#愛していました

｢雨音が響いていますね｣

呟いた声が君に届くことは無いのに＿

今でも思い出します。

彼女はとっても、

優しくて、元気だけど、ちょっぴり天然なところがすごく可愛かった。

どれだけ彼女の言葉で助けられたか、

どれだけこんなにも大切な人を守りたいって初めて思ったか、

彼女は沢山のことを教えてくれました。

そんな彼女ももう居ません。

でも彼女の幸せが1番だから。

どれだけ好きだろうが、

俺といたら不幸になってしまうから。

きっと幸せにはなれないだろうから。

これを見たあの人はこう言うだろうな。

『そんなことないよ。幸せだったよ』

俺の方が何倍も幸せだったよ。

ありがとう。

こんなメッセージもう届かない。

そう思うと少し悲しい。

でもこれでよかったんだ。

大好きな君のためなら。

全力で応援するから。


俺の彼女になってくれてありがとう。

大好きでした。

そしてまたね。

この世に存在する言葉じゃ表せないくらい


貴方が、大切で愛おしくて。




願うのならば、誰か嘘だと言ってください。

私にとっての運命の人は
貴方だったけど、

貴方にとっての運命の人は
私じゃなかったみたい。

嗚呼、そんな顔されたら飛べないな

早くお逃げなさい
俺の中にいる俺が
貴方を涙で濡らしてしまう前に

ある日、目覚めると真っ白な部屋にいた。

幻太郎「……ここは一体…？」
帝統「……んっ…」
幻太郎「！…帝統！」
帝統「幻太郎！……ってここ何処だ？！」
ｻﾞｻﾞｯ…………
？「夢野幻太郎先生〜♪有栖川帝統くーん気が付きましたか〜？」
幻太郎「…誰です？こんな悪趣味な。」
帝統「本当だぜ！早く出てこい！」
ｻﾞｻﾞｯ…………
？「嫌だね〜君たちには実験に付き合って貰うんだからね！」
帝統「タチ悪ぃな！」
幻太郎「そうですね帝統。……実験とは？何です？」
ｻﾞｻﾞｯ…………
？「流石夢野先生!!!!こんな時でも冷静ですね笑」
幻太郎「……！……実験とは…まさか…これでは無いですよね…小説じゃないんですよ！」
帝統「……どちらかが死ぬ迄出られない部屋？」
ｻﾞｻﾞｯ…………
「そうそう！説明しなくても大丈夫そうだから早く決めてね！」
帝統「ざけんな！人の命なんだと思ってんだよ!!!!」
幻太郎「……！」
帝統「…幻太郎…？」
幻太郎「……何です？帝統。」
帝統「いや……」

ー幻太郎sideー
おそらく帝統は気づいていない。
めくれている部分は小生だけが見えているようだ。
……ここは帝統に生きて貰おう。

ー帝統sideー
幻太郎…よし、ここは借りを返す為に俺が死のう。





省略





帝統「……幻太郎。なんなら心中なんてどうだ？」
幻太郎「いいですね……そうしましょうか。」
帝統「3つ数えるからな。」
幻太郎「はい。」
帝統「ありがとう。幻太郎…3、2、い、」
幻太郎「愛していましたよ。先に死ぬのを許してください。これが小生の帝統に吐く最後の嘘です。」
ﾄﾞｻｯ……
帝統「幻太郎…？幻太郎！？」
幻太郎「………………」
帝統「嘘だろ？！なぁ、いつもの嘘だよな？なぁ！」
幻太郎「………………」
ｻﾞｻﾞｯ…………
？「おめでとう！帝統くん！これで出られるよ♪夢野先生連れて帰ってね！」
帝統「ふざけんな!!!!てめぇ出てこい！幻太郎に謝れ!!!!クソ野郎!!!!」
ｻﾞｻﾞｯ…………
「うるさいな。お前も死ねば会えるぞ〜？喧嘩を売らないで帰った方がいいですよ？笑」
帝統「ふざけんな……いい加減にしやがれっ！………………幻太郎…愛してるからな。ごめん今まで気づいてたのに知らん顔してさ。」
そして俺はマイクを起動させた。
怒りに任せてスピーカー越しにこのくだらない奴を黙らせると……気を失いかけた俺はこんな声を聞いた。

