























たまたま母と担当医が話してることが聞こえた





















『抗がん剤があまり効いていません。娘さんはあと半年くらいかと…』





















母は泣き崩れていた



















抗がん剤が効いていなかった…




















あと半年





















それを聞いてしまった私は眠れなかった





















次の日も春斗君はお見舞いに来てくれた





















『よっ!調子どうだ…って顔色悪いけど大丈夫か!!』




















『うん!大丈夫!』




















『そうか…なんかあったら言えよ』


















『うん!ありがとう』




















ねぇ春斗君



















私ねあと半年しか生きられないかもしれないんだよ…




















もっと春斗君と色んな所行きたかったな




















もっと春斗君と学校行きたかったな



















もっと春斗君と…





















やりたいことは沢山あるのに





















できないことの方が多い…


















すごく悔しい…



















あの話を聞いてから2ヶ月





















『鈴菜!お前また…』



















『また、隠し事して…』




















あぁ私はまた彼を泣かせてしまった




















『ごめんね、言わなくて』



















『なんでいってくれなかったんだよ!』




















『春斗君を悲しませたくなかったから…』




















『なんでだよ…』




















私はあと何回彼を悲しませてしまうんだろう



















こんなことならやっぱり…


















『春斗君、やっぱりわかれ…』























『俺は絶対に別れないからな…!』




















なんで…どうしてそこまで…




















すると彼が



















『病めるときも健やかなるときも共に生きると誓います』




















そう言ってとても綺麗なペアリングを私の指に

はめてきた



















『えっ…これ…』




















『鈴菜は?』




















私…私は…




















『私も病めるときも健やかなるときも共に生きると…誓います…!』




















彼からの2回目の告白とても嬉しいと思った反面























本当にこれで良かったのかと不安もあった




















告白から3日後1日だけ外出許可をもらった




















その日は海に行った



















久しぶりに出た外はとても眩しかった





















海はとても綺麗でとても楽しかった





















そして1日が終わる



















あぁこれで外に出られるのは最後か…




















『また来ような!』



















彼がそういった



















“また”



















『うん!また来ようね!』




















そう言って病院に戻った






















海に行ってから1年





















私の体調は悪くなるばかり





















そしてついにそのときが来た






















『…菜、鈴菜!』















『あれ、春斗君…』




















彼の目はまた赤く腫れていた




















あぁ彼をまた…




















『春斗君…』


















『どうした?鈴菜』





















『………大好きだよ』



















『うん…俺も大好きだよ』



















また泣かせてしまうね



















でもこれできっと最後だから…




















『春斗君…笑って』




















『わかった、笑うよ』




















そう言って彼は笑ってくれた























いつまでも笑顔でいてね





















大好きです























愛してます
































end

ないものねだり・2021-11-27
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白い野ウサギが走る草原の先







深い森を抜けると








そこには大きな洋館が








風が吹く
木々がザワザワと会話をし始める






「よくお越しくださいました」






何故私はここに来たのだろう





ああ、疲れたのだ




人生に、
ぐちゃぐちゃした人間関係に




私はことごとく疲れて





逃げたのだ






逃げた先に孤児院があった





私と同じ
だけど全く違う子供たち







「ここではあなたの時間を

あなたが自由に使える場所。

他のヒトに盗まれない、

あなたの人生を生きていい場所」




あたたかい珈琲の匂い





庭からは子供たちの笑い声がする






今日からここで暮らすのだ








何処にでもあり、
何処にもない場所へ









あなたも疲れたならここに









ここに逃げて









あなたの人生を
見つめ直しましょう






ここではみんながあなたの味方






どうぞ、ごゆっくり

_RaTe_孤児院の記録者・2021-11-28
🌿孤児院の記録🌿
小説
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創作















『ねぇ、もっと注いでよ』

















































彼女とは同棲三ヶ月目





同棲とはいっても、





お互い仕事だなんだ忙しくて、





なかなか2人でゆっくり過ごせる時間ってない





久々にのんびり迎えた休日の朝、





朝食を並べて彼女と向き合って座る







「あ、ミルク。」






彼女がそう言って冷蔵庫から取り出した牛乳を、





カウンター越しに手渡してきたので紅茶に注いであげた





椅子に座った彼女は





ついでに持ってきたマシュマロを紅茶の上に泳がせる





トーストの上にバターもちょうどいい溶け具合



















「‥ねぇ、もっと注いでよ。」


















手を合わせようとすると、





むすっとした彼女の声にかき消される











「え。」









ミルクの量が少なかったのかもしれない





しょうがない、注いであげるか





机の端に追いやられた牛乳を手に取る






ふいに彼女が身を乗り出してきて日が遮られた




牛乳を注ごうとしていた手が止まるのと同時に







半開きの口がふさがれる






寝起きで整理がつかない視界に





またちゃんと座り直した彼女が





頬杖をつきながらニヤけているのが映った






























「違う。君の愛だよ。」

霧霞 燈夜・2021-11-25
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