天空@・2018-12-15
ミカンセイの影
幼き記憶
君
君が大切でした。
幼き頃の君が。
今はもう変わってしまった
君のことが大好きでした。
僕の隣に
いてくれた
大好きな君は
気付いた時は
もう、いなかった。
僕は一生、
君と出会うまでの
あの数分を恨み続ける。
君の隣で笑っていた日々。
いつも2人だった。
どんな時も手を繋いでいた。
何があっても守ってくれた。
喜びも、
怒りも、
哀しみも、
楽しさも、
いつだって2人で半分こ。
まさに、2人で1つ。
でも、これは
ずっと昔の話。
この物語は
僕らの幼い頃の記憶として
儚く夢として忘れ去られた。
❁
キミは太陽。
ボクは月。
キミは皆を照らし
称えられ慕われ
愛される。
ボクは一日中 顔を
出していても
誰も見てくれない。
僕らは、ずっと
お互いを支えてきた。
僕を照らしてくれたのは
いつも、君だった。
君がいない時、代わりに
セカイを照らしたのは僕だった。
でも、僕らは
お互い想いあっていても
追いつけはしなかった。
君が僕を
追いかけてきても
隣にまでは来てくれなくて
僕が君の
背中に触れようとしても
君は遠ざかるばかり。
そして、いつしか
僕らはお互いを
追いかけるのをやめた。
理解したのだ、僕らは。
いくら俺(太陽)が
君(月)を照らしても
振り返ってはくれない。
いくら僕(月)が
君(太陽)の背中を追いかけても
追いつける日は来ないこと。
だから、諦めた。
自分は自分。
相手など関係ないと。
そして、変わってしまった。
お互いがお互いを
嫌いあった。
これが、
キミ(太陽)とボク(月)の
物語(人生)だ。
❀
言葉は乱暴だけど心はキレイな色してる
「この胸に空いた穴が今
あなたを確かめる
ただ一つの証明」
もうあなたと離れて数年が経ち、
心に空いた穴のような
違和感でしかあなたが
いたことを証明できない。
もう姿形も声も
忘れてしまったのに、
未だに再会を望む。
こんな私がいることを
あなたが知れば、
あなたは笑うだろうか。
(幼き日の友人へ)
「タンポポの唄」
息を吹き
綿毛飛び散り
空の下
遠く翔べよと
心弾ませる
清く、幼き思いかな。