___愛していましたよ。帝統。ありがとうございました。なんて……小生らしくないですね。
そんな声が聞こえた気がした……幻太郎……そっちに行くまで……待っててくれよ…？
そして俺は意識を手放した……………………

心から愛していた人がいますか

これまでの人生で
片時も離れたくないと
思ったひとがいますか

この人のためならなんでもできる
と思った人がいますか

恋していましたか

あなたは素晴らしい人です
きっと次はとてもいい恋が
あなたを幸せにします
でも、
やっぱり思ってしまうものですよね
愛していたんですから

愛していました。
私に幸せの時間を
ありがとう
幸せになってください

貴方のことを思い出す
別れた瞬間を
その日は雨が降っていた
だからこれはきっと雨のせい
今でも雨音が響いていますね

私の彼女は二股をしていた。
…いや…浮気かな…。


本命の相手と付き合っている中。
私とも付き合い始めたらしい。


つまり、
本命:遊び相手＝本当の彼女:私
だったようだ。






本命の子とワケあってTwitterのDM
で話している時だった。


｢ねぇ、〇〇くん(彼女の名前)に
秘密にしてくれるなら、1個話して
もいい？｣


｢秘密は守る！約束する！｣


｢よし！言うよ！…私ね、
〇〇くんと付き合ってるの！｣







正直その言葉にあまり驚かなかった…。


私がこの事実を知る前。
3人でゲームしてる時だった。


彼女は私に全然話しかけなかった。


本命の子と夢中に話していた。
まるで私は空気だった…あの時…。


正直その日は


｢そんなにその子を可愛い言うなら
その子と付き合ったらいいじゃん…｣


そう思った…。それと同時に…


｢そんなに好き好き言って、
仲が良いなんて…もしかして2人はもう
付き合ってたり…？｣


そう感じていた。






勘は的中していた。


本命の子と彼女は2年前から
付き合っていた。


その日は本命の子から彼女の
惚れ気話を2・3個聞いた。


もちろん私は、
私と彼女は5ヶ月前から付き合っている。
そのことを隠した。







必死に隠して、私は、
私と彼女はゲームで知り合った
｢ただの友達｣というフリをした。






ただただ苦しかった…。


大好きなのに友達のフリをしなければ
いけないこと…


彼女は二股…浮気をしていたこと…


私は遊び相手だったということ…


彼女の性に使われていたこと…


彼女の裏の顔を知ってしまったこと…


憧れていた彼女が遠のいたこと…






でも、今日考えてみたんだ。
私と彼女は元はネッ友だ。


私は信じきってしまっていたんだ…


今までの人生で初めての告白を
もらって嬉しかった…


舞い上がっていたんだ…


ネッ友ということを忘れて……。







そう考えたら、
全て私が悪いような気がしてきた。






ネッ友ということを忘れて
貴女を過度に信じてしまったこと。


過度に貴女を知ろうとしたこと。


過度に貴女を心配してしまったこと。


過度に貴女を愛してしまったこと。






付き合い始めて2ヶ月たった頃に、
彼女は、
｢全てが嘘だったら…どうする？｣
そう言ってきたことがあった。


私は
｢嘘でも恨むことはできない｣
そう答えた。


今考えてみれば｢全てが嘘｣というのは
｢付き合っている｣ということを
含めていたのかもしれない…。







｢本命の子を大事にしろ｣


そう言って今すぐ別れた方が良い
んだろう…


でも彼女は今、肉体的にも精神的にも
崩れかけているところがある。


正直…もし…もし…もし…、
本当に少しでも愛していたのなら


今言うとさすがに彼女が心配だった。
彼女が消えてしまうのではないかと…
この世からすっと……


そんな気がして堪らなかった…。






だから今は。
今はまだ付き合っているフリをする。
本命の子に絶対バレないように…


そして、いつか、
彼女が明るくなれた日が来た時


私は貴女の元から去るよ…。






貴女を信じてしまったこと。


貴女を好きになってしまったこと。


貴女を愛してしまったこと。


貴女との日々を永遠に願ったこと。


貴女との未来を望んだこと。






それは今はまだ捨てない…
少しだけ引きずっていこう。


でも、時が来たら
全て切る。


貴女と本命の子の未来のためだ。






体調に気をつけてください。


無理をしすぎないように気をつけて。


ケンカしてもすぐ仲直りするんだよ。


想いはちゃんと話しなさい。
絶対隠さないの。秘密にしちゃダメ。


お互い心を開きなさい。
じゃないと助け合えないよ。


お互い素直になりなさい。


分かったね？


そして






どうか






お幸せに…

好きでした。

いや…

あなたの事を

愛していました。

なんて…

言えたら今、あの人と

付き合えてたんだろうな…

私は貴方を愛しています

いえ

私は貴方を愛していました

先輩を好きになったのはきっと、

あの人のことを忘れるためだったんだ。


でもやっぱり、どれだけ忘れようとしても

何故か忘れられない。

ただ、抱きしめてくれるだけで
良かったの。
だって私きっとそれだけで貴方のこと好きになれた

私の心にぽっかりと穴が空く。

いつも埋めてくれていたあなたがいない。

どうすれば良いか分からないくらい泣いて、

叫んで、暴れて、それでも穴は広がるばかり。

あなたしか埋められない私の心。

あなたしか立ち入ることが出来ない私の心。

もうあなたのものじゃないのにあなたのものであろうとする。

苦しくて、意識が遠くなる。

もう埋まることの無い心を押さえつけながら私はあなたに別れを告げた。

さようなら、私の心だったあなた＿＿＿