#思いの先は君一人

何度恋に落ちても


何度愛を知っても


結局君に戻ってきてしまうの

話すことも

手を繋ぐことも

抱き締めることも出来ない


それでも好きだった

君以外映らなかったの

一度好きになった人だもの


全て嫌いになんて


なれるはずないでしょう

報われなくてもいいって

初めて思えた恋でした


ただ、報われたら

どれだけ幸せだろうと

思えた恋でした

嫌でも辿ってしまうよ


至る所で君の想い出を


こんな惨めになるくらいなら

いっそ忘れたいくらいだよ

手放せば楽になれるのに

それでも手放せないのは

まだ大事だと思っている証拠

知ってたの


私には君しかいないこと


君にはあの子しかいないこと

君からの愛ならば


どんな形でも嬉しかったのよ

好きな人がいました


声が聞けたら嬉しくて

あの無邪気な笑顔が愛おしくて

隣を歩くのが幸せだった

そんな普通の恋でした

"この恋は叶わない"



"この想いが届くことはない"




そんなこと分かってるけど

溢れ出るこの想いを捨てる場所が

未だ見つからないままなんです

好きな人がいました


"君じゃなきゃ駄目"なんてことは

無いんだろうけど

"君じゃなきゃ嫌"だったんだから

もうどうしようもない

君の真後ろの席


「 振り向けっ 」


なんて必死に願ったりして

私が恋に落ちたのは


イケメン俳優でもなく

学校のヒーローでもなく


世界一笑顔の似合う男の子でした

"知ってたよ"

私の事なんて眼中にないこと


"知って欲しかったな"

君を大好きな人が近くにいたこと


"知らないままでいてね"

ずっと君だけを好きでいたこと

無意識に距離が近くなる

無意識に可愛いって言っちゃう

無意識に恋に堕としちゃう


『"無意識"』ってとこが君の悪いとこ