#ないものねだり

「空を飛びたい」人は言う

「飛び疲れたよ」鳥は鳴く

ねぇサンタさん教えて

幸せってなんだと思う

結局さ僕の「死にたい」は

ないものねだりにすぎなくて

僕ら人間は

得ることから始まり

失うことで終わる


何も持ってないことを

嘆かなくてもいい


何も失わないなんて

無敵だと思わないかい？

何も言わずに見つめながら

君は 悲しそうな顔をしてさ

手を繋がられた時は驚いて

初めての温もりを見つけたよ

"なんで教えてくれないの"

"どうせ私よりいいんでしょ"

そんなことを言う君に

前から一線引いてるよ

孤独な鳥は鳴いた

「独りはもう嫌なんだ」と

公園で私は泣いた

「もう独りになりたい」と

心も身体も何もかも

壊れてしまうくらいなら

誰にも気にされず

さあ、生死を彷徨うか

友達とか彼氏はほしいけど

傷ついて裏切られて離れていかれるのを

もぅ、何度も経験すると

私のメンタルと体調が悪化するから

簡単には作れないし、信じられないのは

きっと他人より私自身の

戦いなんだと思う。

もぅ、傷つくのは今世は

母だけの問題だけで

お腹いっぱいだよ

満天の宇宙を見上げたら

笑ってるように見えたから

君に会いたくなったんだよ

好かれる子になりたい、

絶対幸せなんだもん

君の全てを愛し

君の愛に溺れて

君の心に酔うの

君と想い出を振り返る

私の心を埋めるように

この真っ白のノートに


えんぴつの心地よい音

君の寝息も心地よい音

桜の花はとても弱くて脆くて
一度の雨で、一晩の風で散っていく

すぐに茂る若い緑に
光の透けるほど柔らかい緑に
力強さを感じた

人が桜に惹かれる理由は

あの儚さなのだろうか
この強さなのだろうか

実像もいいけど虚像もいいね

光と影がさ君を包み込むから